2012年8月6日月曜日

アイーダ観劇:5度目の感想





先週に引き続き、観てきました『アイーダ』。これで5回目の観劇です。

ゴールデンウィークに初めて観劇した時は
まったくもっていいと思えなかった舞台ですが、
1ヶ月後に2度目の観劇をしてからはドツボにハマりました。
それ以降は観れば観るほど深みにハマっていく

そして、先に書いた通り今日が5回目の観劇ですね。

思うに好きになった、もしくは気になった舞台というのは
一定期間に3回以上観ないと理解できないんでしょうね。

僕は4回目の観劇から段々と泣き所や感動のポイントが決まってきました。
泣き所や感動のポイントで感動で泣けるか、感動できるかで
おおよそその日の舞台の完成度が分かるようになってきました。

物語にはストーリの展開上、重要なマイルストーンが
幾つかあるものですが、僕の場合、大体3回くらい観劇すると
物語と音楽と演技と証明とが自分の身体に一通り収まり、
観劇のポイントが出来上がってくるみたいです(笑)。
※ほんとは観劇一発で理解できるといいんですけどね(苦笑)。

僕がこの舞台を鑑賞する時のポイントにしていることの一つが、
ラダメス、アムネリス、アイーダの3人のギャップ表現です。

ラダメスは将軍としての顔、息子としての顔、婚約者としての顔、
そして、ひとりの男としての顔ですし、アムネリスは、
王女としての顔、婚約者としての顔、そして(女)王としての顔ですし、
アイーダは奴隷としての顔、娘としての顔、王女としての顔、
そして、ひとりの女としての顔です。

物語進行上、重要な立場を担う3人ですが、この3人が状況状況で
表情、仕草、歌う際の声のトーンを上手〜く切り替えてくれると
もの凄く奥の深いギャップがそれぞれの役に生まれます。
そしてこのギャップですが、単なるギャップではなく、
少しの空白を作っておかなくてはいけません。
ギャップ+空白があると、観ている側はその空白を埋めたくなるので
自ずと感情的にコミットせざるを得なくなるんです・・・。

そもそも、役にも音楽にも空白が残っていないと、
観客が参加する余地がないのです。少なくとも僕はそう思っています。

そして『アイーダ』のような舞台は役者さんの演技にも歌にも癖というか
コブシ系の要素があるとリピート鑑賞できなくなる。
物語がとてもドラマチックなので、下手に俳優さんが癖をだすと
鑑賞に堪えられなくなるわけです。『アイーダ』は演じ方を間違うと
下手なメロドラマみたいになっちゃいかねませんからね・・・。
そういう難易度の高い舞台であることが4回目の観劇の際に
よ〜く分かりました。

そして、過去の鑑賞では一度もそのような失敗はありませんでしたから、
俳優さんが凄まじい稽古を行い、真剣に舞台に望まれていることが分かります。
観れば観るほどそれが分かったので、僕はハマっていったんだと思います。


このハマりようは『CATS』並みかもしれません。
通算観劇回数で言っても、『オペラ座の怪人』に並びつつありますし・・・。


さて、そんな『アイーダ』ですが、
この舞台が僕にとって究極になる事件が先週発生しました(笑)。

ラダメス将軍に福井晶一さんがキャスティングされたのです!

僕は『美女と野獣』で福井さんを観て以来、
その素敵な演技に魅了され続けてきた一人です。

そんな福井さんが演じるラダメスってどんななんでしょう?と
いてもたってもいられなくなり、
先週嫁に頼んでチケットをとってもらった次第。

福井ラダメスを観た感想はどうだったかというと・・・
一言、僕のイメージするラダメスにピッタリでした。
もう、完璧!!!

これまで過去3回は阿久津さんが演じるラダメスを観てきました。
阿久津さんのラダメスもウルトラかっこいいですし、
世の『アイーダ』ファンはおそらく皆、阿久津ファンだと思います。
でも、男の僕からすると福井ラダメスこそが僕のイメージにピッタリ!
※あくまで僕のイメージですからね(笑)。

ゾーザーという権力欲の強い父親に、生まれた時からレールを敷かれ、
婚約相手まで決められてしまい、形の無い手かせを嵌められたようで、
常に疑問や不満を心のどこかに感じているエジプトの将軍、これがラダメス。

阿久津さん演じるラダメスは、親への反抗から
常に戦場に出て戦い、おそらく幾つものワンナイトラブを繰り返し
心の空虚をみたしてきたであろう、ってなイメージです(笑)。
どちらかというとプレーボーイ的な印象がありました。
これはこれで良い。阿久津さん、
ラダメスを演じると恐ろしいまでに美しいのでw。


それに対し、福井さん演じるラダメスは、
心の空虚を戦に捧げることで満たす漢(オトコ)って感じで、
アムネリスという大事な大事な幼なじみが婚約者として
決まっている手前、女性を粗末には扱わない男気溢れる将軍ってイメージ。
※これ、完全にモーソーですけど(爆)。


そんな漢(オトコ)である福井ラダメスが、真実の愛を見つけて
突っ走るわけですので、僕としては俄然、こちらに軍配が上がります。
僕は男より漢(オトコ)の方がすきですから(笑)。

そしてね、福井さん歌も演技もチョーうまいんだわ。
『美女と野獣』の2幕以降で野獣がベルに恋するがごとく、
アイーダを愛してからの顔が凄まじく素敵すぎる!!
これは僕の独断ではなく、嫁も言っておったw。

先に『アイーダ』のポイントはギャップだと言いましたが、
福井ラダメスを基点とするギャップ発動のビリヤードは観ていて壮観!
凄まじいよ、本当に!

ラダメスがなりふり構わず漢(オトコ)の気持ちを素直に謙虚に
アイーダにぶつけるもんだからアイーダも心を揺すぶられちゃって
もの凄く大きなギャップを産む。そしてそれを拷問のように見せつけられた
アムネリスの可哀想なこと可哀想なこと・・・。

ラストのシーンなんて、アムネリスがラダメスに何とか命を救うべく
精一杯の愛情を注いでるのに漢(オトコ)ラダメスは上の空で
アイーダの素晴らしさを語る。そしてアイーダはラダメスを救うよう
アムネリスに懇願する・・・。
アムネリスの悲惨さのコントラストここに極まれり!

その悲惨さを精一杯乗り越えて、二人を見守っちゃうし、
遠い未来に置いても時の定めか?生まれ変わった二人を博物館で
優しく見守る慈愛の神さながらの包容力・・・。

僕は福井ラダメスの登場した先週のアイーダをみて、
これでもか!!というくらい泣きました(爆)。

そして今日!!
やっぱり同じくらい泣けました。
僕にとって福井さんのラダメスは凶器にちかい(笑)。

そんな素敵な福井さんではありますが、今日はもっと素敵なことが!!!

舞台終了後のオフステージトークに
福井さん、朴さん、光川さん、有賀さん、飯野さんが登場してくれました。

これだけでも嬉しいのに、なんとなんと!
最後のジャンケン大会で、嫁がまさかの景品をゲットし、
福井さんから景品を手渡しされ、
おまけに握手までしてもらえるという珍事が!!

僕も隣に座ってたので、間近でご本人を拝顔しましたが、
メチャかっこ良かったー。嫁は胸キュンして死にそうになったそうです(爆)。


まー仕方ないよね。福井さんカッケーンだもん。


ちなみに、本エントリーのトップにある写真がその景品です。
『アイーダ』特製ハンカチで、裏には福井さん、朴さん、光川さん3人のサインが!!
サインを撮影しようとしたら嫁に怒られたので、サインの無い方を掲載(笑)。
サインは嫁の宝物だから一般公開しないそうでw。



とまぁ、今日の『アイーダ』はこれまで以上に感動に溢れた舞台でした。

さて、『アイーダ』も残すところ後1週間です。
僕は千秋楽のチケットもゲット済みですので、来週は来週で
精一杯応援してこようと思います。

来週のキャストは誰でしょうかね〜?いまから楽しみです。

ちなみに、今日のキャストです。


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