2012年10月24日水曜日

ガニメデの優しい巨人/ジョン・P・ホーガン

〜 2500万年の時を越えてガニメデの優しい巨人は何を思う・・・ 〜


先輩からの紹介をキッカケに読み始め、いっきにハマったSFシリーズ・・・。
僕のSF読書歴のなかで、文句無しのNo1に輝いたのが
先日エントリーした『星を継ぐもの』でした。
これは面白かった、本当に面白かった。読まないなんて勿体ないくらい・・・。

エントリーにも書きましたが、『星を継ぐもの』は
合計4部作の全5冊なんですね、実は。

そして、何気にこの本の感想をわがチームの親分に報告したら
僕が産まれた頃にハードカバーの初版本で読んでいたとのこと(爆)。
それでもって、「このシリーズは全部面白いが、俺が普段言ってることを
理解しようと思うなら、はやく『内なる宇宙』まで読め!
あれはメチャクチャ面白い!!!」と力説する始末(笑)。

素直に信じる謙虚な僕は、他の本の優先度を下げ、本屋に行って
残りのシリーズをまとめて購入し、早速、第二部を読み終えた次第です。
300頁くらいの内容なので、前作同様2時間少々で速攻読み終えました。


そして今、言いようの無い余韻に浸っている次第です・・・。
ダンチェッカー、ええのぉ〜ってね。

興味をもった方は、前作から読みましょうね。
今作は、前作からの続きになっていますから、本作から入ると
面白みが25%くらいに減っちゃいますよ。


あらすじはこんな感じ。

木星の衛星であるガニメデで前作で発見された2500万年前の宇宙船。
こいつの調査をしていたら突如、未確認宇宙飛行物体が近づいてくる・・・。
現れたのは巨大な宇宙船で、そこから現れたのは人間がガニメニアンと名付けた
宇宙人だったとさ。相対性理論よろしく、ガニメニアンは宇宙を光速で
彷徨って、漸く帰還したら2500万年たってたとさ、という展開。
ここから話は前作で解かれなかった謎の解読に一気に入っていきます。
そして、そのやり取りがまたスピーディーでスリリングで
知的興奮に溢れてるのなんの・・・。
そのやりとりを通して、ある重大な謎が解明され、
ガニメニアンと人類は最終的に・・・。

という感じです。
前作同様、ホーガンの世界観は愛すべき健康的な楽天主義に貫かれており
読んでいて嫌な感じはまーったくしません。
それどころか、数千万年スケールで生命や人類の成り立ちを知ることにより
宇宙、地球、生命、人間の素晴らしさとチッポケさを
骨の髄から噛み締めさせてくれます。
僕はこのシリーズを中学時代に読んでいたら、間違いなく専攻は理系だったでしょう。
そう断言できるくらい、サイエンスの領域に興味を、
そしてロマンを頂かせてくれるホーガンによる圧巻の筆致です。
34歳になった今読んでも、「改めて物理や数学、生物を勉強し直そう!」と
思わせてくれますからね。


「何故か私は、人類が彼らの期待を裏切ることは無いという気がするのだよ、ヴィック。もう最悪の段階は通り越したんだ」



素晴らしいSFって、一つの思想であり一つの哲学であり一つの希望なんだなって痛感しました。そして、サイエンスとテクノロジーという人類が手に入れた武器も強力であることはもちろんのこと、その武器をもとに壮大な夢というなの構想を描き、その実現を我が手で成し遂げると言う意志。これこそが人間を進化させてきたんだろーなーって思うわけです。そして、僕のチームのエンジェル親分が言う「夢を見る力を勉強しろ」とはこういうことなんだろーなー、と秋の夜長に物思いに耽るのでした。
遥か彼方の惑星を思い浮かべながら・・・。




 

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