2008年8月10日日曜日

自分のルーツを考え直す


8月です。暑い日が続きますね。
夏は暑くて当たり前ですが、今年は昨年以上に
最高気温が高い気がします。

さて、今回のエントリータイトルについてです。
今回のエントリーは自分に向けて書こうと思います。

先日、会社の通勤時間で読める文庫本を、
と思い駅ビルの本屋でジャーナリズムの本を買いました。
400ページくらいの厚さでしたが、
買ったその日に読み終えました。
ジャーナリズム系の本を最近読んでいなかったので、
なんかいいなぁ、と
漠然と感じつつ更にジャーナリズム系の本を!!と昨日、
横浜のソゴウで本を漁っていました。
何気なく全ての文庫棚をザーっと観ていたら突然”立花隆”という著者名が
私の目に飛び込んできました。立花隆自身は複数の出版社から興味深い
ジャーナリズムの著作を出版しているので、名前が目に付くのは当たり前なんですが、
これまで何遍も同じ本棚を見ていたにもかかわらず、目に飛び込んできたのは今回が初めてです。

目に飛び込んでくるということは、自分の無意識が何かを訴えているはずだと思い、
一番目に付いた「脳を鍛える ~東大講義「人間の現在」~」を購入して家に帰りました。
自宅について、一人で本を読んでいたら呆れるくらいいろんなことを思い出して
感傷に浸ってしまいました。

感傷に浸った理由は幾つかあります。
一つ。今の私が知的な意味で私であるところの理由が「立花隆」にあるということを思い出したからです。
私が立花隆(といっても厳密にはその著作)に出会ったのは高校2年生の頃です。
本格的な受験勉強を始める手前の時期に読んでいた本の中に「文明の逆説」という本があって、
これを読んで頭の中身をそっくりもっていかれたんです。

知的世界の全体像って、これほどまでにスリリングなのか!!と感激したことを覚えています。
この本を読んで「大学いったら死ぬほど本を読もう」と決め、大学にいくための、それも知的な仲間に
一人でも出会うための自己投資と割り切って受験勉強に専念したことを思い出します。

それなりに勉強した結果、第一希望には合格しませんでしたが、
現役で大学にも通うことができました。

大学に入学してからは正規の講義そっちのけでバイトをやり、
たまったお金を全て音楽と書籍に費やす日々が4年間続きました。

バイト先ではそこの先輩方と音楽に没頭し(ちなみにジャンルはR&BとHip Hop)、
バイトしてないときはひたすら本を読んでいました。

なぜそれほどまでに本を読んだのか、今になって思い返せば、立花隆の影響なんだと思います。
「知の世界はスリリングで限りない。大学時代にできる限り知のパースペクティブを広げよ!!」
これが立花隆の一連の著作から私が勝手に読み取ったメッセージです。

それほどまでに影響を受けていたにもかかわらず、
立花隆の本は大学卒業と同時に全部売り払ってしまいました。
その理由は、大学2年のときから読み始めた小室直樹と副島孝彦の両名に
思想的・学問的影響を受けたからでした。

小室直樹は世間的にはまったく相手にされず、奇特な学者というレッテルを貼られ
アカデミックの世界からはなかば追放されてしまった人です。
そして副島孝彦はそのお弟子さんで、最近は陰謀論のソエジイなんていわれ
こちらもアカデミックなメインストリームからは外れている人です。
※副島さんの場合、感情むき出しで論になってない論をぶち上げるのでメインストリームにはなれなくて
 当然なのかもしれませんが・・・。

まぁ、ちょっとトンデモがかっているとレッテルを貼られている両名ですが、
実はこの二人の学問の本質を見極める眼力は日本のトップクラスだと思います。
そういう意味で、私は個人的に本質の泰斗だと思ってこの二人を見ています。
※もちろん今となってはその限界もなんとなく分かってきましたが・・・。

まぁ、くどくど書いてもしょうがないので結論を言うと、ある事象をベースに
小室・副島VS立花という構図が私の思想領域の中でがっぷりと対立をはじめ、
最終的に小室・副島陣営が私の中で勝利したため、「サラバ立花隆」みたいなことに
なっちゃったんだね。

大学卒業を機に、勝手に立花隆も卒業したというわけです。
それ以来、一切、立花隆の本を買うことはなくなり、私の中で立花隆な
アプローチを取ることも段々とへってきました。
※人に影響を受けるというのはある意味、宗教みたいですね。

社会人になってもかなり本は読んでいましたが、知のパースペクティブを構築するとか、
そういう視点は一切なくなっていました。ですが昨年の5月くらいから、現在所属している会社の
天才上司に影響を受けて、色々話していく中で、なんとなく本来自分の持っていたはずの
知的なリビドーを失っている自分に気がつき始めました。
なんか変だなーと思いつつずーっと本を読んでて、
ようやく自分の無意識がその原因を見つけてくれたようです。

まるで「お前のルーツは立花隆だろう。今なら新しい視点でもう一度読めるのではないのか?」と
無意識に問いかけられたような感じです。

ま、そういうわけで、先にあげた立花隆の東大講義録を即購入し、昨日から読んでいるわけです。
読んでみて、知的な意味での私の私たる所以は立花隆にあることを改めて痛感した次第です。
また、自分の頭が知的にかなり劣化していることにも気づきました。
※昔読んで感銘を受けた数々の本が絶版になっていることも発見した・・・売るんじゃなかった・・・。

さて、なくしていた自分のワンピースを見つけた私。これからどうしよう。
今年は30歳という区切りのいい年でもあります。

まずは、最近検討していた「自分大学」をつくって入学するところから始めることにします。
自分大学4年間のうち2年間は”リベラルアーツ再び”というテーマでカリキュラムでも組むことにします。

ま、こんな感じでこれから勉強をしていこうと改めて気合を入れなおした一日でした。
嗚呼、海が聴こえた・・・。

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