2009年6月27日土曜日

若者は、選挙に行かないせいで、4000万円も損してる!?/森川友義

「書を捨てよ、町に出よう」改め、「この書を読もう、投票所へ行こう」


以前、このブログにて森川友義先生の政治解説ブログをご紹介しましたが、
なんと、このブログの内容が書籍としてブラッシュアップされ販売されることになりました。

そして、まだ発売されていないこの本が、今、私の手元に・・・。
幸運なことに、この本の読者モニターに応募したら当選しちゃったんですね。
読者モニターに応募して当選したのはこれが人生初です。
結構うれしいもんですね。

ディスカヴァー社の皆様、本当にありがとうございました。

さて本題です。
この本の著者である森川先生は、
一般市民、特に若者がよく知らない日本の複雑怪奇な政治メカニズムを
やさしく丁寧に解説できる能力を持った政治学博士です。

何事でもそうですが、ものごとの本質や構造を把握したうえで、
簡潔に説明するには相当の知識と力量が必要になります。
こういう仕事というのは本当に力のある人にしか出来ない仕事です。

とくに日本の政治メカニズムについては全体を把握することすら難しい。
これはやってみればわかります。
お恥ずかしい話ですが、
私も大学時代に「自分が住んでる国の政治メカニズムくらい知ってないと恥ずかしいよね」と思い、
色々調べたましたが、結局はよくわかりませんでした。
挙句の果てには
「知ったところであまり役にたちそうでもないし、自分には直接関係ないからいいや」
と匙を投げた次第です。

私の場合、政治学の基本的な文献には目を通してきたので、
海外の政治思想などはなんとなくわかっているつもりですが、
自分たちの足元の政治メカニズムについては全くお手上げという
なんとも情けない状態がこれまで続いてきたわけです。

そんな矢先に見つけたのが森川先生のブログで、読んでみて目から鱗が何枚も落ちました。
このブログのお陰で、私は改めて政治メカニズムを勉強しようという気になったわけです。
というより、政治メカニズムを知らないと回りまわって自分に損害を及ぼすんだ、と気づかされたわけです。

どんだけ害があるかって?
現在70歳代の老人と、24歳~35歳くらいまでの世代間の受益格差を比べると
その差はなんと4000万円だそうです!!!!!!!!!!!!!!!

この原因の一つが、政治メカニズムを知らず、政治に興味を持たず、
選挙での投票をサボタージュする若者にあると知ったら皆さんはどうしますか?

何も知らずに将来的に負債を背負わされるのを良しとしますか?
そろそろ私たち24歳~35歳の若者(?)も
本気で政治を知らなきゃいけないみたいです。

そんなこと言われても、何していいかわからないし・・・と思ったあなた。
もうすぐ発売される森川先生の書籍をお読みなさい。
その名も
『若者は、選挙に行かないせいで、4000万円も損してる!? 
                        35歳くらいまでの政治リテラシー養成講座』

非常に長いタイトルですが、ここまで文章を読んでくださった方にはその意図が理解できるはずです。
今回改めて、この本とベースとなったブログを比較してみましたが、圧倒的に書籍のほうが
洗練されていますし、若者が知らなければならないポイントが明確になっています。
改めてブログから書籍になるための加工プロセスの凄さを思い知らされました。

大げさでもなんでもなく、この一冊があれば日本の政治のメカニズムが分かるようになっています。
この一冊を読んだ上で、新聞の政治・経済欄を読んでみると、見方が変わってきます。
少なくとも私は変わりました。

良くも悪くも凄い本というのは、読み手に甚大な影響を及ぼします。
本当にものごとを「知る」ということは、自分が「変わる」ということを意味します。
私の定義では、読み手を変えてしまう力を持った本、これこそが良書の条件です。
そういう意味で、私にとってこの本はまぎれもない良書です。

ページ数が206、Discover携書(新書サイズ)で、値段が1050円(税込)。
2時間くらいあれば読めてしまうはずですので、若者の必須リテラシーだと思って読んでみてください。


【目次】
はじめに

第1章 若者は政治によって損をしている!?
・世代会計からみた受益格差 14
・世代間受益格差は、世代間投票率の違い!?
・だから、若い人は損している
・世代別政治リテラシーの格差は?

第2章 主役は、「有権者」のはずだけど……
・ 「有権者」を政治学的に解釈すると……
・ 国会議員と有権者の関係は、八百屋さんとお客さんの関係と同じ!
・ 市場経済と違って競争が働いていない
・ ここまでのポイントを整理すると
・ 賢い人ほど選挙に行かない? 「合理的棄権仮説」
・ 賢い人ほど、政治に無関心? 「合理的無知仮説」
・ 政治リテラシーゼロの人は誰に投票すべきか?
解決策その1 「鉛筆を転がして決める」
解決策その2 候補者の「顔」で選ぶ
解決策その3 政党で選ぶ
解決策その4 小選挙区と比例代表を別々の政党の名前を書く
・ 政治リテラシーが高い有権者はどうやって候補者を選ぶべきか?

章末特別講座
最近の政治学の研究から1遺伝子レベルで投票行動は決まっている?
最近の政治学の研究から2「五感と選挙」

第3章 実は「国会議員」の力は弱い!?
・ 国会議員とは何をする人か?
・国会議員の権力は実は弱い
・「メジアン有権者の定理」
・日本共産党が弱くなると、自民党も弱くなる?!
・マニフェストは読む価値があるのか?
・国会議員の「派閥」
・民主党の派閥
・いったい何人、総理大臣が交代するのか?

章末特別講座 国会議員のバックグランド
その1 2世、3世、4世議員問題
その2 国会議員の学歴
その3 国会議員の性差
その4 国会議員の前職

第4章 「特別利益団体」を知らずして政治は見えない
・ 政治に絶大な影響力の特別利益団体
・特別利益団体と有権者、国家意義委員の三角関係
・切っても切れない? 特別利益団体と国会議員との関係
・パワーの源泉その1 政治献金
・パワーの源泉その2 組織票
・パワーの源泉その3 自民党員の影響力
・「特別利益団体」のことを知らないままでいていいのか?

章末特別講座 国会議員とお金
その1 政治献金額
その2 議員別高収入ランキング
その3 「政党助成金」とは何か?

第5章 「官僚組織」の「官僚組織」による「官僚組織」のための政治
・ 官僚は何のために働いているのか?
・官僚 ⇔ 有権者の関係は? 下僕ではなく、お上!
・官僚 ⇔ 国会議員の関係は? 法律作成も官僚にお任せ?
問題その1 官僚が法律をつくっている
問題その2 「過去官僚」の弊害
・ 官僚⇔特別利益団体の関係は? これぞまさしく「天下りシステム」
・提言! 官僚組織のあるべき姿とは?
提言1 人事権を国務大臣に
提言2 各種法人の統廃合の促進と天下りの禁止
提言3 財務省主計局の役割を内閣府に
提言4 中央官僚30万人のうち10万人は削減可能
提言5 民営化と地方分権の推進

第6章 政治を変えるのは、あなた!
・わたしたち有権者と「政治」と「政治学」
・実際の政治・政策への応用
・マクロ的見地から日本政治を考える

あとがき
参考文献


0 件のコメント: