2009年6月17日水曜日

失われた風景-幼少の頃の思い出-

疲れてんのかな。最近よく幼少の頃を思い出す。

私が育ったのは宮城県の多賀城というところ。
普通に田舎なわけなのだが、自宅の目の前は山で、自然がいっぱいだった。
山には木々が生い茂り、タラノメやワラビがとれたし、夏にはカブトムシも取れた。
木々からたれている弦にしがみつき、ターザンごっこなんかもできた。
気味の悪い防空壕なんかも残っていたりしたため、自然と未知のいっぱい詰まった場所だった。
家の裏には沼があり、そこにはザリガニがいっぱいいた。
割り箸に糸をくっつけてその先にスルメヲ結わえる。
それを沼にたらしておくとザリガニがそのはさみでスルメヲ挟むので、
割り箸を引き上げればそれでザリガニさんが一匹連れるわけだ。

家の脇には小さいが公園があり、家を建てた記念に親父が桜の木の苗を植えた。
私の成長とともに苗は見事に成長し、小学校のときくらいにはお花見ができるくらいになった。
私はよくその公園で遊んでいたので、母は桜の木の成長と私の成長を重ね合わせてみていたようだ。

私が社会人になって東京に出てくるのと時を同じくして、目の前の山は切り崩され住宅街になった。
裏の沼も整備されて道路になった。家の脇の公園も取り壊され、それにあわせて樹齢20年近くになる
桜の木も伐採されてしまった。

桜の木の伐採を見ていた母は、息子の成長の思い出が失われたことを悲しんで泣いていたようだ。

私が幼少の頃ワクワクして過ごした山や沼や公園は、もう私の記憶の中にしか存在しない・・・。
思えば色んな場所で、色々な人たちに見守られながら成長してきたんだな。
失われた風景。二度とたどり着くことの出来ない自分の記憶が埋め込まれた場所。
そんなことを思い出したら少し切なくなった。

1 件のコメント:

チャコたん♪ さんのコメント...

>_<

まぁ、でも思い出を分かち合えるヒトがいるってことが、何より大切なんじゃない?!