2008年12月11日木曜日

プロジェクト「壇ノ浦」

先日、上司からの依頼で、あるプロジェクトに参加した。

私自身は現在、親会社に常駐しており、いくつかのプロジェクトに参加している。
しかし、出向しているわけではないので、席は子会社のほうにある。
要は丁稚奉公てきに常駐しているのだ。
給与も子会社である、わたしの所属先から支払われているわけなので
本当は所属先にいろんな意味で貢献しなければならない。

そういう理由で、プロジェクトの掛け持ちになるのは承知で、引き受けることにした。
上司の話では1日で終わるプロジェクトとのことだったので、
現在所属しているチームにお暇を頂戴し、昨日ミーティングに参加してきた。

自分の所属先から親会社に常駐してはや4年。
つまり自社のプロジェクトに参加するのは4年ぶりなのだ。
少しは楽しくやれるかな、とおもってミーティングに参加したのだが、私の考えが甘かった・・・。

これまでの4年間、私は親会社の特別ミッションチームで仕事をしてきた。
そこは、会社を変えることをミッションに、親会社の中でも生え抜きの天才的な人たちが
集まるチームなのだ。私はそこで4年間みっちり鍛えられた。
最初は資料を破かれたし、机を叩いてしかられたこともある。
厳しかったし、大変だった。自分の力不足を恥じ入る毎日ではあったが、充実していた。
自分の成長を日々感じることができた。
そこは、会議ひとつとっても合理的なルールの下に、時間厳守で運営される。
基本的に会議は例外で、何か相談したり打ち合わせするときは、パパッと資料を作って
関係者にばら撒き、議論のレベルに達していると判断されてはじめて会議になる、
こんな運営なのだ。だから会議で議題が不明確だったり、結論がでなかったりなんてことは
1回もなかった。そういう意味では無駄な時間が一切ないストレスフリーな職場だ。
※もちろんプレッシャーという意味でストレスはあるけど・・・。

ま、そんなとこで働いていた人間がだ。
自社に戻って会議に参加したらどうなったか・・・。

グダグダグダグダ、永遠と話が続く無駄な時間だった。
正直、この人たちは会議をするのが仕事なんだ、と思ったくらい
好き勝手なことで方向性のない討論をしている。
で、じれったくなって、プロジェクトの趣旨と、活動の段取りを
部長そっちのけで取り仕切って確認してみた。

そしたらどうだ、プロジェクトの落としどころはプロジェクト前から決まっているらしい・・・。
やる必要ないじゃん。単なるアリバイ作りじゃん。
このタイミングでやる気はマイナスになった。

でも仕事だし、プロなら責任もってやらなきゃ、と気を取り直し
仕事を始めたら、これがまた最悪・・・。
段取りもヘッタクレもありません・・・。
やればやるほど怒りがこみ上げ、そのうち怒りが笑いに転化してくる・・・。

後輩から、武田さん顔は笑ってるのに目が死んでますよ、と言われた。

私は、最近読んだ平家物語にちなんで、自分がやっているこのプロジェクトを
こう命名することにした。

プロジェクト「壇ノ浦」と・・・。
驕れる者、愚か者はすべからく滅ぶべし・・・。

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・

わたしゃ、驕ったつもりはねーんだけどな・・・。

2 件のコメント:

sorasemi さんのコメント...

ウチのところもそんな感じで吐き気がもよおしてトイレに駆け込むこともあります。
誰かの意見を否定することが自分の存在意義だと思っている阿呆どもばかりです。

たたき台を作り、文句を言わせるベースを作る馬鹿の役割を演じているけど、そうもしないと案件が進まなくてね……。

あれ? ごめん、愚痴っぽくなっちゃった。

Hidehiro Takeda さんのコメント...

ソラセミさん、コメント感謝です。

私は、常に自分の思考やものの見方を疑うように努力しているつもりです。
自分が相手をアホだと思っていたとしても、ほんとにアホなのは自分じゃないのか、と。

よって、あえて相手を信じて相手の主張するままにやらせてみよう、まかせてみようと見守ることがあります。
でも結果は失敗する。相手が自爆し、それに自分が巻き込まれたりする。

そんな経験を繰り返して、最近自分なりに仕事における馬鹿、阿呆の定義が固まってきました。

十分なデータにもとづいた、論理的な思考、もしくは切れ味鋭い直観に基づかず、状況に対する反射ベースで発言・批判する人間。発言・批判はするけど行動しない、出来ない人間。失敗した後で、反省・学習を行わない人間。


組織活動において、お客様、会社、プロジェクト、チームへの貢献や求められる成果に焦点を当てた行動が取れない人間に対しては、企業活動という限定された場における馬鹿・阿呆のレッテルを貼ることにした。