2011年5月29日日曜日

8度目の『CATS』


〜心が前を向く〜


観てきました、お約束の『CATS』。これで通算8度目です。

実は『CATS』は先週も観たのですけど、
今週頭にキャストの変更が発表され、嫁さんが大ファンの
岩崎晋也さんがタンブルブルータスからミストフェリーズに
役をコンバートすることに・・・。

嫁、舞い上がり〜、ということで急遽チケットを手配することに。
先週はB席のミストフェリーズと握手できる席で観劇しましたが、
今回はソールドアウトしていました。

よって、嫁にお願いをし、僕の大好きな武藤寛さん演じる
マンカストラップ席を予約してもらいました。


午前中、職場で少し仕事をし13時開演に間に合うよう横浜へ。
天気はあいにくの雨でしたが、
『CATS』を観るためならなんのその・・・。


開演まで嫁さんと劇場のゴミの山を一つ一つ鑑賞し、いよいよ開演。

出てきました岩崎ミスト!!
岩崎さん演じるミストはなんと言うか、
もの凄くチャーミングなんだなー。
岩崎さん演じるタンブルブルータスは美しい!!の一言なんだけど、
役が変わるとまた役者さんの違った側面が見えて楽しいですね。

これまで観たミストは、松島さん、永野さん、そして岩崎さん。
皆それぞれ個性的で誰が演じても甲乙付けがたい・・・。

もともとミストフェリーズは、最高の天才児でグレートマジシャン。
大人しくて小さな可愛い黒猫という位置づけ。

松島ミストは「マッチョで激しいパワフルな黒猫」って感じ。
永野ミストは「いかちくてユーモラスで楽しい黒猫」って感じ。
そして岩崎ミスト・・・なんとなく一番原作に近いイメージ。

皆、それぞれ個性的で最高なんですけどね。

今日はマンカス席、ホール正面の最後尾の席、ということもあり
舞台全体が奇麗に視野に治まり、新しい発見が幾つも・・・。

①ジェリクルソングにおける木村智秋さん演じるグリザベラの
ダンスが滅茶苦茶可愛いということ。
特に、キッチンの上でしれーっと踊ってる感じが何ともたまらない。
何なんでしょうね、あの感じ。
どこか高倉さん演じるボンバルリーナの優雅さにも繋がるんだけど、
木村さんは木村さんで独特の可愛らしさ&優雅さがあるんだよなー。

②ジェニエニドッツの動きが良ーく分かった。
鈴木さんの「はい!はい!はい!」とゴキブリちゃん達を
躾ける感じも元気出るし、「こらーーっ!!」って叱ってる姿も
凄く可愛らしく微笑ましいものでした。

③そして李さん演じるラム・タム・タガー。
登場するや否や「みゃお」って・・・。
あれを決められるのは相当の色気が無いといけないと思うが、
ばっちり決めてくれた。李さん、ちょーいいよ。
もう、李さんタガーは本人を見続けるのがいい。
ミストの登場シーンで影を使ったパフォーマンスがありますが、
李さんタガーの場合、影を見ているより本人を観ていないとダメだ。
ニーチェじゃないけど「この人をみよ!!」なのだ(笑)。

④今日の新しい「勝手な」発見として
オールドデュートロノミーがあります。
あれって実は劇団四季の親分である浅利慶太さんなんじゃないか?
ここ最近、カンブリア宮殿の劇団四季特集を初めとして、
浅利慶太さんを調べていたからかもしれませんが、
何となくオールドデュートロノミーが
浅利慶太さんとオーバーラップしました。

⑤これも新しい発見。
金平さん演じるグリドルボーンの
素晴らしいこと素晴らしいこと・・・。
これまで僕は朴さんのグリドルボーンが好きでしたが、
今日の金平さん演じるグリドルボーンをみて、
こういうグリドルボーンもたまらなく魅力的だなーと思いました。
朴さん演じるグリドルボーンは個人的にはルパン三世の
峰不二子的な感じがして好きだったんですね。
奇麗で可愛いんだけど、ちょっと意地悪・・・みたいな。
それに対して金平さん演じるグリドルボーン。
誰に似てるとはパッと浮かびませんが、
本当の美しい性悪女という感じがして、こういう子とつき合ったら
完全に自己破滅するだろうなという感じを
思わせるところがまたいいんだわ。
金平さん参りました!!

⑥そして、高倉ボンバルと岩崎ミスト!!
高倉さんのボンバルリーナはほんとしなやかで美しい。
歩き方一つとっても品があって奇麗だ。
見とれるキャッツ!!って感じ。
岩崎さんは先に書いた通り可愛くかっこ良かった。
6ヶ月ぶりに岩崎ミストをみました。

⑦そして最後に、私のヒーロー、
ジェリクル守護神マンカストラップ。
最後に握手してくれた時に、手の出し方、握手の仕方、
握手後の決めのスマイル・・・どれをとっても完璧でカッコいい。
僕もあんなにかっこ良くなれたらなーとため息が出るくらい。


その他、最初から最後まで見所だらけのジェリクル達でした。
シラバブがメッチャ可愛かったり、
大口さん演じるランペルティーザは神がかった可愛らしさ。
その他、僕個人的には高城さんのランパスキャット
がとても好きなんだけど、彼のソロシーンが欲しいところ。
美しいんだわこの人。


ほんと、『CATS』をみていると自分の中の何かが
解放される感じになって気分が軽くなるんだよねー。
『CATS』キャッチコピー「心が前を向く」に偽り無し!!

最後はスタンディングオベーションも出来たし、
最高の週末となりました。

『CATS』はあなたの中の野生を目覚めさせる・・・。
観ないで死ぬのはソン、そん、損。

2011年5月15日日曜日

ミュージカル/夢から醒めた夢




日常では決して昇華されることのない様々な想いを、
役者に託し昇華する場所・・・それが舞台なのかもしれない。


昨日に引き続き、今日もミュージカルを観劇してきました。
観たのは東京公演千秋楽となる赤川次郎原作の『夢から醒めた夢』です。

このミュージカル。
職場の素敵なオネー様の勧めで観ることにした作品で、
5月15日の千秋楽が僕にとっての初観劇となりました。

「CATSで泣けるんだったら、多分好きだと思うよ」

そう言われていたので、大いに期待して劇場に足を運びました・・・。
とてもいい話で、心震えて涙流れたりして?
なんて考えていましたが、僕の考えは甘かった・・・。

観劇中に嗚咽して死にそうになりました(爆)。
嗚咽と言っても観劇中なので、声を漏らすわけにもいかず、
声を殺していたら涙と鼻水が唇に・・・
呼吸困難&顔ぐちゃぐちゃですわ。

ぼかぁーね、諸事情あってこういうテーマに弱いのですよ。
そういう弱いところに、非のうちどころのない演技をされたんですもん。
嗚咽せずにはいられませんわな・・・。
これはもうしょうがない。ひたすらまいりました、というだけ。


でもほんとね、この作品には感動させられましたよ。
これまで観たCATSや美女と野獣とは全く違った世界観ですね。
ほんと、言葉ではなく照明の加減によって
言葉を越えた説明をしていたり、舞台に別次元をつくりだしたりと。
よく演劇というのは総合芸術だと言いますが、
ほんとその通りだなと改めて痛感しました。


そして役者のみなさんも凄かった、ほんと凄かった。

ピコ役の岡村さん。
原作ではピコは9歳です。
もちろん岡村さんは9歳ではありません(笑)。
でもね・・・元気いっぱい、不思議大好きの
女の子に見えるんだからこれ不思議!!
ほんと、細かい仕草が小さな女の子そっくりなんだわ。
まじで巧い!!


そして、幽霊であるマコ役の苫田さん。
もーね、あんたのせいでこっちまで呼吸困難で
幽霊になるところだったよ。どーしてくれんのよ?
死んだら友達なってくれんでしょうね、ピコみたいに・・・。
まー、そんだけ上手で感動的だったということなんですけど(笑)。


そして死んだ娘を思い続けるマコの母役の早水さん。
もう、この人別格だ・・・。
CATSをはじめて観たとき、グリザベラを演じていたのが早水さん。
この人の歌唱力は半端無いです。
この方、グリザベラを演じられるくらいなので、
歌だけではなく存在そのもので演技が成り立っちゃうんですよね。
ほんと凄かった。うちの嫁さんは、正直なところ、
この作品の良さをつかみ損ねていたようです。
でも、早水様の歌唱ではその腐った性根を揺さぶられたようで
涙しておりました。これでヤローも愛というものを知ることでしょう。
ほんと早水、様、様です。


ほんと、心から観てよかったー!!とおもう作品でした。
半年、もしくは1年に1回はこの作品を観劇し、乾いた心に
人を思う優しい気持ちというなの水を与えたいなぁーと。
※さすがにこの作品は毎週観れない。観たら涙で干涸びるわ・・・。

今日で東京公演は終わり、今度は5月28日から
名古屋での公演が始まるみたいですね。
東京同様に、名古屋での成功も祈っています。

あー、それからもう一つ感動的な出来事が!!
昨日できなかったスタンディングオベーションでの拍手、
今日はできました!!劇場は満席でしたが、そのうちの
7割近くが最後にスタンディング状態で割れんばかりの拍手を!!

役者の皆さんと観客が一体になったかのような瞬間でした。
やはりミュージカルはライブ。観て感動したら惜しみない拍手を
全身で表現したいものです。それが出来てほんと満足でした。

僕は今日の観劇を通して、
何ゆえヒトは演劇というものを創ったのかが、
ほんのすこーしだけ皮膚感覚で分かったような気がしました。
その辺のお話はまた今度。
夢で逢えたら語って聞かせましょう・・・。




原作の『夢から醒めた夢』/赤川次郎さんの絵本です。
先ほどAmazonから届いて10分くらいで読み終えました。
原作は小説かとおもいきや、絵本なんですね。
・・・はっきりいってミュージカルとは別物だと思った方がいい。
劇団四季の作品の方が圧倒的です・・・。

2011年5月14日土曜日

観劇、感激、ミュージカル『CATS』



本日、通算6度目の『CATS』観劇・・・・。
ほんとは行く予定はなかったのですが、
つい3日前にCATSの中で最初に流れるジェリクル・ソングの
詩の面白さの秘密に気付いてしまったため、
どうしても劇場に行きたくなりました。


嫁さんに相談したら、即チケットを手配してくれたので
本日2人で観劇してきた次第です。


観劇した結果は感激!!


感激のポイントは色々ありますが・・・

①4月30日に観劇した時より出演者の皆さんの
コーラスが冴えているように感じたこと。

②ジェリクルソングの場面にて、ようやくグリザベラを発見できたこと。
これまではグリザベラがいることすら気付かなかった・・・。

③ネーミング・オブ・キャッツの場面にて、
嫁さんがハマっている 斉藤さん演じるマンゴジェリーに
嫁がロックオンされ「キュン死」したこと。見てて面白かった(笑)。

④4月30日に観劇したときと見違えるくらい李さんの演じる
ラム・タム・タガーがかっこ良かったこと。正直見とれました。
※4月30日はキャスト変更2日目だったようで、あれから約2週間・・・
役を自分のものにしきって余裕が生まれたのでしょうか?
マイケル・ジャクソンばりの雄叫び!!かなり似合ってました。
ミストフェリーズのシーンでも影を大分使いこなしてた?
→ダンス激しくてはみ出してたけど(笑)。

⑤4月30日にカッサンドラを演じていた大口さんがランペルティーザへ
役が代わり、さらにその姿が死ぬほどめんこかったこと。

⑥バストファージョーンズの場面にて、ネコのコネタを発見したこと。
ネコのコネタ発見はCATS観劇の楽しみでもありますね。
今回は、雄ネコがほとんどバストファージョーンズへおべっかを
使ってる間、高貴な雌ネコであるタントミールがくだらないとでも
いうかのように昼寝してた(笑)。

⑦ランパスキャット演じる高城さんのさりげないダンスが
めちゃくちゃ上手であることに気付いたこと。
ランパスキャットがソロで活躍する場面を増やして欲しいところ・・・。

⑧ヴィクトリア役の廣本さんが、こっちむいてニコッとしてくれたこと。
奇麗だったなー。

⑨その他
武藤さん演じるマンカストラップは
いつも安心して観て感動できます。
鈴木さん演じるジェニエニドッツもほんと元気貰えるなー。
飯田さんと朴さん演じるアスパラガス(=グロールタイガー)と
ジェリーロラム(=グリドルボーン)。
この二人の演技はいつ見ても泣ける。
後半開始早々、この二人がジェリクルのテーマに楔を打ってくれる。
岸さん演じるスキンブルシャンクス。今日握手して頂きました(笑)。
僕、この人のパフォーマンス好き!!
だって観ていた楽しいレイルウェイ・キャットなんだもん。
そして、高倉ボンバルリーナ。
相変わらず、流れるような優雅なダンス。
いつ観てもその動きに魅了されるわ。
いつかこの方のタントミール観たい。
そして僕の大好きなミストフェリーズ!!
永野さんの演技良かったっす。あのマジカルターンはほんと唸る。
あとは永野さんのネコてきコネタも大好き!!
締めの木村さん演じるグリザベラも相変わらず素敵ですわ。
あと親分猫オールドデュトロノミーの最後のお茶目な仕草・・・。
米田さん巧いです(笑)。
最後に、嫁一押しの岩崎さん演じるタンブルブルータス。
あの人の色気は反則だな。


こうしてポイントなるものを列挙してみて分かるけど、
CATSって何がいいの?って聞かれたら、
結局は「全部いい」としか答えられんわな。


今日のCATSはため息がでるほど素晴らしかったです。
劇場ってスタンディングオベーションってありなのかね?
正直今日のレベルはスタンディングオベーション級だったんだけど。

立ち上がろうとしましたが、後ろの人に「おまえ見えねーよ」
とかって言われたらどうしようと考えて、
結局たちあがれんかった・・・出演者の皆さん、ヘタレですまへん。

2011年5月8日日曜日

ミュージカル『美女と野獣』を観ました


今日はゴールデン・ウィーク最終日です。
最終日は素敵な時間で締めましょう・・・ということで
奥さんと二人で大井町にある劇団四季の四季劇場「夏」へ出向き
ミュージカル『美女と野獣』を観劇してまいりました。

思うに、ミュージカル作品の良さがわかるのは
2度目の鑑賞からなのかもしれません。

『CATS』の場合もそうでした。
1度目の鑑賞時は何に着目していいか分からないまま、
ひたすら楽しかっただけでしたが、2度目からは
より深い楽しみのコツが分かり始めました。

『美女と野獣』も同じで、はじめて観たのが今年の3月。
正直、ディズニー版の『美女と野獣』は
それほど好きというわけではなかったので、
大して期待していませんでしたが、四季版は凄かった。
あまりの出来の良さに、ひたすら感動して帰ってきたのを覚えています。
しかし、楽しく感動いっぱいで帰ってはきましたが、
自分の中では四季版の『美女と野獣』の魅力を
楽しみきれたようには感じていませんでした。
(まぁ、贅沢な話なんですけどね)

で、2ヶ月後の今回・・・。
もーヤバかったですね。
俳優さん一人一人の立ち回りから、舞台演出まで
ほんとよく目に入りました。

まず、ベルを演じられていた坂本里咲(りさ)さん。
何なんですか、この方?
奇麗でキュート、歌も素晴らしい・・・。

オープニングの「ベルは変わってる」を見て聴いて、
僕はソッコーで心奪われました。
嫁から、坂本さんの実年齢を聞いても全然信じられないくらい
若いし奇麗だし、とてつもなく可愛い。


思うに、あれは反則ですね。
坂本さん演じるベルを見て、
心を動かされない男性などいないでしょう。
でも、恋には落ちません。
なぜなら、ベルには素敵なビーストがいるから(笑)。


ビースト役は前回同様、佐野正幸さんが演じられていましたが、
佐野さんのビーストはほんと素晴らしい。
茶目っ気溢れるビーストのシーンでは微笑ましいし、
切ないモード全開のビーストのシーンではひたすら泣けてくる・・・。
もう、なんとしてもベルと幸せになって欲しいと思えてくるほど
いい男なんだよなー。

ベルとビーストの関係を美しく、
感動的なレベルに引き上げてくれている田島さん演じるガストン・・・。
田島さんのガストンがなければ、
おそらく僕もこれほどこの作品に感情移入することはないだろうと
確信できるくらい、田島さんのガストンは凄い!!
※他の方のガストンは見たことないんですけどね(笑)

今回は2度目の鑑賞ということで、
2人の演技も色んな角度から楽しめるようになりました。
まー、正直、楽しめたというのは嘘(?)で、
あまりの感動に後半はずーっとボロボロ泣いてなんだけどね(爆)。
見終わってから、ひたすら感動と涙でクタビレタのが今回です。

ボロボロ泣きつつも、自分が『美女と野獣』に何を感じて
心を動かされていたのかもある程度はっきりしました。
本エントリーには書きませんけど(笑)。


本当に、今回の『美女と野獣』は感動と笑いと発見多きものでした。


劇団四季の皆さん、いつも感動をありがとうございます。

2011年5月7日土曜日

岡本太郎展に行ってきました



岡本太郎が誕生して今年で100年目となりますが、
それを記念して東京国立近代美術館にて岡本太郎展が開催されています。


いこういこうと思ってなかなか行けなかった岡本太郎展ですが、
本日ようやく行くことが出来ました。

これは見ておいた方がいい。
岡本太郎に興味が無い人であっても、なんらかの刺激を得るはずです。

岡本太郎の作品が130点近く、7章だてで展示されていました。
各章のタイトルは以下の通りです。

1章:ピカソとの対決
2章:「きれい」な芸術との対決
3章:「わび・さび」との対決
4章:「人類の進歩と調和」との対決
5章:戦争との対決
6章:消費社会との対決
7章:岡本太郎との対決


一目で分かると思いますが、岡本太郎の人生は「対決」です。
展示場は、時代ごとに彼がなにと戦ってきたのかが
分かるようになっている非常に優れた展示構成でした。


戦う芸術家、岡本太郎・・・。
僕の中では、とびきりカッコいい芸術家・・・。

彼のパートナーだった岡本敏子さんが言っています。




闘うことに、彼は運命を賭けてしまった。
もっと、ほかの生き方もあったかもしれないのに。
闘うことが面白かったからだろうか。




岡本太郎本人はこんなことを言っています。


たった一人だけでも、「ノン」という。
時代に逆らう人間がいないといけない。


「生」を押さえつけようとする伝統や常識、
あらゆるものに対して、ひとり挑み続けた男。
それが岡本太郎。彼はなぜにあれほど情熱的に
自分の生涯を戦いのアートに捧げたのか・・・。

130点近い作品を一つ一つ鑑賞して分かるのが、
そこには何かからの解放や、
何かに対する抵抗が描かれているということ。

解放のための解放、抵抗のための抵抗ではない。
「生きる」ことへの情熱が彼をあそこまで駆り立てたのだろうか・・・。

4章のコーナーに「太陽の塔」の縮小版があり、
その側で岡本太郎のVTRが流れていました。

彼の発言やメッセージ、制作に取り組む表情をみていると
勇気づけられると同時に泣けてくる・・・なんでだろ?

僕のなかでは岡本太郎はヒーローなんだね、たぶん。
彼が沖縄で起こした問題も知っていますが、
それでもやはり彼はカッコいいよ。
カッコいいだけでなく、「明日の神話」の実物を見て、
本当この人の才能は素晴らしいと思いました。

以前ブログにも書きましたが、本で読んだ以上に
作品そのものが語るメッセージは雄弁だと思いました。


展示場の最後のセクションに、
岡本太郎の言葉が壁一面に書かれている場所があります。

彼の言葉一つ一つも、僕にとっては魅力的なんです・・・。
メモってきたので、皆さんと共有して
このエントリーを終わりにしたいと思います。


岡本太郎の言葉


たった一人だけでも、「ノン」という。
時代に逆らう人間がいないといけない。


自分に対してこそ、最も残酷でなければならないのである。


いのちを賭けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。
己が最大の見方であり、また敵なのである。


絶対に自分自身と妥協しないことを決意しなければいけない。


用心深く、おや臆病に今までの使い古されたパターンをなぞってなにになるか。


いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。それが生き甲斐だ。


いつも自分に、そして世界に、新しい眼で見入る。
見慣れたものを見慣れたふうに、惰性的にかたづけるというのはごまかしなのだ。


人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな。
むしろ認められないことを前提として、自分を猛烈に突き出すんだ。


好かれるヤツほどダメになる。


人生に命を賭けていないんだ。たからとかくただの傍観者になってしまう。


怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。


下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、
それはかえって楽しいじゃないか。


挑戦した上での不成功者と、朝鮮をさけたままの不成功者とでは
まったく天地のへだたりがある。


もっともっと悪条件のなかで闘ってみることだね。


うまいと評判の絵にろくな絵はない。


何でもいい。見物人ではなく、とにかく自分でやってみよう。動いてみよう。


何でもないことに筋を通すことの方が、
カッコいい冒険よりもはるかにむずかしい。


芸術というのは生きることそのものである。


行きづまったほうがおもしろい。だから、それを突破したやろうと挑むんだ。


歓喜は対決や緊張感のないところからは決して生まれてこない。


下手なら、むしろ下手こそいいじゃないか。


評価されるなんていっさい必要なし!


やろうとしないから、やれないんだ。


成功は失敗のもと。


芸術家は対決によって新しい創造の場を掴みとるのだ。



そして最後に、これは僕が好きな言葉。
展示場にはありませんでしたが・・・。


ぼくはきみの心のかなに実在している。
疑う必要はいっさいないさ。そうだろ。

2011年5月1日日曜日

4月最後のCATS



4月最後となる30日に、通算5度目となる
ミュージカル『CATS』の鑑賞にいってきました。

ちなみに通算5度目ではありますが、
4月は毎週(計4回)行ってます(爆)。

流石に毎週みてると当初のショックを含めた
新鮮さはなくなりますが、
色々と細かい仕掛けに目がいくようになり、
それはそれで非常に楽しい時間が過ごせます。

今回は連休ということもあり、普段の週末と比べても
かなりのお客さんが劇場に足を運んでいました。
見た感じ、9割近く席は埋まっていたのではないかと思います。

やはりミュージカルはライブですから、お客さんは多い方がいいですね。
最後の拍手の量とか今回は桁違いです。
客として素晴らしい時間を頂いているわけですから、
こちらも最大限の感謝を込めた拍手でお返ししたいじゃないですか。


さて、今回の鑑賞で面白かった点を幾つか述べてみたいと思います。


まず、いつも思うことですが武藤さん演じるマンカストラップは
滅茶苦茶かっこいいということ。見ていて惚れ惚れします。
最初にマンカストラップがでてきて「シャー」と声をあげると、
一気にCATSの世界に引き込まれます。
マンカストラップは5回見て5回とも武藤さんが演じられてましたが、
もう安心してのめり込めます。


次に、鈴木さん演じるジェニエニドッツ。
本当に、鈴木さんのジェニエニドッツは
見てるだけで幸福な気持ちになれます。
もー、ほんと楽しい。
前回は、最後に握手してもらえましたが、
今回は席がC席の劇場の右端だったので、
残念ながら握手は出来ず・・・。


続いて、ラム・タム・タガー。
今回はキャストが代わっていました。
これまでは荒川さんのタガーでしたが、
今回は李さんというかたが演じてました。
ノリも声も素敵でしたが、荒川さんとスイッチしたばかりで、
僕自身が李さんのタガーに馴染むのにもう少し時間がかかるかな?
といった感じ。特に僕の大好きなミストフェリーズのシーンでは、
影の使い方がもうちょい工夫できんじゃないかな、と。
うちの奥さんも似たような意見でした。


そして、バストファージョーンズとアスパラガスと
グロールタイガーの3役を一人でこなす伊達男の飯田さん。
このひとメッサかっこええ。
素顔もカッコいいけど、声を聴くと男惚れする。
前回は色々泣けましたが、今回はそれほどでもなかった。
でも、飯田さん演じるアスパラガスの
「これぞ炎の野獣だぜ・・・」の台詞だけはどうしても泣けてしまう。
あの声ずるい・・・。


それから、今回は隅っこの席に座ったお陰で見ることが出来たのですが、
ジェリーロラムが他の子猫たちを端でからかっていて
めちゃ可愛らしかった。しっぽを使って、子猫達とじゃれてる様は
さながら本物の猫みたい。これが見れたのは端っこの席の特権だね。

じゃれてるという意味でいうと、岩崎さん演じる
タンブルブルータスと大口さん演じるカッサンドラが
相思相愛全開のいちゃいちゃブリを発揮していて
見ていて木っ端ずかしかった(笑)。
あれはもちろん演技なんだけど、
岩崎ファンの嫁なんてずっと嫉妬しまくっている始末(爆)。

今回は、こういった細かい猫達の動きも
よく見ることができました。


そして、美しきボンバルリーナ!!
僕が最初に見たのは西村麗子さん演じるボンバルリーナでした。
西村さんの演技はめちゃ奇麗&セクシー&ワイルドで素晴らしかった。
4月23日に見たときは役者が高倉恵美さんに代わられていて、
僕が見る高倉ボンバルリーナはこれが2度目。
高倉ボンバルリーナを最初に見たときは
踊りの滑らかさと優雅さに魅了されつつも
ワイルドな感じがもうちょいあってもいいかな、って思いました。
でも今回見た高倉ボンバルリーナは、
その辺も完璧でしたね。もう、すげー素敵。
嫁曰く、高倉さんはタントミールを演じると天下一品だそうです。
4月23日に見たときは若干タントミールの
優雅さが残っていた気がすると。
たしかに、いわれてみるとそんな気がするから不思議。
4月23日に見たときの僕の印象は、
なんて流れるような動きをするんだろ!!でしたからね・・・。


最高の天才児!!
Mr.ミストフェリーズ、グレイトマジシャン!!

このアナウンスが流れると、僕のテンションは150%になる。
天才マジシャンネコの独壇場・・・。
僕はCATSのなかでもこのシーンが一番すき!!
特にあの20回ちかくノンストップで回転する
マジカルターンは必見よね。おそらくネコのなかでも
一番タフな動きをするんじゃないかな。
過去に岩崎ミスト、松島ミスト、永野ミストと
3人のミストフェリーズを鑑賞させてもらいましたが、
みんなカッコいいんだよねー。僕が10代でCATSを見てたら
絶対にバレーを習ってミストをやっていたでしょうwww。


あーそれから、4度目のCATS鑑賞で出したグリザベラ昇天の理由について。
今回、端っこの席から嫁の携帯双眼鏡でメモリーを歌う
グリザベラをガンミしていましたが、前回とは違う印象を受けました。
今回は、「自分の人生にケリをつける」というよりは
「誰がなんと言おうと、どう見ようと、私は私の希望を絶対に捨てないわ!!」
「私の希望は誰にも奪えない!!」とでもいうかのような
強固な意思表示のように感じられました。

これも面白いね。
自分の状態によって演技から感じ取れる解釈が変わるんだから・・・。
素晴らしい芸術というのは、解釈を一つに押し込むことができない
と言いますが、まさにそのとおり。
次見るときはどういう感想を持つのだろう、と自分でも楽しみです。



今回は最後にボンバルリーナとマキャヴィティとギルバートの
3ネコに握手してもらいましたが、なかでもギルバートを演じていた
鈴木さんはチョーいいネコだった(笑)。

手が届かないとあきらめていたうちの嫁さんを手招きして、
わざわざ握手してくれた!!なんて素晴らしいネコなんだ!!


やはりCATSは底抜けに楽しいなー。
慣れては来ましたが、それでもやっぱり楽しい!!

おまけですが、今回キャストの皆さんが若干疲れているような
印象がありましたが、皆さん大丈夫かな?
また観に行くので、ほんとご自愛くださいね。
10000回のロングラン目指して頑張って頂きたいところです。


ということで、次は8月にチケットを買いました。

5月は『夢から覚めた夢』を。
そして6月は『レ・ミゼラブル』。
7月は『美女と野獣』を見ます。

完全にミュージカルの魅力にやられまくりの武田家でございます。