2008年7月13日日曜日

映画『パフューム』を観ました



以前から観たほうが良いと進められていた
映画『パフューム』を観ました。

評価:★★★☆☆

本作のテーマは"香り"です。
映像で嗅覚を刺激する作品を作るのは
かなり困難かと思いますが、この作品では
その部分を上手に描けていると思いました。

主人公が産み落とされるパリの市場の映像なんて
生臭そうな匂いが立ち込めてそうでしたし、
最初に殺人を犯してしまう女性なんかもホント
好い匂いが漂ってきそうでした。

ショッキングな結末やストーリーそのものの構成も、当時のパリの時代背景を想像すると
ホントかよ!!ってツッコミ入れたくなるところも多々ありますが、
全体的に映画らしい映画として楽しめると思います。

芸術作品だと思いました。
見るべき点は、その映像美にあるのかなぁと思ってます。

下手にサスペンスを期待すると裏切られるし、
エンディングを観て「何これ?」って白けると思います。





ところで、これを観て村上龍の『愛と幻想のファシズム』を思い出しました。
何を思い出したかって・・・次の一節です。



「これは俺の経験からきてるんだけど、すごい奴っていうのは
そいつに何かたとえば才能みたいなのがぺたっとくっついてるんじゃなくて、何か欠けてる場合の方が多いんだ。」

パフュームの主人公も色々欠けていて、それを補うべく
自分の嗅覚に誠実に殺人を犯していくんだもんね。


・・・才能とは何かの欠落に対する補填である・・・

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