2008年12月14日日曜日

短編小説レビュー:第108回について

わたしの友人、ソラセミ君は定期的に自身のブログに短編小説を発表しています。
これまで彼の短編についてコメントする際は、彼のブログにコメントをエントリーしてました。

しかし、彼が使っているはてなブログにコメントをいれると
正しい認証文字列を入力しているにもかかわらず、かならず1度目の
投稿で「入力された文字列が違います」とエラー扱いされてしまう。
これまでは我慢して投稿していましたが、さすがに我慢の限界に来ましたので、
本日より、コメントは私のブログ上で行うことにしました。

さて、今回の小説は彼の108作目となる作品で、そのテーマは「ビスケット」だそうです。
※彼の作品はこちらで鑑賞できます。


評価:★★★★☆(75点)

評価ポイント
①物語の論理性(35/40)
②物語の読みどころ(20/30)
③テーマと物語の整合性(15/25)
③言葉使い(5/5)

私がこの物語から読み取ったテーマは「母性」と「犠牲」です。

ポンポコタヌキとコンコンキツネの戦争において戦争孤児となった子狐クゥ。
そんなキツネに哀れみを感じた敵のタヌキが、その愛ゆえにクゥの母代わりをする。
平和な日々もつかの間、敵のタヌキが仕掛けたお菓子爆弾に手を出そうとするクゥ。
いくらなだめても言うことを聞かない子狐に、戦争の中を生き残る知恵をつけさせようと
身を挺してお菓子爆弾を口にする母キツネ(ほんとはタヌキ)。
自分の命と引き換えに、厳しい世界を生き残る知恵を与えてくれた育ての親たる母タヌキに
真の母性を見たクゥは、この後、部族間の諍いを収める救世主として成長してくれることでしょう。

金色の毛をまとい、コロコロと丸まっているタヌキ。
そのイメージをモチーフにしたビスケット。
ビスケットの甘い香りと母の持つ甘い香り・・・。

上手にイメージがマネージされていると思います。

0 件のコメント: