2008年7月21日月曜日

香水 -ある人殺しの物語-

数回前の投稿で映画『パフューム』について感想を述べました。

今回は映画の原作となる『香水 -ある人殺しの物語-』を読み終えましたので
簡単に感想を述べます。

評価:★★★★★(満点)

かなりよくできた小説だと思います。

理解も想像もしづらい”香り”についてここまで
文字で表現してくれたことに脱帽です。

ジャン・バティスト・グルヌイユが自分の全存在をかけて、また、自分に、そしてその環境に
復讐の念をかけて作った究極の香水が、嗅いだもの全てを自分の好きなように操れることを
知った瞬間、すべてがおぞましく、無益なものに感じられるなんてくだりは完璧です。

天才の天才性が上手に表現できていると思いました。


匂いについて、香りにつてい小説でここまで表現したのは
私が知る中ではこれがベストです。


DVDをみて、いまいち分からなかったところも全て納得がいきました。
私としては、映画⇒原作の順で味わうことをお勧めしたい。

ただ、欲を言えば、私の友人ソラセミくんのように
可能であれば映像ではなく、文字としてではなく、この作品を匂いとして表現・再現してほしい!!
一度でいいからこんな香りの世界に浸って見たい・・・。

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