2008年12月18日木曜日

新将命さんの『リーダーの教科書』を読んだ

今年読んだビジネス書の中で、日本人が書いたものとしてはマイベストな一冊がこの本です。

私のビジネスマン人生の転換期である、ここ4年において、日々の仕事において感じたこと、
上司からの教えにより気づかされたことの大部分がこの書物に記されていました。

あまり偉そうなことはいえませんが、個人的に日本の企業には
役付の人たちが多すぎると思います。
500人規模の会社に、課長以上の幹部が100人くらいいる
企業なんてよくあるのではないでしょうか?

自分の狭い了見からいくと、一人の課長が見る部下の数が5人
なんていうのはザラだったりするのではないでしょうか。

もうそうなると、仕事するのに幹部も担当もヘッタクレもなくなってきます。
もう社員それぞれが、企業ミッション実現のための責任を担うリーダー、もしくは
エグゼグティブとして振舞わなければ仕事なんて成り立たないと思っています。

そうなると、組織の中には、おのずと率いるもの(リーダー)と率いられるもの(担当)くらいしか
本質的な意味での役割はなくなってくると思っています。
そして、そのときリーダーに求められるのは、担当の能力+αで群れを率いる能力です。
例えていうなら、砂漠で飢えそうな民に対して、神の啓示に従い、オアシスに導く力を持つもの。
こういう力や気概を持った人間こそがリーダーになるんだと思います。

もうここまでくると、聖書に出てくるリーダーとしての預言者みたいですが(笑)。
そもそもリーダーの概念自体、聖書をはじめとする宗教指導者に負うところが多いのではないか、
というのが私の適当な仮説です。

皆を導くという責任を負うからこそ(もちろん導く対象が自分でもよい)、
リーダーにはそのポジションに応じたビジョンの提示、戦略の立案、目標の策定などの能力が
求められるのです。少なくても私はそう信じています。

よって、上記の前提なしにビジョンや戦略、目標などを語るビジネス書は、
私にとって、どんなにきれいにその内容がまとまっていたとしても無価値なのです。
まったく響かないのです。学べないのです。

いままで読んできたビジネス書は、私の内なる評価基準に照らし合わせると
ほとんどが無価値なものでした。

唯一、これまで読んだ中で私の基準を軽く上回ってくれたのがドラッカー博士の一連の著作です。

ですが、そんななか、なんと日本人にして私の勝手に求める基準を突破し、
なおかつ私に多大な学びを与えてくれたのがこの本です。

他の方がどのように評価するかは知りませんが、
私にとっては仕事をするうえでのバイブルのひとつになりました。

部下を持たない新入社員の方も、これからの企業組織では
自分で自分を導くリーダーにならなければならないと私は信じます。
そういう意味では、新入社員、課長、部長、統括部長、本部長、事業部長、経営取締役、社長、
あらゆるポジションの方が読んでためになる話が本書には記されていると思います。

著者自身が、40年のビジネスマンキャリアにおいて3社で社長、1社で副社長を経験されている
スーパービジネスマンでもありますし・・・。

以下は本書の目次です。

はじめに
第1章 これからリーダーになる人へ――上司の心得
第2章 リーダーとして歩き始めた人へ――上司としての認識
第3章 リーダーシップをさらに磨きたい人へ――上司のスキル
第4章 選ばれたリーダーをめざす人へ――上司の役割
おわりに



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