2008年9月16日火曜日

梅田望夫さんを読み返す(2)


連休中に梅田さんの著作を読み返してたというのは、
幾つか前のブログに書きました。

今回のエントリーでは、連休の最終日に読み終えた
ウェブ時代をゆく』について感想をまとめようと思います。


この本のオビの部分には以下のように明記されている。

「前例の無い時代を生きるヒント満載の、懇親の書き下ろし。
『ウェブ進化論』完結篇!」と。



読み終えて、本当に完結篇だと思いました。
また、この本は梅田さんがその意図を明記しているように
福沢諭吉が書いた『学問のすすめ』の現代版であるといってよいと思う。
※前作『ウェブ進化論』は諭吉の『西洋事情』に相当といってよいでしょう。

ニュースを紐解けばお分かりのように、Webのインパクトは日本経済の
あらゆるところに影響を与えています。

今日のニュースではNHKがようやくテレビ番組のネット配信をするそうですし・・・。
携帯端末の動向を追っかけてみても、ネットの向こう側にはGoogleやAmazonが、
企業向けにはSalesforce.comをはじめSAP、IBMやDellなどの欧米の大手ベンダーが
着々とクラウドコンピューティング環境を構築しつつある。

更には、そのクラウド経済圏へのアクセス端末として

Microsoft、Google、Appleが三つ巴でモバイル端末経済圏を創ろうとしている。

※MSの場合、スマートフォン+Windows Mobile+SkyMarket(MSモバイル経済圏)
  Googleの場合、スマートフォン+Android+AndroidMarket(Googleモバイル経済圏)
  Appleの場合、iPhone+iPhone OS+AppStore(Appleモバイル経済圏)

モバイル端末ビジネスの主役は、もはや端末のキャリアではなく
モバイル経済圏を提供する企業が担うようになりつつあるのではないか。


このような「恰も一身にして二生」を生きなければならないような時代に
”いかに働き、いかに学ぶか”のヒントを読者に提供してくれるのがこの本です。

この本を一番初めに読んだのは、2007年11月のこの本の発売日です。
会社の帰りに購入し、その日のうちに読み終えました。
当時は「なかなか参考になる本だなぁ・・・」なんて軽い感想しかありませんでしたが、
今回は感想をまとめきれないほど、今後の自分の人生を考えさせられました。

このブログを書いている今も、正直、この本が投げかけてくるメッセージが引き起こした
自分の中の思考の波状連鎖を収拾しきれずにいます。

ここまでの記載内容を読み返しても、正直、支離滅裂な感がぬぐえません。
というか、支離滅裂なんだな。


おそらく、自分の人生で今が色々と考える時期なんだろうと思う。
梅田さんが本書のP189「30歳から45歳という大切な次期を無自覚に過ごすな」で
明記されているように、社会人にとってはこの15年が
自分の人生をあとで振り返ったときに後悔するかしないかの分かれ道なんだと思う。

そういや、私が尊敬する直属の上司もそんなこと言ってたっけ・・・。
「ここから2,3年がお前のキャリアで一番重要になるはずだ。だから勉強しとけ」って。

思えば、感謝すべき環境に自分はいるんだなぁ・・・。

いずれにせよ、自分の人生を自分で引き受けるためにも勉強は欠かせないな。

ほんと脱線で申し訳ないが、ドラッカーがネクスト・ソサエティで
たしか次のようなことを書いてたっけ。

「ネクスト・ソサエティは知識社会である。知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の
働き手となる。知識社会としてのネクスト・ソサエティには、3つの特質がある。
1.知識は資金よりも容易に移動するために、いかなる境界もない社会となる。
2.万人に教育の機会が与えられるがゆえに、上方への移動が自由なしゃかいとなる。
3.万人が生産手段としての知識を手にいれ、しかも万人が勝てるわけではないがゆえに、
 成功と失敗の並存する社会となる。

これら3つの特質のゆえに、ネクスト・ソサエティは組織にとっても
一人の人間にとっても、高度に競争的な社会となる。」


よくよく読んでみると、梅田さんの結論もドラッカーが指摘していることと大差ない。
やはり、ヴィジョナリーには同じ情景が見えているのだろう・・・。


嗚呼、ほんと、取り付く島のない感想になってしまった。

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