2013年7月13日土曜日

インプロする組織/高尾隆、中原淳

自宅にて『インプロする組織』を読んでいます。この本の2章に組織社会化と過剰適応の問題というものが取り上げられています。ちょっと面白い概念だと思ったので、メモを・・・。

組織に人が外部から参入しようというとき、必ず、組織社会化という問題が起こります。組織社会化とは、組織の目的を達成するために必要とされる知識や価値観、お作法を習得させ組織適応をはかることをさします。いったん、組織に順応した人は、次第に、そこでの仕事のやり方が当たり前のものになっていきます。人はその状況に慣れすぎると段々創造性を失っていき、硬直しだし、変化を拒むようになります。これが過剰適応という問題だそうです。

組織の活性化というのは、どこの会社でも叫ばれているお題目みたいなものですが、組織社会化と過剰適応という現象を考えると、ちょっとやそっとでは組織のなかの個人に揺さぶりをかけて、自分を再構築し活性化してもらうなんていう芸当は至難の業のように感じますね。

ちなみにこの本では、過剰適応の問題を打破するための方法としてインプロが効くのではないか、そういう展開になっています。

本書の第2章ではインプロの特徴が5つあげられています。
1.即興的
2.創造的
3.恊働的
4.脱権力
5.共愉的
以上の5つがその特徴になりますが、ここで面白いのが
これらの特徴をもつインプロという空間は、僕たちの典型的な日常生活を裏返したような空間になっているということ。

単なる非日常ではなく、日常の反転空間だということが、面白いですね。日常に慣れてしまった人間に、日常の日常たるゆえんに新しい視点を持たせるためには、敢えて普段生活している世界の反転世界へ誘うことが学びの可能性を大きく拓くのかもしれません。




1 件のコメント:

gaku さんのコメント...

失礼いたします。Learn from Impro -高尾隆さんのインプロ・ワークショップVol.2ーのご案内です。日時:10/14(月・祝)10:00-16:15。場所:西宮市民会館 (阪神西宮駅「市役所口」改札北へすぐ)。http://p.tl/tYq0