2011年8月21日日曜日

劇的なる生活 〜其の三『アンデルセン』〜

私の青春はまるで美しい童話そのものです。


7月16日にJCSを観たその足で連続観劇したのが『アンデルセン』です。

アンデルセンと言えば、少年少女がよく読む童話を沢山書いた名作家。
そして、彼の青春時代が美しい童話そのものだった・・・ということで
、彼の美しくも叶わぬ青春時代の恋を奇麗なダンスと素敵な歌で表現した
珠玉の一品が『アンデルセン』物語です。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン・・・。
舞台を通して、この人の生き方からも色々なことを教えてもらいました。

多様な人生の重要性。想いを伝える方法というのは必ずしも一つじゃなくていい。
想いがストレートに成就しなくても、それはそれで人生の1ページ。
大事なのはそこから自分をどのように方向付けて行くかということ。

彼の場合は成就しなかった恋を胸の中で温め続け、
それを美しい童話へと昇華させたわけですね。

彼が恋したバレリーナ、マダム・ドーロに別れを告げる時の
台詞がまたたまらんのですわ・・・。

「忘れるものですか・・・。あなたがたが僕の人生を開いてくださったのです。」

恋し、愛した女性に対する感謝の言葉。泣けました・・・。


舞台を観る・・・という行為は一体なんなのでしょうね。

僕は最近、「交換の儀式」なのかと思えるようになってきました。
舞台という非日常の場に、日常では決して「昇華できない想い」を託して、
俳優さん達に昇華してもらう。そして「昇華された想い」としての
感動や勇気や愛を返してもらい我々は日常に帰る・・・。

強く優しくしなやかに生きる。
僕にとって舞台は、そのためのなくてはならない要素になってきました。

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