2009年1月28日水曜日

映画『ザ・ムーン』を観ました

ずーっと観たいと思っていた映画、
今年3本目となる映画、
ザ・ムーン』を観てきました。

「おい、あんた。どこへ行くんだい?」

「なんだってそんなこと俺に聞くんでい。
お月様にでも聞いておくんなさい。」



そうなんだよ。我々には「どこへ行ってきたの?」と聞かれた時に
「いや、ちょっとね」と答えられる場所が絶対に必要なんだよ。
我々だけではない。地球にだって、ちょっくらでかけてくらぁ、といいたくなるところが必要なのさ。
そう。地球の最大の隠れ家。それがお月様なのです。

月には何もない。だから、見てるとさびしくなる。狂おしくなる。
だけど、そんなお月様はもうないんだよ。
人間が征服しちゃったからね・・・。

今からもう40年前になりますが、1968年から1972年の
4年の間に12人の人間が月に降り立ちました。
この映画はその当時の社会状況を振り返りながら、
これら12人を中心とした人類の月面着陸という奇跡をドキュメンタリーとして描いています。

素直に感動しました。特に、シャトル越しにみた地球がいとおしかった。涙が出るくらい・・・。
乗組員の一人がインタヴューで「地球はフラジャイルだ」といっていたのが印象深かった。
ほんと、フラジャイルで壊れ物だと思いました。

あれから40年・・・。人類が月に立つことによって何が変わったんだろう・・・。
私の誕生が1978年なので、私が生まれるだいぶ前のお話である。
その当時の人類の興奮や感動、希望、悲しみは私には分からない。

人類が月に立ち、イデオロギーによる戦争、ソ連とアメリカの戦いにも幕が下ろされた。
その後の我々は、地球的意識を持つわけでもなく、最大の隠れ家、フロンティアを失い
迷走、内向しているのではないだろうか・・・。

NASAのロケットサイエンティストはやることがなくなり、その知識を金融にぶち込み
金融工学なるものをつくりあげた。挙句の果てが、金融バブル崩壊だとさ。

なにやってんだろうね?

この映画を見て切なくなりました。

フロンティアの開拓とは未知の喪失である・・・。


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