2008年12月15日月曜日

勝間和代さんの『起きていることはすべて正しい 運を戦略的につかむ勝間式4つの技術』を読んだ

本当は購入する予定のなかった本です、この本。
正直に述べると、買いたくなかった本です。

なぜなら、最近の勝間さんはTVに、雑誌に、書籍にと
ビジネス関係のチャネルで顔を見ない日はないくらいに
活躍されており、翻っては私にとってその姿勢が
”電波芸者”のように感じられたからです。

最新刊の勝間さんを特集したムックについては
もうビジネス界のグラビアアイドルばりのもてはやされ方で
興ざめしてました。あざといというか、なんというか。
なんか日本の人物紹介もアメリカっぽくなってきたなぁ・・・と正直うんざりでした。

しかし、最近、ある出来事をきっかけに、
「きちんと商品やサービスを作って、お客様に自信を持ってお届けするには、
適度なアザトサがないと駄目だ」と思うようになりました。

であれば学ぼう。泥臭くも一生懸命、自分のキャリアを作って結果を出している人から学ぼう。
興ざめも何も関係ない。勝間さんの著書と真っ向勝負して、その中身だけを問題にしよう。
そう思って、本作品を手に取った次第です。


感想&評価:★★★★★(100点)

この手の本については2008年度最高、かつ勝間さんの過去の作品の中でも
現時点で最高の作品と判断しました。
※来年は、これよりさらに傑作の1冊がうまれるでしょうから・・・。


実は私、勝間さんの本についてはその大半に目を通して(購入して読破)います。
今回、この本を紹介するに当たって、そのすべてをざっと読み返してみましたが、
改めて感じます。著者の異常なまでの成長度合いを。

この本を読んだ後で、昔の「インディでいこう」とか「年収10倍アップ~」とかを読むと
決して役に立たないとは思わないにせよ、なんか陳腐な印象を受けます。
でもこれって非常に凄いことです。
自分で自分の過去を陳腐化できる能力ほど、強い能力はないと思うから。

私は仕事柄、教育工学だとかインストラクショナルデザインとかを少し齧っていますが、
インストラクションの最終目標というのは、インストラクとされた人間の行動変容にあると思っています。
そういう意味で、著者の勝間さんは、普段の生活、膨大な読書、多数の人との出会い、
つまり日々の中で起きる出来事(点)をその類まれなる知力で、線にし、面にし
自分で自分に学習を施し、自己変革できてしまう人なのだ。
これは凄いです。参りました。

で、もっと参ったのが勝間さんのプレゼンテーション。
これは勝間さんの会社のサイトで、ご自身が行ったセミナーの視聴をして分かったのですが、
この人プレゼンテーションが滅茶苦茶上手いし話しなれている。
聞いてて面白いし、為になる。

突然だが、私はテクニカルインストラクターとして飯を食っている。
要は、相手が知らないことを分かりやすく噛み砕いて教え、相手が新しい行動様式を身につける
お手伝いをするのだ。仕事柄、プレゼンテーションは得意だ。それなりに自信もある。

でも負けた・・・。勝間さんの流暢な説明には、贔屓目に自分を見ても(見るなよな)負けている。


あらららら。
今回の読書は、勝間和代という先輩ビジネスパーソンと私との真剣勝負だったのだが、
私の一方的なKO負けに終わった・・・。


小生、己のパラダイムを一度リブートしようと思います。
そして勝間さんの著書と改めて対峙し、いちから勉強しなおそうと思います。

今度は、KOされないように。せめてTKO。いやいやできれば判定負け。
いつかは引き分け。いずれは勝利できるように。

2009年は知のシャドーボクシングからはじめよう。


0 件のコメント: