2012年10月24日水曜日

ガニメデの優しい巨人/ジョン・P・ホーガン

〜 2500万年の時を越えてガニメデの優しい巨人は何を思う・・・ 〜


先輩からの紹介をキッカケに読み始め、いっきにハマったSFシリーズ・・・。
僕のSF読書歴のなかで、文句無しのNo1に輝いたのが
先日エントリーした『星を継ぐもの』でした。
これは面白かった、本当に面白かった。読まないなんて勿体ないくらい・・・。

エントリーにも書きましたが、『星を継ぐもの』は
合計4部作の全5冊なんですね、実は。

そして、何気にこの本の感想をわがチームの親分に報告したら
僕が産まれた頃にハードカバーの初版本で読んでいたとのこと(爆)。
それでもって、「このシリーズは全部面白いが、俺が普段言ってることを
理解しようと思うなら、はやく『内なる宇宙』まで読め!
あれはメチャクチャ面白い!!!」と力説する始末(笑)。

素直に信じる謙虚な僕は、他の本の優先度を下げ、本屋に行って
残りのシリーズをまとめて購入し、早速、第二部を読み終えた次第です。
300頁くらいの内容なので、前作同様2時間少々で速攻読み終えました。


そして今、言いようの無い余韻に浸っている次第です・・・。
ダンチェッカー、ええのぉ〜ってね。

興味をもった方は、前作から読みましょうね。
今作は、前作からの続きになっていますから、本作から入ると
面白みが25%くらいに減っちゃいますよ。


あらすじはこんな感じ。

木星の衛星であるガニメデで前作で発見された2500万年前の宇宙船。
こいつの調査をしていたら突如、未確認宇宙飛行物体が近づいてくる・・・。
現れたのは巨大な宇宙船で、そこから現れたのは人間がガニメニアンと名付けた
宇宙人だったとさ。相対性理論よろしく、ガニメニアンは宇宙を光速で
彷徨って、漸く帰還したら2500万年たってたとさ、という展開。
ここから話は前作で解かれなかった謎の解読に一気に入っていきます。
そして、そのやり取りがまたスピーディーでスリリングで
知的興奮に溢れてるのなんの・・・。
そのやりとりを通して、ある重大な謎が解明され、
ガニメニアンと人類は最終的に・・・。

という感じです。
前作同様、ホーガンの世界観は愛すべき健康的な楽天主義に貫かれており
読んでいて嫌な感じはまーったくしません。
それどころか、数千万年スケールで生命や人類の成り立ちを知ることにより
宇宙、地球、生命、人間の素晴らしさとチッポケさを
骨の髄から噛み締めさせてくれます。
僕はこのシリーズを中学時代に読んでいたら、間違いなく専攻は理系だったでしょう。
そう断言できるくらい、サイエンスの領域に興味を、
そしてロマンを頂かせてくれるホーガンによる圧巻の筆致です。
34歳になった今読んでも、「改めて物理や数学、生物を勉強し直そう!」と
思わせてくれますからね。


「何故か私は、人類が彼らの期待を裏切ることは無いという気がするのだよ、ヴィック。もう最悪の段階は通り越したんだ」



素晴らしいSFって、一つの思想であり一つの哲学であり一つの希望なんだなって痛感しました。そして、サイエンスとテクノロジーという人類が手に入れた武器も強力であることはもちろんのこと、その武器をもとに壮大な夢というなの構想を描き、その実現を我が手で成し遂げると言う意志。これこそが人間を進化させてきたんだろーなーって思うわけです。そして、僕のチームのエンジェル親分が言う「夢を見る力を勉強しろ」とはこういうことなんだろーなー、と秋の夜長に物思いに耽るのでした。
遥か彼方の惑星を思い浮かべながら・・・。




 

2012年10月13日土曜日

タウ・ゼロ(TAU ZERO)/ポール・アンダーソン

~ 地球との繋がりも何もかも絶えた500億光年の彼方で人は何を思う ~



『タウ・ゼロ』・・・
壮大でした・・・ひたすら壮大な物語でした・・・。



ここ2日、連続でSF小説を読み感想をエントリーしてきました。
そして、今夜もSF小説についてのエントリーです。
作品のタイトルは『タウ・ゼロ』です。

タウとは何か?そしてそれがゼロであるとはどういうことか?
タウとはτと書き、光学的な深さ、光学における透明さを表す
指標を意味するようです。本文中には計算における因子としてしか
紹介されないので、Wikipediaで調べました(爆)。

そして、それがゼロになるとはどういうことかと言うと、
簡単に行ってしまえば、あるモノの速度(ここでは宇宙船)が
光の速度と等しくなることを意味します。

タイトル解題。『タウ・ゼロ』、τ=0、
つまり光の速度で移動する宇宙船ということですね。


タイトルの説明はさておき、この作品・・・。
これまでの2作と比べるとまさしく徹底的にSFという感じがしました。
この本は一般的にハードSFの金字塔と言われているようですが、
この作品がハードSFである所以・・・これはさすがの僕にも理解できました。
だって、激しく突き抜けた作品なんだもん。
もうね、かなり逝っちゃってるよ(笑)。

どこまで逝ったかって?最初にも書いたけど、地球を出発して500億光年!
銀河系抜けて、次の系にまで逝くぜ・・・
これがハードじゃなくてなんなのさ?って想像力がスパークしています。
徹底的に果てしなく突き抜けている作品に初めてお目にかかれました(笑)。


話のあらすじはこんな感じ。
核戦争が起きた後の地球が舞台になっていて、
スウェーデンがリーダー国となって文明の再興が計られています。
馬鹿な大国はドンパチやり過ぎて地球をメタクソにしちゃうので、
スウェーデンがリーダーとして文明の再興に勤しんだり、第二の地球を求めて
他の恒星系の探索に出向いているような世界なの。

そんな時、32光年(※)彼方の乙女座ベータ星第三惑星に人類が住めるかもしれない
星が見つかります。それをキッカケに、そこへの調査隊50名が選ばれます。
選ばれたのは、もちろん超一級品の脳みそを持った男女25人ずつの計50名です。
この50名が恒星船であるレオノーラ・クリスティーネ号に乗り込んで、
バビュ〜ンと宇宙に飛び出していくわけさ。

目的地までは32光年あるんだけど、タイトルのタウ・ゼロのスピードで
進んでいくと一般相対性理論が働くので、観察する側は
32光年掛かるように見えても乗組員は大体5年くらいしか時間を
感じないんだけどね。だから、往復10年掛かった場合、
地球では64年の歳月が流れたことになり、
文明はかなり変わっている可能性があるわけね。
知り合いも大半は死んでるでしょう・・・。

それゆえ、地球を出発する際、50名それぞれがセンチな気分になったり、
新しい惑星で生活することを想定にパートナー探しを初めて
くっついたり離れたりと、まぁ、想像に難くない事象が起きるんだけど、
概ね平和な日々が続きます。
しかし、問題は地球を出発してから3年目に起きました。

宇宙船が誕生ホヤホヤの小惑星と衝突してしまうのです。
そして、その結果、ブレーキがぶっ壊れてしまうからさぁ大変。

この宇宙船。宇宙を飛び交う人間には極めて危険な放射線や何やらを
動力源として船内に取り込んでエネルギーにしてしまう
メカニズムが採用されているため、エンジンを止めたらそく人間は死んじゃう。
だから、止まることを許されない宇宙船になってしまうわけ。

そして宇宙はつづくよどこまでも、よろしくひたすら進む進み
どこまでも逝ってしまう・・・おそらく霊界も越えたね、こりゃ。

おそらく太陽系も滅びたであろう年数が経つくらい逝っちゃう。

そんななかで50名の船員たちは何を思いどういった行動を起こすのか?
そして、この宇宙船と乗組員達はどうなってしまうのか?

そこを読むのがこの作品の醍醐味かと思います。
本当ね、普通の想像力って何?と思うくらいブッ飛んでいて壮観ですよ。
SFって想像力をここまで拡張できるのか!とえらく感心しました。

でももっと感心したのが、この作者、
宇宙以上に人間心理がよーく分かっている!
僕が一番感心したのはそこだったりします。

とまぁ、概要紹介はこの辺で、あとは皆さんが実際に読んで感じてください。
それではよい宇宙の旅を!!



(※)
光の速度で32年後に到達できる距離。因に光は1秒で地球を
7週半できる速度を持っていることは小学校でならいましたよね。




2012年10月12日金曜日

星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン

〜 月面で発見されたのは5万年前の人間の死体だった 〜




連日のSF名作特集でございます。
今日読んだのは、先輩にお勧め頂いたSFの古典である
ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』です。

昨日のエントリーでご紹介した『幼年期の終わり』・・・
これはこれでかなり最高でしたが、僕個人としては本作品の方が
引き込まれましたし、最後は大いに唸りました。
「そうきたか!!」って感じで(笑)。



この作品、一般的にはハードSFと呼ばれているそうなのですが、
正直、僕には何がハードなのかは皆目検討がつきませんでした。
そのかわり、僕はこの本を読んで、これはもちろんフィクションなんだけど、
SFというジャンルを超えて超一級のサイエンス・ロマン
という称号を与えたい気持ちでいっぱいになりました。

それだけではなく、この作品は超一級のミステリーでもあります。
登場人物である天才物理学者のヴィクター・ハントと、彼を多少ライバル視している
生物学者のクリスチャン・ダンチェッカーのテンポの良いやり取りは
シャーロックホームズのホームズとワトソンのペアさながらです!

僕はドイル作のシャーロックホームズシリーズはほとんど読んでいますが、
あれに負けじと劣らぬサイエンスをベースにした名推理が展開されます。
そしてその論理展開は、かなりぶっ飛んでいるけど物語展開の上手さに
よってかな〜り説得力ある話として訴えかけてくるから、これまた壮快なわけです。

最後の最後で明かされる、タイトルの星を継ぐものという所以については、
読んでいてかなり胸が熱くなりました。


それにしても、この作家・・・どんだけすごい想像力と構想力を持っているのかと
本気でぶったまげます。何せ、本エントリーの最初に書いた一つのファクトから
先端科学の知識を総動員し、アイディアと想像力と構想力で
僕たち人類に欠けていたミッシングリンクを埋めちゃいますからね(笑)。


これが壮快でないわけがない!


月で5万年前の人間の死体が発見された。
たったそれだけのフィクショナル・ファクトを与えられたら
僕たちははてさて一体どんな物語を考えつくでしょうか?

まだ読んでない方は、この問いを頭に入れて、是非、この土日で
チャレンジしてみてください。いい意味であなたの物語は裏切られ
大いなる読後感を得ることが出来るはずです。


僕は正直、この本を読んだ後に少年のように宇宙に興味が出てきました。
見果てぬ宇宙の果てには何があるのか?
地球の成り立ち、宇宙の成り立ち、太陽系、銀河系、惑星に恒星・・・。
地質学や生物学、物理学に化学と、いわゆる理科系とよばれる学問を
真剣に勉強したいと思う気持ちでいっぱいになっています。


そして、あらためて学問の力、人の推論する力、論理する力って
神秘的なほどにスゲーなーと思うようになりました。


ほんと「知る」という行為は何にもまして
僕には快楽なんだなーということを痛感する次第です。




オマケ
読み終わってから知ったのですが、実はこの作品、
全部でシリーズ4本立てになっているようです。
もちろん、『星を継ぐもの』だけでも十分成立する大傑作!
でも、第2、3部も珍しく大傑作らしいですよ。
僕も、このあと引き続きホーガンの作品にチャレンジしたいと思います。


それでは皆さん、よい読書の旅を!




幼年期の終わり/アーサー・C・クラーク

〜 いまこそ、読むべき名作SF 〜


だそうです。そう、帯に書いてあった(笑)。
僕はあまりSFというジャンルの本を読みません。
より正確には小説は大学を卒業してからほとんど読まなくなりました。

そんな僕がSFを読もう!と思って幾つかの作品をまとめ買いした時期があります。
それはレイ・ブラッドベリの『華氏451度』を読んだときです。
いまから4年前の2008年ですね。(その時の感想はこちら


初めてハヤカワSF文庫の作品として『華氏451度』を買って読んだ時に、
何気にSFって科学をベースにした思想、ないしは哲学をフィクショナルに説いた
素晴らしい作品があるんだな〜という新鮮な感動がありました。

だったら、もっとSFよんでみよーということで、5、6冊Amazonで購入したのが
本書『幼年期の終わり』でした。しかし、僕の小説読破意欲はその後に仕事が
忙しくなったことも重なり、急速に衰えることに・・・。

そんなこんなで買ったはいいけど、
ずーっと本棚の奥の奥に眠ることになったのでした(苦笑)。

そんな作品ではありますが、何気に最近読書する時間が
取れるようになったこともあり、またジャンル問わずに色々と読もうという気が
起きてきました。そんななかでふと目に留まったのがこの作品・・・
『2001年宇宙の旅』で有名なアーサー・C・クラークの、
最高傑作との声もある『幼年期の終わり』です。


読んでみた感想・・・超傑作!!の一言。ほんと傑作です。
なに?この展開。なに?この構想力。なに?この寂寥感・・・。

本作の概要を簡単にまとめると以下のとおり。
話は3部構成で出来ています。


第一部
人類が宇宙に進出した、まさにその日に
巨大な宇宙船団が地球の空を覆う。
人類よりはるかに高度な技術と知能を有するエイリアン。
その代表はカレルレンという名だが、決して姿を人前には現さない。
地球側はカレルレンのカウンターパートとして国連事務総長の
ストルムグレンが選ばれ、彼のみがカレルレンとの会話を許される。
エイリアンが地球に来た目的は一切明かされぬまま人類は柔らかな
管理下におかれ平和裡に過ごしていくことになる。
いつか自然に人類はエイリアンのことを
上帝(オーバーロード)と呼ぶようになる。



第二部
50年後、人類が我々を受け容れる準備が整った、ということで
エイリアンが漸く人前に現れる。エイリアンを想像していた人類が
目にしたその姿はまさに○○そのものだった・・・。
最初はショックだった人類も、次第にその姿に慣れ、また平和な生活が続く。
しかし、オーバーロードの真の目的が何なのかに疑問を持った若者が
遂にある方法でオーバーロードの宇宙船に潜り込み、彼らの惑星へ飛び立つ。



第三部
平和すぎて何もやることがなくなった地球では一部の人間が
人間らしい生活をすべく科学者達が周到に準備をし、
ニュー・アテネという人工都市を孤島に作り出す。
そこで生活をしていたある家庭の子供達にちょっとした異変が起きる。
異変が異変を誘発し、遂にオーバーロードが地球に来た真の目的が明かされる。
二部でオーバーロードの星に行ってた男が地球に帰ってくるが、
そこには男が見たこともない人類の状態があった。
そして、オーバーロードは男に幼年期が終わることを告げ、
地球を去っていく・・・。


まぁ、こんな感じです。

僕は正直、第二部を読み終えたタイミングで、
オーバーロードに人類が侵略されて、それに気付いた人類が抗戦し、
勝利を収めて宇宙史における人類の幼年期が終わったってことになるのかな?
と想像していましたが、僕のちっぽけな想像力はことごとく裏切られました。
そしてアーサー・C・クラークの想像力は強くしなやかでした。

特に最後のシーンはもの凄く切なく寂寥感に溢れています・・・。


本書は第二部あたり方、人類に対する哲学的考察の視線が出てきて
かなり考えさせられる物語展開になります。そして最後は叙情詩のような
切ない描写が・・・。勿論これはSFのお話です。
しかし、ほんと我々は今後どういう方向で進化していくのでしょうか?
考えさせられる、ほんと素晴らしい超傑作でした!


読まないと、絶対損するね、こりゃw。



 

2012年10月9日火曜日

Garden Cress/2012年オフシーズン

今年も行ってきました!オフシーズンのGarden Cress(ガーデンクレス)!!

越後湯沢の岩原スキー場ゲレンデ内にあるペンション、ガーデンクレスに
オフシーズンに行くようになったのは今年で2年目でしょうか。
いつもはボードをしに、岩原へ行くんですけどね。

2年前に目を手術してボードが出来なかったため、だったらオフシーズンに
伺ってみよう!ということで始めたオフシーズンツアーも今年で2年目になりました。
オフシーズンということで、越後湯沢近辺の観光を兼ねたプライベートツアー
なんですけど、越後湯沢は奥が深い!まだまだ未見の地が沢山ありました。

さて、本エントリーではその一端をご紹介!


10月6日の朝9時に横浜の自宅を愛車パジェロ・ミニで出発し、
環八を越えて関越自動車道へ・・・。あいにく環八も関越も連休始めのせいか
渋滞してました。高坂SAを抜けた辺りから高速も空いてきて、その後は
一気にバビューンと越後湯沢まで突っ走りました。
自宅から越後湯沢まで、休憩を1回入れて4時間かからないくらいで到着しますので
悪くない距離ですね。先々週は実家の宮城に車で帰りましたが、
休憩込みで9時間近くかかるのでそれに比べりゃあっという間です。

天気はあいにくの曇りではありましたが、朝ご飯を殆どとらず
お腹をすかせて越後湯沢へ。そしてまずはお気に入りの大源太湖へ!

大源太湖は越後湯沢駅から車で20分かからないくらいのところにあります。
そしてここは本当に景色がきれいなのよね。
今回、僕が行ったのは10月6日ということで、まだ紅葉は始まっていませんでしたが、
紅葉シーズンは特に綺麗。紅葉になってはいなくても、ここの緑は本当に綺麗だし、
空気も美味しい!都会の排気ガス臭い空気とは雲泥の差ですね(笑)。

大源太湖についた時間が13時過ぎだったこともあり、まず始めにランチ!
ということで大源太湖の湖畔にあるダヴェルナ・ヴィチーニという
素敵なレストランで昼食をとりました。
釜で焼いた焼きたての美味しいパンを食べさせてくれる
非常に素敵なレストランです。大源太湖に行ったら寄らないと勿体ないよ。





パスタ2品とスープ、それからアッソと呼ばれる焼きたてパンの
スペシャルセットを注文しました。上図はアッソスペシャルの写真です。
かなり美味しかったですけど、写真左にある生ハムが
特に悶絶もんの美味しさでした。パスタも超美味しかった!


食事の後はお散歩ということで、大源太湖を嫁さんと二人でハイキング。
ヴィチーニの手前のお店で売っているソフトクリームを頬張りながら
ニコニコして歩いている嫁さんが印象的でした(笑)。

大源太湖、最近の台風のせいか、折れた木々が湖畔に浮かんでいました。
でも深い緑に包まれて、相変わらず綺麗でした。
写真はこんな感じ。



希望大橋

希望大橋から真下を覗くと魚がいっぱい!
100円でえさを買って撒くと凄まじいことに(爆)

希望大橋から反対側を覗くと四十八滝が見える

希望大橋から四十八滝の反対側を見ると湖面が見える!
ボートに乗ることもできるけど、ミーはボート怖くて乗れません(爆)



大源太湖散策の後は、おまちかねのガーデンクレスへ伺いチェックイン!
15時30分くらいかな?日没までまだ時間があったので、
ガーデンクレスが持っているテニスコートで嫁さんとテニスをしました。
嫁さん、大学時代テニス部だったこともあり、ミーより断然上図!
1時間くらい汗を流したあとは、ガーデンクレスの露天風呂で汗を流し夕食へ。

ガーデンクレスは基本的にコースのディナーを出してくれるんですか、
今回はオーナー夫妻と一緒にBBQをすることに!
かれこれWinterシーズンを含めてガーデンクレスには8年?近く
お世話になっていますがオーナー夫妻と歓談しながら食事をするのは
これが初めてです。6時から夕食でしたが、BBQをしながら色々会話をし、
食事の後はコーヒーを頂きながら歓談は続きます・・・。
気付いてみればあっという間に23時です。楽しい時間というのはあっという間に
過ぎてしまうんですね(笑)。非常に素敵な思い出になりました。
オーナー夫妻、本当にありがとうございます!!


さて2日目。
天気予報はあいにくの雨、でしたが朝は雲の合間にお日様がチラホラ・・・。
ということで、予定していたルートに加え、オーナー夫妻&スタッフの方に
教えて頂いた場所を車で散策することにしました。

最初に行ったのが日本三大渓谷のひとつと言われる清津峡です。
ここは良かった!本当良かった!!素晴らしいの一言です!!!

越後湯沢から車で1時間かからないくらいの場所ですが、
都会じゃ間違いなく目にすることの出来ない絶景ですね。
越後湯沢に来たときは是非、清津峡に行くことをお勧めします。

写真はこんな感じ


トンネルを進んでいくと所々に景色の見える場所が。計4つあるよ。

景色の見えるところから眺めるとこんな感じ。

最終地点ですね。

この絶壁の景観がスゲーんだな。


清津峡を満喫した後は、予定していた八海山へ!
でも午後になると雨が降ってきました、
そして八海山の展望台は雲だらけとのこと(爆)。

でも、折角だからと、テンションの低い嫁さんを励ましロープウェイで
八海山の4合目にある展望台まで!

・・・ロープウェイを降りると、そこは雲国だった・・・。
とまぁ、川端康成よろしく、見渡す限り雪じゃなくて雲だらけ(笑)。
なーんもみえまひぇーん。

でもね、一応、展望台と八海山の神様が
祭られているところに入ってお参りしてきました。

本当は綺麗な景色が見えるんだそうですが、
僕としては八海山は、神の住む霞がかった山ということで全然楽しめました。

展望台からの景色はこんな感じです。どう?絶景でしょ。




八海山の後は、龍谷寺を経由して雲洞庵というところへ。
「雲洞庵の土踏んだか」という言葉があるくらい新潟では有名なところです。
「愛」の男、直江兼続も幼少の時ここで修行したんだとか・・・。

とにかく、期待せずに訪問しましたが、かなーり良かった!
樹齢400年クラスのスギが神木としてまつられる、
いわゆるパワースポットみたいなところでした。

雨のなかを傘をさして見て回りましたが、
ここはかなり趣き深くていい場所だったな〜。

写真はこんな感じ。

「雲洞庵の土踏んだか」・・・この石畳の下1mのところには
1石1文字で法華経の経典が記されものがぎっしり詰まっているんだそうです。
この石畳をあるけば法華経を歩いたことになりご利益があるんだそうです。
だから、「雲洞庵の土踏んだか」ってわけですね。

石畳に入る手前の門。立派な門構えです。




「雲洞庵の土踏んだ」後はガーデンクレスへ。
お風呂を頂いた後はお待ちかねのディナータイム。
今日はフルコースのディナーでした。ここのディナーはほーーーーんと美味い!
なぜにペンションでこんな豪華で美味しいコース料理がでてくるんだろ?
というほど美味しいんです。

そして、今回「も」やられた・・・。
思うに僕たち客の満足というか感動というのはある種のポジティブ・ギャップから
産まれるのではないでしょうか?1000円払って「まぁ、こんなもんだろうな」という
サービスが施されれば別段、客は感動なんてしません。

金額とサービス内容が想定内の時、
客はそのサービスを「当たり前」と思ってしまう。
まぁ、なんというかゲンキンな生き物ですね、客という人間は・・・。

でも、8年近くお世話になっていて、ここのディナーだけは
「こんなもんだよね」と思ったことが1度たりともない。
毎回、いい意味で予想を超えた何かがあり、いい意味で裏切られ続けている。
今回もやられた。ほんとーにいい意味でやられた!
それも1品目のオードブルからね。
事前に、なんとなくこういうものが出るかな〜と想定していたんだけど、
「そうきたか!」、そして「これってこんなに美味しいの!」と
ビックリするアイディアで僕たち夫婦をもてなしてくださる・・・。

まさにプロフェッショナル!!

オーナーさんとスタッフさんの素晴らしい腕により出来上がった
コース料理の最後は、オーナーの奥様でらっしゃるノリコさんの
スイーツが出てきますが、これもやられた・・・。

僕は勝手にノリコさんのことを天才パティシエと思っているんだけど、
今回もやっぱり天才パティシエだと思ったよ。嫁と二人で唸ったもんね。
うーん、ぐうの音もでないくらいに美味しかった!完敗です。
※そもそも何に勝負しているんだという話ではあるんですけど(爆)

一通り、コースを食べ終わった後。
レストランの明かりが落ちて、テーブルのキャンドルの
明かりだけになったところでオーナーとノリコさんと
もうひとりのシェフさんがケーキを持って「おめでとうございます」
といって特製ケーキを持ってきてくれました。

そう、今回は僕と嫁さんの結婚8周年の記念でもあるので、
事前に天才パティシエ・ノリコさんにお願いして特製ケーキを
作ってもらっていたのでした。勿論、嫁さんには内緒。
これには嫁もビックリしたらしく、感極まって涙しておりました。
※フッフッフ、男性諸君、女性はサプライズに弱いものなのだよw。
 彼女、嫁さんにはたまにサプライズを与えたまえ。

後から、3日間の思い出で何が一番印象に残った?と
嫁さんに聞いたら、このサプライズだったそうで、狙いは成功ってね(笑)。

因に、この写真はノリコさん特製ケーキを食べ尽くした後の最後の4分の1ピース。




こうして2日目の夜はお腹いっぱい、感動いっぱいで動けなくなって
20時すぎに終ったのでした・・・。
ほんと食べ過ぎて身動きとれず、ベッドに入ったら自然と寝ちゃってた(爆)。



そして、ほんと楽しい時間はあっという間で・・・。
最終日がやってきました。

この日は、奥只見湖の遊覧船ツアーに挑もう!ということで、
車で越後湯沢から90分ほど走り、奥只見シルバーラインという
約22kmにもわたるトンネルというか洞窟みたいな場所を走って
奥只見湖までいきました。奥只見湖・・・ここはかなりいいところだ。
清津峡にならぶ絶景でしたね。

奥只見湖・・・織田裕二が主演の映画『ホワイトアウト』でも
撮影協力していた日本でも1、2を争うくらいでっかいダムです。
そして、そのダムを囲む山々の綺麗なこと綺麗なこと・・・。

本当、ここは日本ですか?ともうくらい綺麗なところでした。
写真はこんな感じ。

正面のやまは東北一高い山だそうです。

奥只見ダムの堤防?です。堤防から右を向くと
其処にはダムというか、壮大な湖が・・・。

遊覧船で出発〜。




奥只見湖はほんと素晴らしい眺めの場所でした。
越後湯沢方面へ旅行するなら外せないオススメスポットです。

あまりに綺麗で素晴らしい景観だったので、ダムの堤防で・・・。

劇団四季の加藤敬二さんになりきったつもり(爆)

マイケルジャクソンと変な踊り(爆)



とまぁ、羽目を外して踊った為、奥只見の妖怪と化したわけですが、
本当に開放感に溢れたいい場所でしたよ。是非、行ってみてください。

さて、この後は・・・。
越後湯沢に戻り、遅めのランチということで、
TwitterならぬHegitter(爆)をしてきました。

新潟と言えばヘギ蕎麦。ヘギ蕎麦の老舗といえば小嶋屋ですよね。
越後湯沢の駅内に支店が入っており、そこのヘギ蕎麦を頂いてきました。
※本店は十日町にあるそうですが、帰り道から大きく外れるので、支店に・・・。


ヘギ蕎麦と天ぷらです。瑞々しくてこしがあってチョー美味い蕎麦!
蕎麦が好きでない嫁も、ここの蕎麦だけは美味い!といって食べます(笑)



ということで、あっという間に終った連休でした。
本当、ガーデンクレスのオーナー夫妻やスタッフ&シェフの皆さんのお陰で
今年のオフシーズンも素敵なガーデンクレスの旅を満喫することが出来ました。
改めて、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

来年のWinterシーズンにまたお会いできることを楽しみにしております。
それまでお元気で!

2012年10月5日金曜日

夢十夜/夏目漱石

「こんな夢を見た。」で始まる十夜の夢・・・。

夏目漱石と言えば、僕らが普段お世話になっている千円札・・・。
昔は表紙からこちらをクワッと眺めていましたっけな。

この作品、夏目漱石の短編の中でもとりわけ引き込まれた不思議な作品です。

夏目漱石は小学校のときから名前だけは聞いていました。
『坊ちゃん』だとか『我が輩は猫である』とか、いわゆる近代日本の国語に
とても大きな影響を与えた文学者であり知識人というのが学校で習った漱石像です。
でも、作品はまともに読んだことがありませんでした。

次に漱石の名前が僕の中で大きくなったのは大学生の頃。
国際政治の授業で、明治時代を生き欧米列強を見て知った漱石という像を
教えられたのがキッカケでした。

千円札のおじさんから、時代に正面からぶつからざるを得ない状況に追い込まれ、
神経衰弱を起こしながらも時代と闘い続けた知識人
というイメージに変わっていきました。

それでも、当時、僕は漱石の作品なんか一つも読んでいなかった。
漱石の日本についてのエッセイの断片を齧ったくらいでした。


そして社会人になって7年目のときかな・・・、
iTunesのオーディオブックで夏目漱石の夢十夜を見つけたのは。

僕の中に漱石が再び現れた。
そして、これはいい機会だと思って即、オーディオブックを購入し
聞いてみて驚いた・・・。

なんて意味深で、かつ美しくメタフォリックな短編をかけるのだろうと。
次の日すぐに本屋に行って、岩波文庫の夢十夜を買いました。

読んでみて本当に唸りました。
漱石の時代背景を十分知っているわけではありませんが、
おそらく時代と真剣に格闘し、希望を持ち、ウチひしがれ、憔悴した男の
叶わぬ夢や、我々の出自に対するしずかな警告、その他諸々漱石の
情念が一夜一夜に美しく表現されていることを感じたからです。

今回、本エントリーを書く為に読み直してみて、
より一層その想いを強くした次第です。

いいキッカケなので、改めて漱石の全体像を掴むべく、
その作品の主だったもとの、彼が生きた時代を
読み直してみようかと思いました。





2012年10月3日水曜日

トヨタ生産方式/大野耐一

この本は、たしか2010年の始めに読んで読書感想を書きました。
ですので、今回のエントリーは2度目のエントリーとなります。

しかし、最初のエントリーはBloggerとは違うブログサービスを利用して書いたため、
本ブログには残っていません。さらには、前に使っていたブログサービスは
使い勝手がいけてないため、頭に来てアカウントごと削除しちゃいました(爆)。
ゆえにインターネットのどこを探しても残っていません。

ですので、気を新たに初読のつもりで本書を読み直し、
感じるところを思うままに綴ってみたいと思います。


まず、本書の著者である大野耐一さんとはだれか?
誰もが知っているトヨタ自動車(当時はトヨタ自動車工業)の元・副社長であり、
世界的にかんばん方式で有名なトヨタ生産方式を作り上げた人物です。


その大野さんが自らトヨタ生産方式を作った背景や
その方式のベースとなる思想を語ったのが本書と言うわけです。


僕がこの本を読んだきっかけは、以前つとめていた会社で行われていた
全社改善活動の担当者に選ばれたことでした。
トヨタTPSの考え方を参考に、自社業務を色々と改善していきましょう
という方針のもとでの活動でしたが、当時の僕はどーにもこーにも
改善という言葉があまり好きではなかったのです。

やれ、ムダ取りだ、整理整頓だ、5Sだ、と改善というと身の回りの
非効率的な作業を改めていくという方法ベースの活動に見え、
どーにもこーにもやる気が出ず、改善活動自体がムダじゃね?
というあり様でした。

しかし、改善活動の担当にも選ばれたことですし、
一度ここで改善活動というコトの本質を考えたいと思うようになりました。
であれば、世界的にも「Kaizen」で通じるトヨタ生産方式の生みの親の
本でも読んでみるか、ということで本書を手に取ったと言うわけです。
※1:因に、Kaizenと英語で言っても通じますが、
英語では「Continuous Improvement」と言うようですね。
一緒に仕事をしたフィリピン人が教えてくれました。

※2:本書はAmazonで購入しましたが、購入した翌月に会社から
プレゼントされました。同じ本2冊持っててもしょうがないので、
片方はBookOffに売っちゃいましたが(苦笑)。


手に取って読んでみて、めちゃくちゃ目から鱗がおちました。
そして、改善という言葉に対する印象が180度かわりました。

今回は、その辺を中心に本書のエッセンスを振り返ってみたいと思います。


まずは、本書の構成から。

◆目次

まえがき
本書に寄せて
第1章 ニーズからの出発
第2章 トヨタ生産方式の展開
第3章 トヨタ生産方式の系譜
第4章 フォード・システムの真意
第5章 低成長時代を生き抜く
付録
あとがき

本書は231ページで構成されています。
2、3時間もあれば読めちゃうボリュームですね。




231ページのなかに色々と感心することが記載されているのですが、
僕なりにエッセンスだと思うところを箇条書きでピックアップしてみます。


・トヨタ生産方式なるものは、戦後の日本の自動車工業が背負った宿命、
すなわち多種少量生産という市場の制約の中から生まれてきた。

・当時、欧米では自動車工業の大量生産方式が確立されており、
まともに勝負したのでは日本の自動車産業が成り立たないという危機感があった。

・敗戦後すぐ、当時の社長である豊田喜一郎が「3年でアメリカに追いつけ。
そうでないと日本の自動車産業は成り立たんぞ」と大野に明確な指示を出している。

・豊田喜一郎は豊田英二に「自動車事業のような総合工業では、自動車の組み立て作業にとって」各部品がジャストインタイムにラインの側に集まるのが一番よい、と言ったが、これがトヨタという企業の啓示となっている。


・アメリカを知り、アメリカに学んだ上で、日本の風土にあった
方法を作り出さないと勝てないことを肝に銘じていた。

・行き着いたのが多種少量生産でかつ原価を安くする方法の開発だった。

・日本の経済風土にあったオリジナルな方法を追求するという発想から、
他社や先進国が簡単に理解できない、さらにはイメージすらしづらい
「かんばん」や「ニンベンのある自働化」を実践し、強調してきた。

・トヨタ生産方式の基本思想はジャストインタイムと自働化を軸とした
徹底したムダの排除にある。

・脱常識を働かせ「後工程が前工程に必要なものを、必要な時に、
必要なだけ引き取りにいく」「前工程は引き取られた分だけ作ればよい」
という発想で生産方式を作った。

・生産工程をつなぐ手段としては、何をどれだけ欲しいのかをはっきりと
表示しておけばよい。そしてそれを「かんばん」と称して工程間を
回すことによって必要な生産量をコントロールするという発想に至った。

・生産効率の追求は原価低減が目的である。かかっただけの原価に
利潤を上乗せして値段を決定する原価主義の考え方は、
最終的なツケを消費者に回すようなもので、これはNG。

・トヨタの具体的な企業目標は豊田喜一郎の「3年でアメリカに追いつけ」である。
そして人間も企業も目標がハッキリしているからこそ行動が活発になる。

・トヨタ生産方式の基本思想および基本骨格は、いずれもはっきりとした
目的とニーズがあって具体化されてきた。今でもトヨタの現場の改善は
ニーズに基づいて行われている。ニーズの無いところで行われる改善は
思いつきや効果のない投資である。

・農耕民族的な発想でいつも手元に在庫を抱えておくというのはやめないといけない。
狩猟民族になって、必要なものを必要な時に必要なだけ調達する
勇気をもたなければならない。勇気と言うよりそれが現代工業社会の常識である。

・ムダの徹底排除には基本的な考えとして、原価低減に結びついて意味ありとする。
そのために、必要なものだけをいかに少ない人間で作り出すかを重要視する。
一人一人の作業者の能率だけでなく、ライン、工場全体として成果が上がるように
ものを見ていく。

・先が完全に読み切れない以上、状況が変わればやり方を変えるのは当然である。
また変化に対応できるよう現場の体質を作り上げていくこと、自分自身の頭を
柔軟に保つことこそがビジネスでは重要なのである。

・チームワークこそ全て

・大切なことは、余力を常日頃からハッキリさせておくことである。
余力があるかどうかが明確でないと、結局、判断を誤って原価を高めてしまう。

・企業経営はきわめて現実的でなければならない。
将来のビジョンを描くことも大切ではあるが、それはあくまでも
地についたものでなければならない。

・人間味のある環境を作ることによって、はじめて「少人化」も本物になる。

・作業の改善といっても、生産現場を熟知せずにはなにごともできない。
生産現場に終日立ち尽くして見よ。そうしたら何をしなければならないかが
自ずとわかる。

・豊田喜一郎は自らの知能をもって白人に大恥辱を雪がねばならぬと言っていた。
白人が公然と日本人に、日本人は現代文明に対して何を貢献してるんだ?と
馬鹿にしていたのがよほど頭に来ていたらしい。

・「標準」とは生産現場の人間が作り上げるべきものである。
けっして上からのお仕着せであってはならない。そうしないと進歩の為の
標準にはなり得ない。

・私は今の情報化時代に生きるには、表面を流れる情報の渦に巻きこまれることなく、とうとうと底を流れる情報の本質に迫ることが大事なのだと思う。



とまぁ、いろいろと僕が刺さったフレーズを
僕なりの言葉に少し編集してピックアップしてみました。


豊田喜一郎の戦争には負けたけど知能戦には負けてなるものか!!!
という執念とでも呼べるような志と「3年で追いつく」というシンプルな目標。
そして、少量多品種をジャストインタイムで!というアイディア。

すべてはこれらの目標を実現するために・・・。
改善の本質ってこんなところにあるんだろーなーと痛く感心した次第です。

さらに、ピックアップした言葉をよくよく噛み締めると、
ここには目標達成の為の「アジャイル」「自己組織化」「チームワーク」
「脱常識の発想」など今のビジネスシーンでもトピックとして
注目されているものがすでに現出していることに驚かされます。

時は1978年3月。僕が産まれる1ヶ月前に、この本は上梓されています。
今は亡き大野さんに、時間を越えた敬意を払いたいと思う。


おまけ
Amazonの書評をみるとこの本を称して「経営について書かれてない」「大野は経営者としてアマチュアだ」とある。アホか?この本はトヨタ生産方式を正しく理解し、運営していって欲しいから書いたと「はじめに」断られている。
僕たちがこの本から学ぶべきは、独特の生産方式を成立させている
想いや思想なのである。あとは各々が自分の職場で自分なりの想いを醸成し、
オリジナルな方法や生産方式を成立させるべきなのだ。