2011年5月15日日曜日

ミュージカル/夢から醒めた夢




日常では決して昇華されることのない様々な想いを、
役者に託し昇華する場所・・・それが舞台なのかもしれない。


昨日に引き続き、今日もミュージカルを観劇してきました。
観たのは東京公演千秋楽となる赤川次郎原作の『夢から醒めた夢』です。

このミュージカル。
職場の素敵なオネー様の勧めで観ることにした作品で、
5月15日の千秋楽が僕にとっての初観劇となりました。

「CATSで泣けるんだったら、多分好きだと思うよ」

そう言われていたので、大いに期待して劇場に足を運びました・・・。
とてもいい話で、心震えて涙流れたりして?
なんて考えていましたが、僕の考えは甘かった・・・。

観劇中に嗚咽して死にそうになりました(爆)。
嗚咽と言っても観劇中なので、声を漏らすわけにもいかず、
声を殺していたら涙と鼻水が唇に・・・
呼吸困難&顔ぐちゃぐちゃですわ。

ぼかぁーね、諸事情あってこういうテーマに弱いのですよ。
そういう弱いところに、非のうちどころのない演技をされたんですもん。
嗚咽せずにはいられませんわな・・・。
これはもうしょうがない。ひたすらまいりました、というだけ。


でもほんとね、この作品には感動させられましたよ。
これまで観たCATSや美女と野獣とは全く違った世界観ですね。
ほんと、言葉ではなく照明の加減によって
言葉を越えた説明をしていたり、舞台に別次元をつくりだしたりと。
よく演劇というのは総合芸術だと言いますが、
ほんとその通りだなと改めて痛感しました。


そして役者のみなさんも凄かった、ほんと凄かった。

ピコ役の岡村さん。
原作ではピコは9歳です。
もちろん岡村さんは9歳ではありません(笑)。
でもね・・・元気いっぱい、不思議大好きの
女の子に見えるんだからこれ不思議!!
ほんと、細かい仕草が小さな女の子そっくりなんだわ。
まじで巧い!!


そして、幽霊であるマコ役の苫田さん。
もーね、あんたのせいでこっちまで呼吸困難で
幽霊になるところだったよ。どーしてくれんのよ?
死んだら友達なってくれんでしょうね、ピコみたいに・・・。
まー、そんだけ上手で感動的だったということなんですけど(笑)。


そして死んだ娘を思い続けるマコの母役の早水さん。
もう、この人別格だ・・・。
CATSをはじめて観たとき、グリザベラを演じていたのが早水さん。
この人の歌唱力は半端無いです。
この方、グリザベラを演じられるくらいなので、
歌だけではなく存在そのもので演技が成り立っちゃうんですよね。
ほんと凄かった。うちの嫁さんは、正直なところ、
この作品の良さをつかみ損ねていたようです。
でも、早水様の歌唱ではその腐った性根を揺さぶられたようで
涙しておりました。これでヤローも愛というものを知ることでしょう。
ほんと早水、様、様です。


ほんと、心から観てよかったー!!とおもう作品でした。
半年、もしくは1年に1回はこの作品を観劇し、乾いた心に
人を思う優しい気持ちというなの水を与えたいなぁーと。
※さすがにこの作品は毎週観れない。観たら涙で干涸びるわ・・・。

今日で東京公演は終わり、今度は5月28日から
名古屋での公演が始まるみたいですね。
東京同様に、名古屋での成功も祈っています。

あー、それからもう一つ感動的な出来事が!!
昨日できなかったスタンディングオベーションでの拍手、
今日はできました!!劇場は満席でしたが、そのうちの
7割近くが最後にスタンディング状態で割れんばかりの拍手を!!

役者の皆さんと観客が一体になったかのような瞬間でした。
やはりミュージカルはライブ。観て感動したら惜しみない拍手を
全身で表現したいものです。それが出来てほんと満足でした。

僕は今日の観劇を通して、
何ゆえヒトは演劇というものを創ったのかが、
ほんのすこーしだけ皮膚感覚で分かったような気がしました。
その辺のお話はまた今度。
夢で逢えたら語って聞かせましょう・・・。




原作の『夢から醒めた夢』/赤川次郎さんの絵本です。
先ほどAmazonから届いて10分くらいで読み終えました。
原作は小説かとおもいきや、絵本なんですね。
・・・はっきりいってミュージカルとは別物だと思った方がいい。
劇団四季の作品の方が圧倒的です・・・。

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