2008年10月8日水曜日

平野啓一郎さんの『顔のない裸体たち』を読んだ

んー、眠い。もう25時41分だ・・・。

お風呂に入る前に読み出して、つい今しがた読み終えたのがこの本です。

評価:★★★★★

いやー、新潮文庫で200ページくらいの短編なのですが、よく出来ている。
傑作ですよこれ。まさに決壊の序章に相応しい作品です。
私はこういう、現代社会の闇を上手く描いた作品が大好きです。

幼少の頃のトラウマ(いじめとかそういうやつ)を克服しないまま大人になった
変体中年と、さえない中年の女性教師が顔バレリスクのない投稿エロ写真にハマっていき、
最後は母校の前でエロプレイを撮影しようとして先生に見つかり破滅の道を歩んでいくという
一見馬鹿な話です。でもこのプロットが秀逸で、そこに描かれている人間たちの
心理のヒダを抉り出すような文章がたくさんある。

平野啓一郎氏のセンスに脱帽。
お勧めの一冊です。


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