2009年2月15日日曜日

意志が弱い?

なんとなく、今日は「意志」というものについて考えてみたいと思います。
さて、この「意志」という言葉ですが、よく使われる文脈にこんなものがありませんか?

文脈①
「お前さ、去年絶対やるって決めてた○○って、どうなったの?」
「実はさ、忙しさにかまけてやってないんだよね。どうも意志薄弱なんだよね、俺は」
「・・・お前ってホント意志が弱いよね」

文脈②
「私どうしても○○したいんです」
「わかった。じゃ○○するには君は何をしなければいけないの?」
「私がすべきことは××何ですが、意志が弱くて継続できないんです」


私生活、仕事を含め、色んなところで耳にする、もしくは口にする言葉だと思います。
意志薄弱なんて言葉があるくらいですから、意志には強度という観点があるとみなされてますよね。

ですがこういう文脈で出てくる意志って本当に意志なのか?と最近疑問に思っています。
ま、文脈①でいう意志なんていうのはあまり問題じゃなく、
私が気になっているのは文脈②で使われるほうなんですが・・・。

ちなみに、大辞林で「意志」という言葉を調べると、以下のように定義されています。

いし 【意志】

(1)考え。意向。
(2)物事をなすにあたっての積極的なこころざし。
(3)〔哲・倫〕ある目的を実現するために自発的で意識的な行動を生起させる内的意欲。
(4)〔心〕 生活体が示す目的的行動を生起させ、それを統制する心的過程。
     反射的・本能的な行動とは区別される。
(5)文法で、話し手のある事を実現させようとする意向を表す言い方。


おそらく一般的には(1)や(2)の意味で使われることが多いと思われる「意志」という言葉ですが、
さて、先の文脈で使用される「意志」という言葉は本当に「意志」なのでしょうか?

そもそも「意志」は勝手に弱まっていき、
そのこと自体が意志を持つ本人を意志薄弱だと苦しめるようなシロモノなのでしょうか?

私の独断と偏見による「意志」の定義だと、これは「持つ」か「捨てる」しか選択肢がないと思っています。
一時的な状態としては「意志をもちづづけることに迷う」というのもあるでしょうが、
最終的には「持つ」か「捨てる」。極論すると意志は「ある」か「ない」かのいずれかなのではないでしょうか?

そもそも自分がだらしなくて、だんだん弱まっていっちゃう「意志」は、
そもそも意志とは呼べないのではないか?

あなたが持っている意志と呼んでいるもののうち、時間が経つと弱まっていっちゃうものは、
何かをきっかけに、反射的・本能的に埋め込まれた何かのトラウマやコンプレックスなのではないでしょうか?

「だから、あまり意志が弱いとお悩みなさんな。それは意志ではないのだから」
「よく考え直してみます。でも、すこし気分が楽になりました。今の話、ちょっと目から鱗でしたよ」

といって、後輩の女の子は私のもとを去っていった。



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