2011年8月21日日曜日

劇的なる生活 〜其の二『ジーザス・クライスト・スーパースター』〜

私は理解が出来ない。
大きなことをしなければ、こんなにならずに済んだのに、時代もところも悪かった。
今なら世界も動かせた。昔のイスラエルじゃテレビもないさ。
気を悪くしないでくれよ、気を悪くしないでくれ。
考えを知りたいだけ、考えを知りたいだけさ・・・。







千秋楽の前日である7月16日に嫁さんと初鑑賞してまいりました。
A・L・ウェーバー作曲の『ジーザス・クライスト・スーパースター(JCS)』


キリスト教には浅からぬ関係のある僕の人生・・・。
おっかなびっくりでJCSを観に行きましたが、これがまた凄まじいのなんの・・・。
ジーザス役の芝さん、ユダ役の金森さん、このコンビは無敵じゃないのか・・・。


ジーザス、死までの7日間を描いた作品ですが、
一つのキリスト解釈として物語自体も楽しめました。


「救世主イエス」という視点ではなく、側近のユダからみた
「愛してやまなかった人間イエス」という視点で描かれています。


不条理な英雄としてイエスを解釈している僕としては、
2、3カ所台詞の内容を洗練したいところがありましたが、
現代人が読むキリスト物語としては、納得いくものではないでしょうか。




物語も素晴らしいのですが、それ以上に素晴らしかったのが”音楽”です。


ウェーバーの音楽と言えば、僕には『CATS』ですが、
それとはまったく違う次元の音楽。そしてこれがとてつもない。


そしてそれを、芝さんと金森さんが全身全霊で歌う・・・。
ユダの魂に取り付かれたように絶叫する金森さんがもの凄くユダでした。


特に、死して甦り、磔にされたジーザスに対して問いかけるように歌う
「スーパースター」には心の底から震えが来ました。


劇場で観る100分の1程度しかその魅力は伝わりませんが、
ここで少し雰囲気を味わうことが出来ます。


そこで歌われる詩が、ブログのトップに書いてあるものです。


その後に続くコーラスの詩が・・・
「ジーザス・クライスト、ジーザス・クライスト。誰だ、あなたは誰だ?」
ですからね。ほんとにもう、ユダの慟哭以外の何ものでもありません。


7月17日で終ってしまいましたが、この超絶舞台、
次にやってきた時は未見の皆さん、是非その身体で舞台の凄まじさを体験ください。

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