2008年9月24日水曜日

映画『蛇にピアス』を観た

本日、会社の帰りに川崎チネチッタにて
『蛇にピアス』を観ました。

この作品は2004年に芥川賞を受賞した
金原ひとみの作品を、
蜷川幸雄が映画化したものです。





評価:★★★★☆


私自身、原作は読んでいませんが、それなりに今風のストーリーで
映画としてはまずまずの出来だと思います。

この映画に私は4つ星をつけましたが、その中の星3つは
主演の吉高由里子ちゃんが体当たりで望んだ痛々しいまでの演技に対してです。
彼女、フルヌードで体当たり演技をしていますが非常に素晴らしい。
今年の日本アカデミー女優賞は彼女にあげるべきかと思います。
※男優賞はもちろん松山ケンイチ

主な見所はそれくらいでしょうか・・・。

ストーリーは大して面白くもつまらなくもありませんでした。
若い女の子が自分の生を実感することが出来ず、人体改造やらSMやら刺青やらに
手を出して痛みを通して自分を認識していくという話です。

人が社会との連帯感を失って、いわゆるアノミー状態になると、最後に自分を自分として
認識できるのは自分の五感(視覚・味覚・聴覚・嗅覚・触覚)だけになり、その中でも
特に自分を認識するためには非日常が必要になるわけだから、自ずと触覚、
それも痛み(もしくは快楽)に走るというのが私の考え。

そういう意味では、芸術的な要素を抜きにするとフツーのストーリーです。

ただね、監督が蜷川幸雄だけあって、限られたスペース(建物の中とか)の中で
上手く空間を作り出すことに関しては、「流石は舞台芸術家!!」といった感がありました。
しかし、限られないスペース(町の中とか、人ごみとか)をスクリーンの枠に切り取るという
部分については荒削りというか、ちょっと下手な感じがしました。
特にオープニングのシーンとかは、ちょっと下手かもって思っちゃいました。


いずれにせよ、なかなかの映画ですので、映画好きな方は映画館で観てはいかがでしょうか?
※音を含めて、物理的に痛みを伴う描写が苦手な方はやめておいた方がいいかも。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

a mi me gusto muchoooooooo