2009年9月2日水曜日

自分自身が発見しなければ意味が無い

企業研修のインストラクターを勤めていると、よく感じるのですが、
何かを学ぶ時に、聞いたり読んだりして納得し満足してしまう人と、
それに飽き足らず、覚束ないながらも自分でトライし失敗して学んでいくタイプの人がいます。

研修が終わって、受講生が現場に出た時に、
どちらのタイプが成果をあげるかといえば95%は後者のタイプです。
※経験上、5%の天才的なタイプは聞いたり読んだりするだけで120%の理解を示すことがあります。

思うに、スキル(知的能力含む)というのは筋トレと同じで、負荷をかけて鍛えなければ強化されません。
身につきません。使いこなせません。

50メートルを泳げない人が、泳ぎ方の本を読んだところで泳げるようにならないのと同じです。
泳げるようになるためには、練習するしかありません。
練習していくなかで、基礎体力が身につき、
さらにはコーチやインストラクターからのアドバイスを参考に
自分のフォームを工夫することで、ようやく自分なりにベストな泳ぎ方を身につけられるわけです。

運動に置き換えれば単純にわかることが、どうも仕事の仕方や
知的なノウハウ、テクニック、スキルといったとたんにわからなくなる人が多いように感じます。

読んだり聞いたりして、知る・理解するというのは行動の変化を促します。
変化のきっかけを与えてくれます。
しかし、そこでやめてしまっては絶対に自分の体に知識は馴染みません。

必ず、頭で咀嚼した情報を頭の外に出してみる必要があります。
自分なりに書いたり、喋ったり、手を動かして作ってみたりと、
理解が行動とリンクするまで色々な試行錯誤と訓練を行う必要があります。

人は、行動をとおして自分がどれだけ学んだかを客観的に知ることができるものなのです。

インストラクターという立場で、アドバイスできることがあるとすれば、
「学んだことを行動に移すことで、知識を自分自身で再発見してください」ということだけなのです。


0 件のコメント: