2008年12月30日火曜日

実家に帰省します

本日これより実家に帰省します。
元旦の夜に帰ってきますので、それまでブログの更新はお預けです。

今年一年、このサイトをご覧になってくださった皆様。
心よりお礼申し上げます。

あわせて来年もよろしくお願いいたします。

それでは皆様、よいお年を!!

短編小説レビュー:第109回について

遅くなりましたが、友人の空蝉くんが書いている
短編小説のレビューをエントリーします。

さて、今回の小説は彼の109作目となる作品で、そのテーマは「友達」だそうです。
※彼の作品はこちらで鑑賞できます。


評価:★★★★☆(75点)

評価ポイント
①物語の論理性や展開(20/30)
②物語の読みどころ、つかみ(35/40)
③テーマと物語の整合性(15/15)
④言葉使い、表現の上手さ(5/10)
⑤誤植の有無(0/5)

私がこの物語にサブタイトルをつけるとすると「やがて悲しきストーカー」です。
少年への思いを断ち切れない悲しき乙女によるストーキング行為が
切ない文体で描かれていると受け取りました。

しかし、作者独自の感性で、「距離」と「視点」をうまく使いわけることにより、
このストーキング行為を読み手に共感を与える周波数を放つ作品へと
仕上げきったところはさすがです。このへん、作者の腕が光るところだと思います。

以下、気になったところ。

まず、短編に誤植はいただけません。

>池に向こう側に中学生くらいとおぼしき少年の姿を見つける。

正しくは、池の向こう側に・・・ですね。


>背格好、まとっている雰囲気 が、雄弁に彼のアイデンティティを示していた。

背格好や雰囲気に、「アイデンティティ」という言葉は相応しくありません。
アイデンティティは自己同一性と訳され、自分が自分であることを感じ、保持する概念ですから
他人が見てアイデンティティというのはあまり小説の表現としては相応しくないと思います。
ま、彼らしさ、という意味なのでしょうが。

この2点がクリアできてれば、過去最高点を挙げてもよかったです。

次回作に期待。



2008年12月26日金曜日

映画『ミラーズ』を観た


今年最後を締めくくる取って置きの映画『ミラーズ』を観てきました。

評価:★★★★★(100点)




オカルト、ホラー、スリラー系の映画が好きな人にはもってこいの作品だと思います。
個人的には『エクソシスト』と『ポルターガイスト』を足して2で割って、『サイレントヒル』の
エッセンスを付け加えたような印象を受けました。

ホラー好きの私としては大満足です。
ホラー映画のクラシックになること間違いなし。

声をあげそうになるほどびっくりするシーンが多く、かなり心臓に悪くて素敵な映画です。
主演はTVドラマ24、ジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドです。
いい味出してます。

結末も決して予定調和的に終わることなく、背筋が冷たくなるような展開が待ってます。

怖い物好きな皆さん。
今年の締めくくりとして映画館でミラーズをご覧になられてはいかがですか?



我、辞書、購入す


私の友人が、物書堂の「大辞林」を盛んに薦めている。
とにかく買え」なんてナマイキなことを口走っているので、
挑発に乗ってみた。

iTunesで2500円をクレジット払いし、アプリ購入へ。
伝家のiPhoneにインストールして、さっそく使ってみた。

感想:素晴らしい!!






我が友のペンネーム「空蝉」で単語の意味を引いたら、
意味のほかに詩まででてきた。
「忘らるる身を空蝉の唐衣かへすはつらき心なりけり」

この辞書かなりいいよ。
辞書で遊べて学べるものってあんまりないもんね。
これで2500円は安いわ。

・・・でも、ボーナスでてからアホみたいに本に金かけたから
来月のクレジットが怖い・・・。
すでに書籍だけで、ここ2週間、5万くらいはつかったぞ・・・。
この季節、ボードも行きたいので財布がなかなか潤いません。



2008年12月20日土曜日

映画『地球が静止する日』を観た

映画『地球が静止する日』を観てきました。

評価:★☆☆☆☆(15点)

今年最低の映画です。

キアヌの存在感に5点。
すべてを破壊しつくすCGシーンに10点。

ただそれだけの映画でした。
ものすごくがっかりさせられた1本です。



いかにもハリウッド的な、偽善に満ちたエセ・ヒューマニズム臭がプンプンする駄作です。
前半のつかみはよかったのですが、話が先に進めば進むほど駄作の予感が膨らみ、
ラスト15分でその予感が的中します。

まともな人であれば、こんな人間滅んじまえ、と悪態つきたくなるはずです。
個人的にはジェニファー・コネリー好きなんですけど・・・あの役柄は許せないな。
オバマ大統領の真似か?
「Change、Change」って叫んでいるのは結構なのだが、単なるジコチューですよ。
それを観た、キアヌがまた「変われるかもしれないな・・・」なんていうもんだから
観るほうは白けちゃいますよ。

今年見た、一番イタイ映画です。

そりゃ、地球も静止したくなるよ・・・。
この映画の隠しタイトルはたぶん・・・「地球が静止したくなる日」だな。



この相撲を見よ!!

YouTubeで格闘技番組を見ていたら、こんな映像を見つけた。
これを作った人間は天才だ。

相撲という競技が世界一の競技であることを証明したのだから・・・。
面白い。病み付きになる。

是非、皆さんも一度ごらんになって、相撲ファンになってください。



2008年12月18日木曜日

新将命さんの『リーダーの教科書』を読んだ

今年読んだビジネス書の中で、日本人が書いたものとしてはマイベストな一冊がこの本です。

私のビジネスマン人生の転換期である、ここ4年において、日々の仕事において感じたこと、
上司からの教えにより気づかされたことの大部分がこの書物に記されていました。

あまり偉そうなことはいえませんが、個人的に日本の企業には
役付の人たちが多すぎると思います。
500人規模の会社に、課長以上の幹部が100人くらいいる
企業なんてよくあるのではないでしょうか?

自分の狭い了見からいくと、一人の課長が見る部下の数が5人
なんていうのはザラだったりするのではないでしょうか。

もうそうなると、仕事するのに幹部も担当もヘッタクレもなくなってきます。
もう社員それぞれが、企業ミッション実現のための責任を担うリーダー、もしくは
エグゼグティブとして振舞わなければ仕事なんて成り立たないと思っています。

そうなると、組織の中には、おのずと率いるもの(リーダー)と率いられるもの(担当)くらいしか
本質的な意味での役割はなくなってくると思っています。
そして、そのときリーダーに求められるのは、担当の能力+αで群れを率いる能力です。
例えていうなら、砂漠で飢えそうな民に対して、神の啓示に従い、オアシスに導く力を持つもの。
こういう力や気概を持った人間こそがリーダーになるんだと思います。

もうここまでくると、聖書に出てくるリーダーとしての預言者みたいですが(笑)。
そもそもリーダーの概念自体、聖書をはじめとする宗教指導者に負うところが多いのではないか、
というのが私の適当な仮説です。

皆を導くという責任を負うからこそ(もちろん導く対象が自分でもよい)、
リーダーにはそのポジションに応じたビジョンの提示、戦略の立案、目標の策定などの能力が
求められるのです。少なくても私はそう信じています。

よって、上記の前提なしにビジョンや戦略、目標などを語るビジネス書は、
私にとって、どんなにきれいにその内容がまとまっていたとしても無価値なのです。
まったく響かないのです。学べないのです。

いままで読んできたビジネス書は、私の内なる評価基準に照らし合わせると
ほとんどが無価値なものでした。

唯一、これまで読んだ中で私の基準を軽く上回ってくれたのがドラッカー博士の一連の著作です。

ですが、そんななか、なんと日本人にして私の勝手に求める基準を突破し、
なおかつ私に多大な学びを与えてくれたのがこの本です。

他の方がどのように評価するかは知りませんが、
私にとっては仕事をするうえでのバイブルのひとつになりました。

部下を持たない新入社員の方も、これからの企業組織では
自分で自分を導くリーダーにならなければならないと私は信じます。
そういう意味では、新入社員、課長、部長、統括部長、本部長、事業部長、経営取締役、社長、
あらゆるポジションの方が読んでためになる話が本書には記されていると思います。

著者自身が、40年のビジネスマンキャリアにおいて3社で社長、1社で副社長を経験されている
スーパービジネスマンでもありますし・・・。

以下は本書の目次です。

はじめに
第1章 これからリーダーになる人へ――上司の心得
第2章 リーダーとして歩き始めた人へ――上司としての認識
第3章 リーダーシップをさらに磨きたい人へ――上司のスキル
第4章 選ばれたリーダーをめざす人へ――上司の役割
おわりに



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2008年12月15日月曜日

勝間和代さんの『起きていることはすべて正しい 運を戦略的につかむ勝間式4つの技術』を読んだ

本当は購入する予定のなかった本です、この本。
正直に述べると、買いたくなかった本です。

なぜなら、最近の勝間さんはTVに、雑誌に、書籍にと
ビジネス関係のチャネルで顔を見ない日はないくらいに
活躍されており、翻っては私にとってその姿勢が
”電波芸者”のように感じられたからです。

最新刊の勝間さんを特集したムックについては
もうビジネス界のグラビアアイドルばりのもてはやされ方で
興ざめしてました。あざといというか、なんというか。
なんか日本の人物紹介もアメリカっぽくなってきたなぁ・・・と正直うんざりでした。

しかし、最近、ある出来事をきっかけに、
「きちんと商品やサービスを作って、お客様に自信を持ってお届けするには、
適度なアザトサがないと駄目だ」と思うようになりました。

であれば学ぼう。泥臭くも一生懸命、自分のキャリアを作って結果を出している人から学ぼう。
興ざめも何も関係ない。勝間さんの著書と真っ向勝負して、その中身だけを問題にしよう。
そう思って、本作品を手に取った次第です。


感想&評価:★★★★★(100点)

この手の本については2008年度最高、かつ勝間さんの過去の作品の中でも
現時点で最高の作品と判断しました。
※来年は、これよりさらに傑作の1冊がうまれるでしょうから・・・。


実は私、勝間さんの本についてはその大半に目を通して(購入して読破)います。
今回、この本を紹介するに当たって、そのすべてをざっと読み返してみましたが、
改めて感じます。著者の異常なまでの成長度合いを。

この本を読んだ後で、昔の「インディでいこう」とか「年収10倍アップ~」とかを読むと
決して役に立たないとは思わないにせよ、なんか陳腐な印象を受けます。
でもこれって非常に凄いことです。
自分で自分の過去を陳腐化できる能力ほど、強い能力はないと思うから。

私は仕事柄、教育工学だとかインストラクショナルデザインとかを少し齧っていますが、
インストラクションの最終目標というのは、インストラクとされた人間の行動変容にあると思っています。
そういう意味で、著者の勝間さんは、普段の生活、膨大な読書、多数の人との出会い、
つまり日々の中で起きる出来事(点)をその類まれなる知力で、線にし、面にし
自分で自分に学習を施し、自己変革できてしまう人なのだ。
これは凄いです。参りました。

で、もっと参ったのが勝間さんのプレゼンテーション。
これは勝間さんの会社のサイトで、ご自身が行ったセミナーの視聴をして分かったのですが、
この人プレゼンテーションが滅茶苦茶上手いし話しなれている。
聞いてて面白いし、為になる。

突然だが、私はテクニカルインストラクターとして飯を食っている。
要は、相手が知らないことを分かりやすく噛み砕いて教え、相手が新しい行動様式を身につける
お手伝いをするのだ。仕事柄、プレゼンテーションは得意だ。それなりに自信もある。

でも負けた・・・。勝間さんの流暢な説明には、贔屓目に自分を見ても(見るなよな)負けている。


あらららら。
今回の読書は、勝間和代という先輩ビジネスパーソンと私との真剣勝負だったのだが、
私の一方的なKO負けに終わった・・・。


小生、己のパラダイムを一度リブートしようと思います。
そして勝間さんの著書と改めて対峙し、いちから勉強しなおそうと思います。

今度は、KOされないように。せめてTKO。いやいやできれば判定負け。
いつかは引き分け。いずれは勝利できるように。

2009年は知のシャドーボクシングからはじめよう。


2008年12月14日日曜日

漫画『お父さんは心配性』をまとめ買いしてきた





















中学生のときに滅茶苦茶はまった漫画を、つい先日見つけました。
中学校のときに、りぼんコミックス全6巻をページが破けるほど読んだのを思い出す・・・。

あまりの懐かしさに、文庫版全4冊をまとめ買いしてきた。
1時間足らずで一気に読んだ!!
やっぱこの漫画は最高だ。この漫画の破壊力は本当に凄いのだ。
その辺のギャグ漫画などは足元にも及ばないくらい破壊力がある。

典子のパピーは世界一なのだ。
なんてったってパピーのパはパワーノパ!!

私の笑いの原点はこの本にある。
ほんとにくだらない、最高の漫画です。

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短編小説レビュー:第108回について

わたしの友人、ソラセミ君は定期的に自身のブログに短編小説を発表しています。
これまで彼の短編についてコメントする際は、彼のブログにコメントをエントリーしてました。

しかし、彼が使っているはてなブログにコメントをいれると
正しい認証文字列を入力しているにもかかわらず、かならず1度目の
投稿で「入力された文字列が違います」とエラー扱いされてしまう。
これまでは我慢して投稿していましたが、さすがに我慢の限界に来ましたので、
本日より、コメントは私のブログ上で行うことにしました。

さて、今回の小説は彼の108作目となる作品で、そのテーマは「ビスケット」だそうです。
※彼の作品はこちらで鑑賞できます。


評価:★★★★☆(75点)

評価ポイント
①物語の論理性(35/40)
②物語の読みどころ(20/30)
③テーマと物語の整合性(15/25)
③言葉使い(5/5)

私がこの物語から読み取ったテーマは「母性」と「犠牲」です。

ポンポコタヌキとコンコンキツネの戦争において戦争孤児となった子狐クゥ。
そんなキツネに哀れみを感じた敵のタヌキが、その愛ゆえにクゥの母代わりをする。
平和な日々もつかの間、敵のタヌキが仕掛けたお菓子爆弾に手を出そうとするクゥ。
いくらなだめても言うことを聞かない子狐に、戦争の中を生き残る知恵をつけさせようと
身を挺してお菓子爆弾を口にする母キツネ(ほんとはタヌキ)。
自分の命と引き換えに、厳しい世界を生き残る知恵を与えてくれた育ての親たる母タヌキに
真の母性を見たクゥは、この後、部族間の諍いを収める救世主として成長してくれることでしょう。

金色の毛をまとい、コロコロと丸まっているタヌキ。
そのイメージをモチーフにしたビスケット。
ビスケットの甘い香りと母の持つ甘い香り・・・。

上手にイメージがマネージされていると思います。

映画『WALL・E(ウォーリー)』を観た

本日、レイトショーにて映画『WALL・E』を観ました。

評価:★★★★☆(95点)

本当に良く出来た映画だと思います、この作品。
出てくるロボット系のキャラクターが際立っています。

本当に可愛い。一つ一つの仕草が愛らしい。
観ていて、心から癒される映画でした。






話の舞台は地球ですが、この地球には既に人間は住んでいません。
ゴミが溢れ、放射能に汚染された地球という想定になっており、
そこにはゴミ処理ロボットのウォーリー1台だけが存在しています。
500年(たしか)の間、せっせと地球にあるゴミを集めて処分しています。

地球にいた人間はどうなったかというと、700年前に宇宙船に乗り込み地球を脱出しています。
そしてこの宇宙船は、人間に娯楽を与えるための設備がたくさん備わっており、
宇宙を放浪する間に、人間はロボットに身の回りの世話をしてもらうようになりました。
空飛ぶ電機車椅子みたいなものにのって生活し、歩くことを行わなくなったため
人間は全てメタボなデブになっており、おまけに体の骨が退化し
まともに立てなくなっているという地獄絵図のような状態です。

そんな人間も、いつの日か地球に帰ろうと、定期的に探索用のロボットを地球に送み
、地球に人間が住めるかどうかを確認しています。
この役割を担って、地球にやってきたのがウォーリーの初恋の相手になるイヴちゃんなんですね。

ウォーリーはずっと一人ぼっちだったわけですが、人間が残していったゴミのなかから
男と女が手をつないでダンスするVTRを見つけて、それにあこがれます。
ウォーリーの願い、それはいつの日か手をつなげるパートナーを見つけること。
イヴちゃんに出会ったウォーリーは、この子と手をつなぎたい一心で、これまでやってきた
お掃除の仕事を放り投げ、イヴちゃんとの冒険の旅に出るというのが話のあらすじです。

この映画、面白いことに、ほとんど台詞というものがありません。
なぜならこの映画の主役はウォーリーとイヴちゃん、それと仲間のロボットたちで、
ロボットたちは話せません。せいぜい名前を呼ぶ機能がついているレベルです。

ですが、このロボットたちが織り成す仕草や表情、そして機械の音が
下手な台詞以上に鑑賞者に会話を想起させます。
この点については滅茶苦茶関心しました。
ピクサー凄い!!と思いました。
もうひたすら登場するロボットたちが可愛らしい。
仕草の一つ一つで笑みがこぼれ、困難に立ち向かうシーンでは応援したくなります。
久しぶりに感情移入できるアニメでした。

この映画のストーリーにはロボットの恋愛のほかに、人間への警告のようなものが
隠されていると思いました。

かけがえのない地球を大事にしろと。自分の体を使って生きろと。
ロボットに自然や相手を大切にする心があって、ひとにないわけはないだろうと。

そんなメッセージが鑑賞する側にやわらかく伝わってくる、傑作アニメーションだと思います。

映画『SAW5』を観た

昨日、映画『SAW5』を観ました。

金曜は様々な理由から、いまひとつ
やる気のあがらない一日でしたので、
であればとことん暗くなろうと、
残虐サスペンスであるSAWを選んだわけです。

評価:★★★☆☆(65点)




5作目となる今回のSAWですが、すでに6作目の製作もきまっているそうです。
案の定、3作目で死んだジグソウの意志を継いだ人物が今回も捕まらずに終わります。
もう、人気がなくなるまでどこまでも続きそうな勢いです。

さて、このSAW5ですが、私は1作目から全て鑑賞してきましたので
ストーリーが良く分かりましたが、今回初めて鑑賞される方にとっては
何がなんだか分からない作品だと思います。
SAW5では1作目から4作目までを振り返りつつ、4作目で解決されなかった
ジグソウの意志を継いだ人物がつまびらかにされます。
なぜ、ジグソウの意志を継ぐことになったのかなどの話が色々とでてくるため、
私にとっては、色々ななぞが解けて楽しかったです。
この映画のひとつの特徴である、残虐な殺人も健在です。
クビチョンパはあたりまえ。爆死させられたり、仲間だと思っていた人間に
いきなり後ろからグサッとか。挙句の果てには生き残るために自らが己の腕を切断したりとか・・・。
血には事欠きません。観れば観るほど気分が暗くなります。

しかし、この作品は1作目や2作目にあった、ありえなさそうでありえるかも、といった
微妙な殺人手法がなくなってしまっています。
「常識的に考えて、こんな殺人器具を考えるのは無理でしょ!!」と
突っ込みを入れたくなるような仕掛けが満載。その辺、噴出しそうになりました。

でもまぁ、何も考えずにちょっと怖い思い、痛々しいシーンを見たい、なんて人がいるのであれば
映画館で見ても良いのではないでしょうか。

2008年12月11日木曜日

プロジェクト「壇ノ浦」

先日、上司からの依頼で、あるプロジェクトに参加した。

私自身は現在、親会社に常駐しており、いくつかのプロジェクトに参加している。
しかし、出向しているわけではないので、席は子会社のほうにある。
要は丁稚奉公てきに常駐しているのだ。
給与も子会社である、わたしの所属先から支払われているわけなので
本当は所属先にいろんな意味で貢献しなければならない。

そういう理由で、プロジェクトの掛け持ちになるのは承知で、引き受けることにした。
上司の話では1日で終わるプロジェクトとのことだったので、
現在所属しているチームにお暇を頂戴し、昨日ミーティングに参加してきた。

自分の所属先から親会社に常駐してはや4年。
つまり自社のプロジェクトに参加するのは4年ぶりなのだ。
少しは楽しくやれるかな、とおもってミーティングに参加したのだが、私の考えが甘かった・・・。

これまでの4年間、私は親会社の特別ミッションチームで仕事をしてきた。
そこは、会社を変えることをミッションに、親会社の中でも生え抜きの天才的な人たちが
集まるチームなのだ。私はそこで4年間みっちり鍛えられた。
最初は資料を破かれたし、机を叩いてしかられたこともある。
厳しかったし、大変だった。自分の力不足を恥じ入る毎日ではあったが、充実していた。
自分の成長を日々感じることができた。
そこは、会議ひとつとっても合理的なルールの下に、時間厳守で運営される。
基本的に会議は例外で、何か相談したり打ち合わせするときは、パパッと資料を作って
関係者にばら撒き、議論のレベルに達していると判断されてはじめて会議になる、
こんな運営なのだ。だから会議で議題が不明確だったり、結論がでなかったりなんてことは
1回もなかった。そういう意味では無駄な時間が一切ないストレスフリーな職場だ。
※もちろんプレッシャーという意味でストレスはあるけど・・・。

ま、そんなとこで働いていた人間がだ。
自社に戻って会議に参加したらどうなったか・・・。

グダグダグダグダ、永遠と話が続く無駄な時間だった。
正直、この人たちは会議をするのが仕事なんだ、と思ったくらい
好き勝手なことで方向性のない討論をしている。
で、じれったくなって、プロジェクトの趣旨と、活動の段取りを
部長そっちのけで取り仕切って確認してみた。

そしたらどうだ、プロジェクトの落としどころはプロジェクト前から決まっているらしい・・・。
やる必要ないじゃん。単なるアリバイ作りじゃん。
このタイミングでやる気はマイナスになった。

でも仕事だし、プロなら責任もってやらなきゃ、と気を取り直し
仕事を始めたら、これがまた最悪・・・。
段取りもヘッタクレもありません・・・。
やればやるほど怒りがこみ上げ、そのうち怒りが笑いに転化してくる・・・。

後輩から、武田さん顔は笑ってるのに目が死んでますよ、と言われた。

私は、最近読んだ平家物語にちなんで、自分がやっているこのプロジェクトを
こう命名することにした。

プロジェクト「壇ノ浦」と・・・。
驕れる者、愚か者はすべからく滅ぶべし・・・。

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・

わたしゃ、驕ったつもりはねーんだけどな・・・。

2008年12月10日水曜日

In the words of Erich Fromm

I was moved by this words.
This words come from Erich Fromm.


Today we come across an individual who behaves like an automaton,
who does not know or understand himself,and the only person
that he knows is the person that he is supposed to be,whose meaningless chatter
has replaced communicative speech,whose synthetic smile has replaced genuine laughter,
and whose sense of dull despair has taken the place of genuine pain.

2008年12月9日火曜日

パラダイム、ものの見方、考え方、あるいは偏見

ほとほと人間という生き物は物事をあるがままに、客観的に見ることはできないんだなと思った。
本人は客観的に見ているつもりでも、それはあくまで思い込みで、
単に自分が見たいように、言い換えると自分のあるがままに
物事を見てしまうということを痛感させられた。

こんなことがあった・・・。

あるビジネスマンがプロジェクトを率いることになった。
このプロジェクトは複数社合同で受注しているが、お客様からの要望で
このビジネスマンが所属する会社がお客様との中心窓口となり、
他の会社との調整役を担うことになった。

受注している他社の要望もお客様へ伝えるときは、いったんこのビジネスマンが取りまとめ、
整理したうえでお客様へ報告しなければならない。逆に、お客様から他社への要望や
クレームについても、一旦このビジネスマンが取りまとめた上で
他社と共有しなければならない。

一般的にこのような立場は、お客様と他社との板ばさみになりやすく
決して楽なポジションとは言えない。ましてや、このビジネスマン、
仕事のさばき方は下手だし、すぐキレて投げやりになったり、愚痴っぽくなったりする。
本人はもちろん、彼に関係する様々な利害関係者が不幸になる。

でもそこは組織。このビジネスマンが駄目でも、会社としてはうまく役割をこなさなければならない。
ということで黒子的なヘルパーを、1名つけて、彼が見逃す全てのタスクを潰していった。
このヘルパー、仕事ができる上に人望もある。たとえヘルパーの役割で、尻拭いをしなければ
ならないとしても公然とブーたれたりはしない。まぁ、そういう人はプロジェクトにおいて
縁の下の力持ちとして皆から信頼されるわけだ。

このビジネスマン、一時は自分の役割に押しつぶされて人間不信にもなりかけたが、
優秀なヘルパーとその他大勢のサポートのおかげで、何とかプロジェクトを完了させることができた。

プロジェクトも無事終わり、今は12月。
ボーナス前の査定の時期がやってきた。
景気が悪いといいつつも、なんとか今期はボーナスがでそうだ。

このビジネスマン。明日の査定を前に、こんなことを言っているのを耳にした・・・。
「俺はあのプロジェクトで政治的に大変な立場を上手くマネジメントして、
プロジェクトを成功裏に完了させることができた。だれがどうみても
物凄い実績のはずだから、最上級評価(5段階評価の5だと思ってほしい)を
くれないなら上司と戦ってやる、文句つけてやる。それでも駄目なら
俺はモチベーション保てないから、来期からはまじめに仕事なんかしてられない。」


私が他のメンバーから聞いた評価だと、彼のおかげでやらなくていい仕事を
皆がやらざるを得なくなった。彼がいないほうが仕事がスムーズに進んだと思う。
なんていうのが主流を占める。
極論すると、お客様、パートナーに失礼のないように、彼以外のメンバーが
チームワークを発揮して、彼の仕事を肩代わりしていたということらしい・・・。

さて、組織において、評価されるのは誰なんでしょう?
プロジェクトリーダとして苦しんだビジネスマンは高評価をもらえるのでしょうか?
なぜ、このビジネスマンは自分が高評価に値すると思っているのでしょうか?

ある事象について自分の意見を述べるということは、それは結果的に、自分自身、自分の知覚、
自分のパラダイムを説明することと同じことといえるだろう。

このプロジェクトのメンバーが真に団結して仕事を進めるには、おのおのがどのように
対話の場を持ち、どのように認識を改めるのがベターな解なのだろうか?

2008年12月8日月曜日

iPhoneが素晴らしすぎる

昨日から私はiPhoneユーザーになったわけですが、
もうすでに今日の段階でiPhone中毒になりました。

決め手は「Tuner Internet Radio」という700円のアプリで、
これを使うとインターネットラジオが聴けるんですね。
自宅のPCでは英語を勉強したり、気分転換するために
インターネットラジオをかけっぱなしにしてるのですが、
それが通勤中に可能になったのはかなり嬉しい。

2日目にして既にiPhoneは電話ではなく
インターネットコミュニケーションマシンになっている。

これでパケット代が定額で5千円ちょいというのはかなりお徳だ。
iPhoneは最高である。

ただ、インターネットラジオをつけていると、あっという間にバッテリーがなくなる。
ブラウザのSafariが結構落ちる。iPhoneからブログの本文が入力できない。
などなど、細かい点をあげると色々と気になるところが多々ある。

それでも、iPhone OSがUpgradeされりゃそのうち直るだろ、くらいに思えてしまい
ほんとは気になるんだけど、気にならない。

はい、中毒です。
Mac愛

2008年12月7日日曜日

iPhoneに機種変しました

ついにやりました。iPhoneへの機種変。

iPod Touchを持っているから、べつにいらないや・・・なんて思っていたけど
どうしようもなく常時接続環境がほしくなり、本日衝動買い的に機種変してきました。

使ってみた感想。

一言。私にとっては完璧!!

ネットもそれなりに快適だし。
インターフェースは現時点で考えられるものとしては完璧だし。
1台に電話もメールも英英辞典も英和・和英辞典も、ウィキペもゲームも音楽も入る・・・。
私にとっては理想的なモバイルPCだ。

パケット定額を考えると、ちょっと月額の出費が痛いかなと思ったりしたけど、
使ってみればそんな思いも吹っ飛びます。

これはいい!!

ただ、使ってみてPC操作に疎い人には使いこなせないのではないかと思った。
説明書はほとんどないですからね。
PCでiTunesが普通に使えて、分からなければある程度ググって目的の情報を探せるくらいの
スキルがないと使いこなすのは大変かも・・・。

2008年12月6日土曜日

荒俣宏監修『アラマタ大事典』がたまらない・・・

私が思うに読書の最大の愉楽とは
ためにはならないけど死ぬほど楽しいことを知る」ことにあるのではないか?

読書の目的は人それぞれで、仕事に活かしたいから、成功したいからという理由で
ひたすらビジネス書ばかり読んでる人もいるだろう。
それはそれでよい(私はそういう人とはウマが合わないけど・・・)。

それでも人間として、この不思議な地球という世界に生まれてきたからには
身の回りに死ぬほど楽しく不思議なことがあることに気づいてもいいのではないか?

人生仕事するためだけにあるのではないよね。
だったら悪いことは言わない。この本をお読みなさい。
あのアラマタセンセーが監修した博物学的大事典です。
面白くないわけがないでしょ。

大事典を読む→紹介されている事項をググる→ウィキペで調べる→ユーチューブで動画を見る
滅茶苦茶面白いっす。世の中面白いことを書いている人や面白いVTRがたくさんあるもんですねー。
たまらん・・・。

2008年12月3日水曜日

酒井穣さんの『英会話ヒトリゴト学習法』を読んだ

酒井穣さんの『英会話ヒトリゴト学習法』を読みました。

酒井さんはこれまでビジネス書として
『はじめての 課長の教科書』や『あたらしい 戦略の教科書』を出版され、
第一弾、第二弾ともにヒットさせてきた(?)方です。
過去の2作品は出版されてすぐ購入し、結構ひどいコメントをしました。
それにもかかわらず、著者の酒井さんはわざわざ丁寧に
私の感想に対してコメントを下さった。
コメントを頂戴する前から、なんとなく酒井さんには
色々と勝手に期待するものがあったんですよね。

ですので、内容の是非を問わず、
酒井さんの著作は必ず購入して読もうと思ってました。
よって、本当は酒井さんの第三弾となる本書も出版されてすぐに購入しようと思ってました。

・・・けれども本屋で見つけられなかった・・・。
販売日に本屋にいき、平積みされているかと思いきや、そこにはなかった。
会社帰りによく立ち寄るクマザワ書店にもないし、自宅の近くにある
紀伊国屋書店にも足を運んだのですが、発見できず・・・。

本屋に備え付けの検索端末で探しても、店頭に在庫は見つからず・・・。
どういうこと?馬鹿売れによる在庫切れ?
そんなこんなしているうちに、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。
※酒井さん、本書は馬鹿売れでしたか?

いい加減書店で探すことにくたびれ果てたので、
先週末にAmazonで購入し、本日手元に届いた次第です。

前置きはこのくらいにしておいて、中身について触れたいと思います。

結論から先に言うと、毎度お馴染み「あくまで私の主観的評価」ですが、
”日本人で英語を勉強している人間は、すべからく一読すべき本”
というのが私の率直な感想です。

なんで英語を勉強するのですか?
英語を勉強する面白みはなんですか?
英語の勉強が仕事の成果につながるようにするにはどうすべきですか?

英語を勉強する人間であれば一度はぶつかる疑問に対して、
納得できる回答を提示すべく、正面から仮説を提示して答えようと
試みた本はこの本が初めてではないでしょうか。
そして、その試みは私が思うにかなりいい線をいっている思います。

この本の本質は、外国語学習をテコにした、
思考力と創造力の強化方法なんだと思います。
※もちろん実践的な英語学習方法も掲載されており、そちらも有用です。

そういう意味で、英語を勉強する人はすべからく一読すべき本だと思う次第です。
着眼点が素晴らしいですよ。拍手!!

本書で仮説提示されている一言語一人格という理論は、
わたしも高校のころからずっと思っていたことです。

特に日本語と英語はその言語体系自体が持っている哲学が異なるのではないかと。
よって英語を習得するには日本語的な人格から英語が持つ哲学に自分の人格を再編集しないと
英語は使いこなせないんじゃないかと。

高校生のときに、ウィトゲンシュタインの論理哲学論考をよんで、
英語的な自我のもとで世界を見れない・思考できない限り、英語は使えないよなぁ・・・
なんて思った記憶が甦ります。

「わたくしの言語の限界は、わたくしの世界の限界を意味する。
論理は世界に充満する。世界の限界は、論理の限界でもある。

中略

思考できぬものを、思考することはできない。
かくして、思考できぬものを、語ることもまたできない。」


それから、かなり適当な考えでしょうけど、英語の世界って哲学で言う
独我論っていうか、存在論の世界ですよね。

I am Hidehiro.って訳せば「わたしは英裕といいます」とかになるんだろうけど、
その世界観は「我、英裕という人格として、存在す」だもんね。

高校時代、「be動詞」を「be動詞」なんて読んでるから英語がわかんないんじゃないか、と
英語の先生と討論したことがあります。

私の考えでは、「be動詞」なんて呼ぶとその本質が分からなくなるので
「存在詞」とでも読んだほうがピンとくるのに・・・。

話はかなり外れますが、
It is rain.って「外は雨です」という風に、環境のItなんて教えられたりしますよね。
でも、英語が独我論ベース、存在に重きを置く哲学体系の言語であることを考えると、
暗黙の前提として「私が存在する(I am)」そして私以外の世界(It)が存在(is)する。
私から区別される外的世界は雨という状態で存在している。

こういうパラダイム(思考枠)で英語を見るようになってから、
私の英語習熟度は圧倒的に高くなりました。
※哲学的に私の英語に対する見方は間違ってるかもしれませんが(笑)


話を元に戻します(ちょっと戻しきれない・・・)。

本書は、そのような外国語を勉強する上で欠かすことのできないものの見方を
教えてくれる稀有な書籍です。

ただ一点気になるのが、この本にこれだけ重要なポイントが記載されていることを
書名から読者が汲み取れるかどうかということです。
へたに「ヒトリゴト学習法」なんていうタイトルを見て、「なんだ、つぶやき英語学習法か、つまんなそう」
などという勝手な判断を下さないことを切に願います。

酒井さん、この本の売れ行きどうですか・・・?


2008年12月2日火曜日

宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』を読んだ

立花隆さんが推薦していた宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』(全7巻)を読みました。
以前エントリーした21世紀の必読書(立花隆編)において
100番目の作品としてリストアップされていたものです。

立花さんはこの作品を「映画版はあくまで本作の冒頭でしかない」とコメントされていましたが、
実際読んでみてその意味するところが分かりました。

そして、宮崎駿監督が作ったナウシカ以降の全作品のエッセンスがここに
すべて出尽くしていることを確認しました。
ラピュタもモノノケもエッセンスはすべてここにある。

もうね、はっきり言うけどこの作品私が評価できるレベルじゃないよ。
ほんと凄い。凄すぎる。私が日本語で読んだどの物語よりも優れている。
ディズニーのストーリーテラーが束になっても、宮崎駿という天才ひとりの足元にも及ばない。
もう世界観、スケール、キャラクターともに図抜けている。
ナウシカなんて全ての男の理想じゃないか。
こんな女性がいたら絶対心奪われるに決まってる。っつーか惚れた・・・。
自分の思いが適わなくても、命捨てるのが惜しくないほど魅力的だよ。

そりゃー、宮崎監督。
ナウシカ以降の女性が幼くなっていく(年齢が下がる)のは当然だわ。
あれ以上の大人と子供の境目にいる女性は描けないよ・・・。

日本人として生まれたにもかかわらず、この作品を読むことなく死ぬことにならなくてほんと良かった。


個人的に映画のナウシカもかなり私の中では評価高いんだけど、
原作は比較にならないくらい凄い。漫画よんでこれだけ度肝抜かれたのは初めてだ。

悪いことは言わない。
躊躇せず、本屋に言って7冊全部買いなさい。


絶対買って読んでください。私もAmazonで購入しました。

2008年11月29日土曜日

レイ・ブラッドベリの『華氏451度』を読んで、観た

SF界の巨匠、レイ・ブラッドベリが現代文明を諷刺した不朽の名作。
それがこの『華氏451度』だそうだ。

私はこれまでほとんどSF小説というジャンルは読まずに生きてきた。
SFはありえない架空の世界や、近未来を描くことから、
単純な空想エンターテイメントだとみなし、それならCG満載の映画のほうが面白いだろう、
と考えていたのがSF本を読まなかった理由である。

しかし、最近、実際に読みもしないで映画のほうが面白いだろうという考えもいかがなものか?
と思い直し、いわゆるSFの名作と呼ばれているものを3冊ほど買ってきた。

その中のひとつが今回紹介する『華氏451度』である。
この作品、実は映画化もされており、おとといDVDを借りることができた。
昨日、原作を読み終え、いましがた、DVDを観終えたところである。

本の評価:★★★★☆
映画の評価:★★★★☆

どちらも良くできている。
上質のエンターテイメントであり、単なるエンターテイメントで終わらない
現代社会を諷刺する力をもっている傑作である。

タイトルの華氏451度というのは本のページに火がつき、燃え上がる温度のことだそうだ。
そう、この物語の世界では人に考えること、感じることを促す「本」の存在が禁止されている。
本を所持することは犯罪であり、見つけられた本は焚書官によって焼き尽くされる世界なのだ。
この世界に住む人たちの娯楽は基本的にTVとスポーツであり、思考というものとは
縁のない生活をしている。

この作品の主人公は、焚書官のガイ・モンターグという人物である。
最初は焚書官という任務に喜びを覚えているのだが、ある出来事をきっかけに
本という存在、そしてその内容を無性に知りたくなる。そして、あるとき焚書すべき本を
自宅に持ち帰り、妻が寝たあとこっそり読書の愉楽を知ってしまう・・・。
それを機に、モンターグの人生は大きく変わりはじめる。
そもそも本はある情報を伝達する媒体、メディアであるわけだがそこに描かれている
情報の本質とは何なのか。人が生きて死ぬ存在である以上、本当に生きるとはどういうことなのか。

いくつか私が感銘を受けた箇所を挙げてみる。

・われわれの社会には、三つのものが欠けておりますな。
 そのひとつ、なぜ書物は重要であるか、その理由をご存知かな?
 そこには、ものの本質がしめされておるのです。

・すべてをことこまかく語れ。新しい詳細を語れ。すぐれた著者は、生命の深奥を探りあてる。
 凡庸な著者は、表面を撫でるにすぎん。劣悪な著者となると、ただむやみに手をつけて、
 かきまわすだけのこと、であとはどうなれと、捨て去ってしまうんです。

・「欠けている二ばんめは?」
 「閑暇ですな」
 「しかし、ぼくたちには、勤務外の時間がありすぎるほどありますが」
 「勤務外の時間はありましょうな。しかし、考える時間はどうです?」

・そして第三には、最初の両者の相互作用から学びとったものに基礎を置いて、
 正しい行動に出ることにある。

・芝生を刈るだけの男と、庭園をつくりあげた男との相違は、それをつくりあげたかどうかにある。
 祖父はいったよ。芝刈人はいなかったも同然だ。だが、庭師は生涯を通じて、
 その庭のうちに存在するんだとね


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映画『私は貝になりたい』を観た


本日、レイトショーにて、
私は貝になりたい』を観た。

ほんとは観るつもりなんてなかった・・・。

タイトルだけ観て壮大なる勘違いをしていた。
「貝になりたいなんて、ヘタレなやつめ」と。

評価:日本人全員が観るべき作品




私は大学時代に、縁あって日本の「シベリア抑留」について調べ、
実際に体験した方々とお会いする機会を得たことがある。
「わしの周りにいた、人のいいやつから死んでいった・・・
生き残った人間ができることとは一体なんなのかと考えながらこれまで生きてきた・・・」
と涙ながらに訴えられる姿を見て、私なりに前の世代から目には見えないものを受け取り
自分の人生を通して引き受ける覚悟をしたのを思い出す。

不条理という言葉がある。
私が思うに不条理の種類というのは2つあるのではないか。
ひとつが、超自然的なめぐり合わせで自分に降りかかる災い。
簡単に言っちゃうと「天災」とでもいえるようなもの。

もうひとつが、人的な原因により引き起こされ、関係もないのに自分に降りかかる災い。
これは簡単に言うと「人災」だ。

願わくばどちらの不条理も経験せずに過ごせたら良いなと思う。
しかし、自分が不条理と直面せざるを得なくなったときにどうしても許せない不条理が
後者の不条理だ。後者の不条理を「人災」としたが、この人災の最たるものが
戦争なのではないのだろうか?

何が悲しくて、縁もゆかりもない地に赴いて、見ず知らずの人と、
個人的な事情に関係なく殺しあわねばならないのか・・・。

なんの権限があって、国家権力なるものが一個人に対し、
本人の意思とは関係なく殺人を強制することができるのか・・・。

そんなことを大学時代のある時期に考えてたことがある。
しかし、そんな気持ち、つい最近までは忘れていた。

そんな矢先に、私が毎日欠かさず拝見している天木直人さんのブログに
以下のエントリーがあるのを見つけた。
「私は貝になりたい」のヒットを願う


今回、映画を見たのはこのエントリーを読んだから。
SMAPの中居さんと仲間さんが主演のこの映画。
仲間さんはさておき、中居さんに戦争なんて演じられるのかと思って
観るつもりなんてなかった。

でも観てよかった。

大げさな言い方をすれば、我々は人生の先輩方からいろんな意味で
見えないバトンを渡されているのだ。
バトンを引き受ける、引き受けないは個人の自由であろう。
しかし、バトンの存在を認識しないことは、歴史に対する冒涜であり、
個人的には罪であると思う。

私はこの作品の上映5分くらいから、100分くらいまで、涙が止まらなかった。
たいした場面でもないのに色んな思いが頭によぎって、止め処もなく涙が溢れた。
映画自体は140分あるが、ラスト40分は泣きつかれて涙もでなかった。

細かいところを観ると、いろいろ文句のつけようもある。
でもこの作品に関してはそんなことどうでも良い。
中居さんも仲間さんも誠実で実直な迫真の演技を披露されていた。

この作品に関係された方々へ。

よい作品を作ってくれて、ありがとうございました。

2008年11月27日木曜日

見直す

私が入社したときトレーナーとして指導してくれた人物は3歳年上の女性であった。
小柄だがパワフルで可愛らしく、異性として魅力的なんだけど、
それ以上に人間的な魅力に溢れた、私が大好きなタイプの人間である。

そんなトレーナーさんが珍しく「ご飯食べて帰らない」と誘ってくれた。
二人で品川の小料理屋に行き2時間近くいろいろ話をし、充実した時間を過ごした。

話の中で非常に面白い会話があったのでメモっておきたい。
これを読んだ皆さんはどう考えます?

先輩「あのさー。武田くんって人に対して”見直した”っていう瞬間って過去にあった?」

私「”見直す”ってどういう意味でおっしゃってます?
       まえから凄いと思っていたやつが、想像以上に凄くて認識を改めるってことですか?」

先輩「違う違う。頼りないなーとか、駄目な人だなーって思ってた人が、
    知らないところで成長して、やればできるじゃんと思った、とか、実は凄かったんだという風に
    認識を改めた経験についてなんだけど・・・。」

私「私のたかだか8年のキャリアでは何もいえないんですけど、ありませんでした。
      駄目なやつはいつまでたっても駄目だ、と思ったことしかありません。偏見ですかね?」

先輩「実は、私もそういう経験が一回もなくて、自分って、
                         偏見もってるのかなぁーって不安になってたんだ・・・」


皆さんの経験を教えてください。
皆さんがいろいろと接してきたなかで、自分としてはこいつは本質的に駄目だとおもった人物が
一定期間の後、凄い!!と見直した経験ってありますか?
※ここでの凄い、見直すというのは仕事についてのことと限定しておきます

2008年11月25日火曜日

吉村昭訳『平家物語』を読んだ

諸行無常、盛者必衰という完全な予定調和とわかってはいるけれど、
それでも読む人を魅了してやまないのが平家物語。
和文脈と漢文脈に口語の会話体を混用した、和漢混淆文で作られる
日本文学最強の軍記物語・・・そして私が一番好きな古典、それがこの平家物語である。

今回読んだのは、歴史作品で定評のある、吉村昭さんが現代語訳したものである。
このあいだ、紀伊国屋の文庫棚をボーっと眺めていたら、この本が目に入って即買いした。

原文は岩波文庫、漫画は横山光輝、小説は吉川英治とさまざまな平家物語に触れてきましたが、
現代語訳を読むのは今回が初めてだった。一気に読むのはもったいないので、
毎日昼休みに会社で少しづつ読んで、ようやく本日読破。

やっぱりイイネェー。
私は、勃興する源氏よりも、滅びの美学を身をもって示してくれる平家の皆さんが好きです。
その滅びの有様は日本の歴史が続く限り消えませんぞ!!
平家の皆さんを滅亡に追いやった源氏の方々も、
清盛に命を救われた恩を忘れた罰か、頼朝、義経(ちびで出っ歯)ともに
最後は没落したではないか・・・。
登場人物全員が盛者必衰と諸行無常のカルマからは逃げることができない。
それこそが私にとっての平家物語の魅力である。
※頼朝だけは本作品の中では没落しないが・・・結局3代しか続かなかったよね。


滅びるならじたばたせずに滅びよ。武士ならば命より、名こそ惜しめ。
現代社会の倫理観からすると野蛮で粗野な感じがするこの「名こそ惜しけれ」の精神こそが、
私をひきつけてやまない精神である。

あ、それから一言。
この本は平家物語の完全現代語訳ではなく、本編から冗長なところは省いてある
抄訳版とでもいえるものである。でも十分読める!!

日本人であれば、老いも若きも死ぬまでに一度は読むべき古典ですぞ。




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2008年11月23日日曜日

映画『ハッピーフライト』を観た


映画『ハッピーフライト』を観ました。

評価:★★★★☆(80点)

まじめに観れるし、楽しめます。





普段何気なく乗っている(といってもたまにだけど)飛行機が飛ぶということは、
どれくらいの数の人間のチームワークが必要なのかを考えさせてくれるいい映画でした。
笑えるシーンも数多くあり、劇場も何度となく笑いの渦に巻き込まれていました。
邦画としてはなかなかの傑作なのではないでしょうか。

全体的に面白いのですが、私がとくにこの映画のみどころかなと思ったのは以下の2点です。

一つは、熟練マネージャーの若手育成方法と、育成される側の、
まだ十分に視点が広くない若手の、指導に対する受け止め方です。
この映画には、操縦士、キャビンアテンダント、整備士、グランドスタッフ、ディスパッチャー、
管制塔、バードパトロールなどのプロフェッショナルたちが登場します。
そして、そのプロフェッショナルに新しく加わろうとする若手たちも登場します。
若手は若手なりに良かれと思っていろいろ頑張ったりするわけですが、
熟練のマネージャーからは駄目出しを食らったりするわけです。
マネージャーの駄目出しの仕方、そして若手の受け止め方は、
人材育成という観点から考える余地があると思いました。


二つ目が、危機におけるプロの行動です。
ストーリーにおいて、危機的な状況が発生したりするわけですが、
その時、いわゆるマネージャーはどういう行動をとらなければならないのか。
また、どういう行動を率先してやって見せることで、若手を育成していくのかということです。

一つ目も二つ目も、ともに人材育成に関係してます。
自分がそういう仕事をしているので、特に目が行ったのでしょう。

どうです皆さん。
この映画がDVDになった際には、社内研修として
上司と部下一緒に鑑賞し、各場面ごとにディスカッションデモしてみては?

私がこんなことを言うのもなんですが、
高い金払って研修を受けに行く、または行かせるよりも
1000円ちょっと払って映画を鑑賞し、
その内容について会話するほうが、ずっと濃い学習ができたりするもんですよ。

ちなみに、私がこの映画を観るきっかけは、上司のススメでした。
「俺は年のせいか、マネージャー側の意見や行動が正しいと思うんだけど、
お前の年でああいう対応を見たり、仕事で実際に上から言われたりするとどう思うのか教えてくれ」と。

私は上司に恵まれています。
感謝!!

2008年11月21日金曜日

生産性向上の行き着く先

最近ちょっと怖くなった。

私の仕事は基本的にテクニカルインストラクターである。
システム開発を行うメンバーを対象に、業務分析だとか画面設計、
DB設計、プログラミングの仕方などを教えてお金を頂戴するわけだ。

ただ、数年前からテクニカルインストラクターの仕事を基本にしつつ、
よりシステム開発の現場に近いところで働くようになった。
理由は、私が教えた内容を教えられた人たちはプロジェクトにもどって
どう活かしているのかを、つまり教育の効果を確認したかったからだ。
※研修会社から、希望を出して親会社の開発プロジェクトに出向いているわけだが、
  当初1年の予定が、なんやかんやで4年たっても在籍しつづけている・・・・。

研修の現場から軸足を移してみて痛感したことがある。
一般的に研修のタイプというのは2タイプあるのだが、あるパターンの研修内容というのは
現場に戻ってもほとんど、学んだ知識は活用されずに終わるということだ。

そのタイプというのは、以下のとおり。
①単純な操作・知識教育(知識教育)
  →たとえばプログラムの書き方や文法、ツールの操作方法など
②分析方法や設計方法などの考え方を学ぶ教育(メタ知識教育)
  →いわゆるモノの見方、考え方、仕事の仕方など


教育を受けたあと、現場に戻って学習内容が活かされていない、もしくは活かされにくいタイプの
研修ってどっちだと思いますか?

あくまで私が見て感じた主観的な判断ですが、実は②のタイプなんですね。
たとえば、研修で効果的な分析・設計技法について何らかの知見を得たとしましょう。
自部門や自プロジェクトにもどるとどうなるかというと、そこには伝統的な部門やプロジェクトごとの
作業標準というのがあるわけだ。そうするとどうなるかというと、多大な労力かけて
現状の作業標準を見直す、見直そうという動きが組織的に行われない限り、
研修を受けた人間は、「研修で学んだ机上の空論なんていいから、現行の方法に精通しろ」と
上司に指摘されて日に日に学んだ内容を現実へ適用しようなんていう気がなくなっていくわけだ。
そりゃ、誰だって経済合理性をもってますから、わざわざ上司に楯突いてまで
何かを変えようなんて考えないよね。よっぽど自分のキャリアを掛けてまで打ち込めるモノであれば
別だろうけど・・・。
組織学習の理論に、学習の正統性という考え方があるみたいなんだけど、
それによると従業員が学習したとみなされるのは、その組織や部門にとって
「正しい行為(現状の組織や部門を継続させるという意味で)や考え方」を個人が身につけた時だけ
学習したとみなされるということらしい。
つまり、極端な話、組織や部門の長が、自分たちのミッションを
「これまでの自分たちの否定」とでもしない限り、現状のやり方なんてそう簡単に
変わらないということだ。

まず、この現実を最近いやというほど見せ付けられて怖くなった。
※もちろん中には習った内容より現場のやり方の法が効果的だったりするものもあるので
  先の上司の発言は常に問題があるとは限らない。


次に、先ほどの話の延長。
個人の作業について最近、生産性向上なんてよく言われるよね。

だけどほんとに企業は部門、個人(従業員)の生産性向上に取り組んでいるのだろうか?と
最近疑問に思うようなことがあった。
というのも、仮に企業が従業員の生産性向上を宣言して、思惑通りに生産性が
2倍とかになったとしよう。そうすると今までの仕事量が半分の時間やコストでできるということだから、
何割かの従業員は仕事がなくなったり、減ったりするんだよね。
企業のシステム開発なんていうジャンルに足突っ込んでるために、この辺は最近特に思うんだけど、
はっきり行って企業システムを作るときに、現状の人減らしと仕事減らしを考えないで
システムつくったところで、経営に貢献するシステムなんて本当にできるのかということだ。

友人のシステムエンジニアに聞いたことがある。
ある企業へシステム開発の提案をし、現行のバッチシステムを全廃して、
すべてリアルタイムのオンライン処理にしては?と提案したところ
「今いる、オペレータの仕事がなくなるからバッチの全廃はできない」とのことだそうだ。

だよねー。
例えば、オペレータの仕事は来期のシステム導入で不要になるので、
君たちは来期から営業にいってくれ、なんてできないよね。
仮にできたとしても、全員が営業で仕事できるようなタイプの人で
かつ高度なコミュニケーションスキルを持っているわけでもないし・・・。

資本主義における企業というのは本質としては、何らかの機能目的を達成するために
組織化された機能共同体だよね。目的を達成する機能足り得ない人材は「はいサヨナラ」と
切捨てられてもおかしくはない。現に、アメリカなんかはそうやって業績不振になると
従業員の2割とかがリストラされたりする。

それに対して日本の企業ではリストラなんてそう簡単にはできない。
改善・革新をうたって現状の業務を見直そうにも、革新の結果、不要になった業務やプロセスに
所属する人たちのために、必ずしもビジネスに貢献するとは限らない別の仕事が作られたりする。

今の日本の大企業の経営者層の人たちは、従業員の生産性向上と
業務の最適化、従業員の適正配置とかをどのように考えているんだろう?
※もちろん個々に意見は違うんだろうけど・・・。

一部の超優秀な従業員以外は、必要に応じて
人員調整が可能な派遣(言葉適切か?)社員にしたいというのが本音だったりすんのかね?

もしくは、いくところまでいってどうしても正規従業員を抱えれなくなったら欧米みたいに
リストラとかすんのかね?

不況になると雇用の安定という話が必ず出るが、そこも資本主義の原則と矛盾というか
葛藤が起きるポイントだよね・・・。

企業はその原則として、市場環境に応じて、人を減らしてスリム化したりしたい。
雇用される側としては、収入源としての職を確保したい。

今の世の中、欲しいものが大体足りてる時代だから、よっぽど消費者の欲望を喚起するような
ビジネスでも考えないことには企業はその雇用を大幅に増やすなんてありえないと思うし。
企業が本当にほしい人材は真に創造的で自立的な人材だろうけど、需要と供給が
マッチするわけでもなく・・・。

いままでこの手の話は雑誌とか読んでも他人事だったけど、
身近な問題であることが認識できた途端、気分が暗くなってきた。

・・・それにしてもいつもながら何も構成考えず、書き散らかすとまとまりも何にもなくて
めちゃくちゃな内容だなこれは・・・。

ちゃんとした文章書くと、それなりに他人からも評価されるような文章かけんだけどなぁ・・・。

ま、いいや。

2008年11月16日日曜日

坂東眞砂子さんの『死国』を読んだ

先日、本ブログに佐藤優さんが推薦する100冊をリストアップしました。
この中にランクインしている坂東眞砂子さんの『死国』を読みました。

この『死国』という作品については、数年前に映画を見て、知っていました。
映画のほうはというと、確か栗山千明のデビュー作だったような・・・。
テーマ自体は非常に惹かれましたが内容は、散々だったのを覚えています。

今回、書籍の方が推薦されていたので、あらためて読んでみたくなった次第です。

評価:★★★★☆

個人的にはかなり好きな作品です。
私は角川系のホラーが大好きなのですが、
著者の坂東さんが描くような、日本人の土俗的な感性を刺激するような
ホラーが特に好きなんですよね。

最近、白川静先生の著書を手がかりに中国と日本の古代文化を勉強しているのですが、
そういう意味でも、この作品はビンゴでした。

日本の古代を探るときに、その呼び名と呼び名に当てはまる漢字というのが
文化を探るヒントになることが最近わかってきて、かなり面白い。

皆さん、死と国という漢字の語源ってご存知ですか?

死・・・歹(がつ)と人(ヒ)(ひ)とを組み合わせた形。歹とは死者の胸から上の残骨を現す。

国・・・もともとは口(い)と或(わく)が組み合わさってできた漢字で、
    或は口(都市をとりかこんでいる城壁の形)の周辺を戈(ほこ)で守ることから起こった文字。


四国には八十八箇所の霊場があるそうです(行ったことも見たこともありませんが・・・)。
ここをお遍路さんという修行者が右回りで全部の霊場を巡ることで、霊的な
バリアを四国に対して張るそうな・・・。なぜかというと四国というのは、古代日本においては
黄泉の国、つまり死んだ人たちの霊が集まり祖霊となって留まる場所(死国)だからだそうです。

と、前置きはこのくらいで、簡単に作品を紹介。

この作品は、四国の高知県が舞台になっています。
二十年ぶりに、故郷である高知の矢狗村に戻ってきた主人公のヒナコは、
幼馴染のサヨリが十八年前に事故死していることを知ります。
幼馴染の死にショックを受けつつ、その上、サヨリの母親であるテルコが
亡きサヨリを黄泉の国から呼び戻そうと、禁断の「逆打ち」という逆方向のお遍路を
サヨリがなくなった年である15年をかけてやり遂げたことを知ります。
死者の数だけ、八十八箇所の霊場を逆に巡ると、死者が甦るそうな・・・。
はたしてサヨリは甦るのか、禁断の技を使ってまで娘を甦らせる母親の思惑とは?
ヒナコは帰郷の際、初恋の人であるフミヤと恋に落ちるがその先には何が・・・。

傑作です。

日本の文化って妖しくて、儚くて、ちょっと不気味で、壊れやすそうで
非常に奥が深く味わい深いものなのだということに気づきました。


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2008年11月13日木曜日

21世紀図書館-必読の教養書2百冊 PartⅡ(佐藤優編)

引き続きPartⅡということで、今度は佐藤優さんが推薦している
図書100冊を以下にリストアップします。

【A.宗教・哲学についての知識で人間の本質を探究する】
(1)『聖書(新共同訳)』日本聖書協会
(2)『コーラン』岩波文庫
(3)ヘーゲル『精神現象学』平凡社ライブラリー
(4)廣松渉『唯物史観の原像』三一新書
(5)カント『純粋理性批判』岩波文庫
(6)シェリング『人間的自由の本質』岩波文庫
(7)ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』岩波文庫
(8)櫻部建/上山春平『存在の分析<アビダルマ>』角川ソフィア文庫
(9)多川俊映『はじめての唯識』春秋社
(10)田邊元『歴史的現実』こぶし書房
(11)高山岩男『世界史の哲学』こぶし書房
(12)ハーバーマス『認識と関心』未来社
(13)ハイデッガー『存在と時間』ちくま学芸文庫
(14)アリストテレス『問題集』岩波書店
(15)スピノザ『エチカ』岩波文庫
(16)ライプニッツ『単子論』岩波文庫
(17)魚木忠一『日本基督教の精神的伝統』大空社
(18)N・デ・ラーンジュ『ユダヤ教入門』岩波書店
(19)森孝一『宗教から読む「アメリカ」』講談社選書メチエ
(20)武市健人『歴史存在論の研究』桜井書店
(21)バーク『フランス革命についての省察』岩波文庫
(22)J・L・フロマートカ『なぜ私は生きているか』新教出版社
(23)酒井順子『負け犬の遠吠え』講談社文庫
(24)務台理作『現代のヒューマニズム』岩波新書
(25)シュライエルマッヘル『宗教論』岩波文庫
(26)リッケルト『認識の対象』岩波文庫
(27)エルンスト・トレルチ『歴史主義とその諸問題』ヨルダン社
(28)藤代泰三『キリスト教史』日本YMCA同盟出版部
(29)ヨゼフ・スモリック『第四の人間と福音』日本YMCA同盟出版部
(30)滝沢克己『「現代」への哲学的思惟 マルクス哲学と経済学』三一書房
(31)ロマノ・ヴルピッタ『ムッソリーニ』中公叢書
(32)カール・バルト『ローマ書講解』平凡社ライブラリー

【B.政治・国家についての知識で、世界の現実を知る】
(33)立花隆『中核VS革マル』講談社文庫
(34)柄谷行人『世界共和国へ』岩波新書
(35)ソロヴィヨフ『三つの会話』刀水書房
(36)スターリン『マルクス主義と民族問題』国民文庫(大月書店)
(37)ヴェーバー『職業としての政治』岩波文庫
(38)『國體の本義』文部省教学局
(39)ミハイル・ゴルバチョフ『ゴルバチョフ回想録』新潮社
(40)大川周明『復興亜細亜の諸問題』中公文庫
(41)池田徳眞『プロパガンダ戦史』中公新書
(42)会田雄次『アーロン収容所』中公新書
(43)東郷和彦『北方領土交渉秘録 失われた五度の機会』新潮社
(44)アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート『<帝国>グローバル化と世界秩序のマルチチュードの可能性』以文社
(45)蓑田胸喜『国防哲学』慧文社
(46)大橋武夫『謀略』時事通信社
(47)オッペンハイマー『国家論』改造文庫
(48)高畠素之『幻滅者の社會観』大鐙閣
(49)アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』岩波書店
(50)ベネディクト・アンダーソン『定本 想像の共同体』書籍工房早山
(51)ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』ハヤカワ文庫
(52)ロバート・グレーヴズ『アラビアのロレンス』平凡社ライブラリー
(53)ゲンナジー・シュガーノフ『ロシアと現代世界』自由国民社
(54)エリ・ゲゥーリー『ナショナリズム』学文社
(55)デヴィッド・ロックフェラー『ロックフェラー回顧録』新潮社


【C.社会・経済についての知識で、われわれが置かれた制約を知る】
(56)マルクス『資本論』岩波文庫
(57)レーニン『帝国主義』岩波文庫
(58)宇野弘蔵『経済原論』岩波書店
(59)ヒックス『価値と資本』岩波文庫
(60)ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』岩波文庫
(61)リカードゥ『経済学および課税の原理』岩波文庫
(62)「新潮45」編集部『凶悪』新潮社
(63)魚住昭『野中広務 差別と権力』講談社文庫
(64)宮崎学『突破者』幻冬社アウトロー文庫

【D.文学のついての知識で、想像力、構想力を豊かにする】
(65)夏目漱石『門』岩波文庫
(66)葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』角川文庫
(67)五味川純平『人間の條件』岩波現代文庫
(68)ソポクレス『オイディプス王』岩波文庫
(69)ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』集英社文庫
(70)ショーロフ『人間の運命』角川文庫
(71)ゴールズワージー『林檎の木』角川文庫
(72)坂東眞砂子『死国』角川文庫
(73)泉鏡花『夜叉ケ池・天守物語』岩波文庫
(74)ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』光文社古典新訳文庫
(75)トルストイ『復活』岩波文庫
(76)団鬼六『花と蛇』太田出版
(77)チェーホフ『かわいい女・犬を連れた奥さん』新潮文庫
(78)米原万理『オリガ・モリソヴナの反語法』集英社文庫
(79)高柳芳夫『影を裁く日』講談社文庫
(80)高橋和巳『我が心は石にあらず』新潮文庫
(81)遠藤周作『沈黙』新潮文庫
(82)三浦綾子『塩狩峠』新潮文庫
(83)火野葦平『小説 陸軍』中公文庫
(84)三島由紀夫『花ざかりの森・憂国』新潮文庫


【E.歴史についての知識で、未来への指針を探る】
(85)北畠親房『神皇正統記』岩波文庫
(86)『新葉和歌集』岩波文庫
(87)『太平記』小学館
(88)マサリク『ロシアとヨーロッパ』成文社
(89)『ソ同盟共産党(ボリシェビキ)歴史小教程』モスクワ外国語図書出版所
(90)『おもろさうし』岩波文庫
(91)網野善彦『異形の王権』平凡社ライブラリー
(92)原武史『昭和天皇』岩波新書
(93)池上俊一『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス』講談社現代新書
(94)ウォーラスティン『近代世界システム』岩波書店
(95)ポール・ジョンソン『ユダヤ人の歴史』徳間書店
(96)和田春樹『開国 日露国境交渉』NHKブックス
(97)マルコ・ポーロ『東方見聞録』平凡社ライブラリー
(98)竹内洋『大学という病』中公文庫
(99)塩野七生『ローマ人の物語』新潮文庫
(100)『古事記』小学館

ひぃー、一気に書くと疲れますねー・・・。

佐藤さん、対談で曰く
「私は年齢は40歳から50歳くらいで、「教育」の現場に携わる人を
思い浮かべて100冊のリストを作りました」

結構、マニアックじゃないか?

2008年11月11日火曜日

21世紀図書館-必読の教養書2百冊 PartⅠ(立花隆編)

2008年12月号の文芸春秋に立花隆さんと佐藤優さんの
対談+推薦図書が載っている。

この二人の著作には非常に学ぶところが多く、どんな本を推薦するのか気になり
何年ぶりかで文藝春秋を購入。

以下、その推薦図書200冊。
私にとって読書とは趣味であり、異質なる精神との出会いであり格闘である。
そういう意味で、リストアップされた本たちは非常に魅力的である。
自分の読書人生において何冊読破できるだろうか?


立花隆選の100冊

【生命科学】
(1)ジェームス・D・ワトソン『二重らせん』講談社文庫
(2)ブルース・アルバーツ『細胞の分子生物学』ニュートンプレス
(3)R・フリント『数値でみる生物学』シュプリンガー・ジャパン
(4)P・モリソン『パワーズ オブ テン』日経サイエンス

【物質科学】
(5)ファインマン『ファインマン物理学』岩波書店
(6)桜井弘編『元素111の新知識』講談社ブルーバックス
(7)桜井弘編『生命元素事典』オーム社

【地球科学】
(8)F・ダイソン『宇宙をかき乱すべきか』ちくま学芸文庫
(9)熊澤峰夫、伊藤孝士、吉田茂生編『全地球史解読』東京大学出版会
(10)B・フェイガン『古代文明と気候大変動』河出文庫

【現代科学論】
(11)リチャード・ドーキンス『神は妄想である』早川書房
(12)トーマス・クーン『科学革命の構造』みすず書房
(13)マーヴィン・ミンスキー『心の社会』産業図書
(14)リー・M・シルヴァー『人類最後のタブー』NHK出版

【心理学】
(15)『ユング自伝』みすず書房
(16)ベヴァリー・ムーン編『元型と象徴の事典』

【生理学】
(17)ガイトン『ガイトン臨床生理学』医学書院
(18)ネッター『ネッター解剖学アトラス』南江堂

【死】
(19)山田風太郎『人間臨終図巻』徳間文庫
(20)キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』中公文庫

【人類史・文化人類学】
(21)デビッド・ランバート『図説 人類の進化』平凡社
(22)J・ダイアモンド『人間はどこまでチンパンジーか?』新曜社
(23)ドナ・ハート、R・W・サスマン『人は食べられて進化した』化学同人
(24)T・W・ディーコン『人はいかにして人となったか』新曜社
(25)アルマン・マリー・ルロワ『ヒトの変異』みすず書房
(26)スティーヴン・ミズン『心の先史時代』青土社
(27)J・キャンベル『神の仮面』青土社
(28)フレイザー『金枝篇』ちくま学芸文庫

【20世紀の歴史】
(29)『20世紀全記録』講談社
(30)ヒトラー『わが闘争』角川文庫
(31)ランズマン『SHOAH(ショアー)』作品社
(32)ゴールデンソーン『ニュルンベルク・インタビュー』河出書房新社
(33)アンドルー・チェイキン『人類、月に立つ』NHK出版
(34)D・ハルバースタム『ベスト&ブライテスト』朝日文庫

【日本近現代史】
(35)久米邦武『米欧回覧実記』岩波文庫
(36)原田熊雄『西園寺公と政局』岩波書店
(37)『原敬日記』福村出版
(38)吉田茂『回想十年』中公文庫
(39)読売新聞社編『昭和史の天皇』

【基礎的古典】
(40)『聖書』日本聖書協会
(41)『旧約聖書略解』日本基督教団出版局
(42)『原典 ユダの福音書』日経ナショナルジオグラフィック社
(43)湯田豊 訳『ウパニシャッド』大東出版社
(44)『ブッダ 悪魔との対話』岩波文庫
(45)諸橋轍次『中国古典名言事典』講談社
(46)柴山全慶『無門間講話』創元社
(47)アッタール編『イスラーム神秘主義聖者列伝』国書刊行会
(48)『ハディース イスラーム伝承集成』中公文庫
(49)ヘロドトス『歴史』岩波文庫


【数学】
(50)吉田武『オイラーの贈物』ちくま学芸文庫
(51)ソーンダース・マックレーン『数学 ーその形式と機能』森北出版
(52)インフェルト『ガロアの生涯』日本評論社

【哲学】
(53)アリストテレス『形而上学』岩波文庫
(54)パスカル『パンセ』中公文庫
(55)デカルト『方法序説』岩波文庫
(56)ニーチェ『ツァラトゥストラ』中公文庫
(57)カント『永遠平和のために』岩波文庫
(58)ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』岩波文庫
(59)W・ジェイムズ『プラグマティズム』岩波文庫
(60)ヴィーコ『新しい学』法政大学出版局

【政治学・法学】
(61)プラトン『国家』岩波文庫
(62)佐々木毅『プラトンの呪縛』講談社学術文庫
(63)マキャベリ『君主論』岩波文庫
(64)ウェーバー『職業としての政治』角川文庫(西島芳二訳)
(65)ハイエク『自由の条件』春秋社
(66)ポパー『開かれた社会とその敵』未来社
(67)ミルトン『アレオパジティカ』岩波文庫
(68)宮澤俊義『コメンタール篇 日本国憲法』日本評論社
(69)ロールズ『正義論』紀伊国屋書店
(70)『エリック・ホッファー自伝』作品社

【共産主義思想】
(71)トマス・モア『ユートピア』岩波文庫
(72)レーニン『国家と革命』ちくま学芸文庫
(73)マルクス/エンゲルス『共産党宣言』岩波文庫
(74)ネチャーエフ『革命家の教理問答書』白水社
(75)永田洋子『十六の墓標』彩流社

【日本思想】
(76)佐藤一斎『言志四録』講談社学術文庫
(77)『西郷南洲遺訓』岩波文庫
(78)北一輝『日本改造法案大綱』みすず書房
(79)上杉慎吉『國○精華乃登場』洛陽堂←タイトルの漢字が分からない

【世界文学】
(80)ソポクレス『オイディプス王』岩波文庫
(81)オウィディウス『変身物語』岩波文庫
(82)マロリー『アーサー王物語』筑摩書房
(83)ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』ちくま文庫
(84)スタンダール『赤と黒』新潮文庫
(85)リルケ『マルテの手記』岩波文庫
(86)コンラッド『闇の奥』岩波文庫
(87)トーマス・マン『魔の山』新潮文庫
(88)カフカ『審判』新潮文庫
(89)ヘンリ・ミラー『北回帰線』新潮文庫
(90)T・S・エリオット『荒地』大修館書店 できれば原書を!!

【日本文学】
(91)近松門左衛門
(92)松尾芭蕉
(93)萩原朔太郎
(94)埴谷雄高『死霊』講談社文芸文庫

【ファンタジー・SF】
(95)ハックスリー『すばらしい新世界』講談社文庫
(96)アーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』ハヤカワ文庫SF
(97)ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』岩波少年文庫
(98)H・G・ウェルズ『タイムマシン』角川文庫
(99)佐野洋子『100万回生きたねこ』講談社
(100)宮崎駿『風の谷のナウシカ』徳間書店

現在、上記100冊中、13冊は読破済みでした・・・。

2008年11月9日日曜日

お勧めサイトのご紹介

最近自分が書いたブログの内容を振り返ると、その大半が映画鑑賞記と読書日記でした。
まぁ、これはこれでいいのですが、それだけではつまらないということで
このサイトにアクセスしてくださる方々にお勧めのサイトをご紹介しようかと思います。
それも軽いやつ・・・。

皆さん既にご存知かもしれませんが、知らない人は是非ご堪能あれ。

このブログのお勧めサイトにも追加しておきます。

らばQ
極限まで驚いたときのリアクションは万国共通(動画)

2008年11月8日土曜日

映画【ハンサム★スーツ】を観た


前々から観たかった映画
ハンサム★スーツ】を
遂に観ることがてきました。

不細工な男(塚地さん)が洋服の青山で
売っている極秘スーツ、ハンサムスーツを着て
美男子(谷原さん)に変身し、
イケメンの特権を満喫する。
どうしようもない設定ですが、
なんか魅力的ですよね。







鑑賞した感想としては、どうしようもないバカ映画ですが、かなり楽しい、といったとこでしょうか。
週末の19時上映開始でしたが、あまりお客さんは入っていなかったなぁ・・・。
そんなに興行成績はよくないのかもしれませんね。

でも、映画を観ていた人は私も含めて爆笑していました。
そんくらい馬鹿馬鹿しくて笑える映画です。

だからまじめには観ないでください。
まじめに観ると・・・

評価:★★☆☆☆(25点)

こんくらいしか楽しめません。

もう脚本から演技から何から何まで大げさでベタベタで馬鹿馬鹿しいです。
だからバカ映画を観るつもりで気楽に観てください。
そしたらきっとあなたも楽しめるはず。

おバカ映画度:★★★★☆(85点)

レッツ・ハンサム。レッツ・おバカ。くらいのつもりで観ましょうね。

北川景子ちゃんは個人的に大好きなタイプなんですけど
モップ・ガールにしても今回の役にしても大根ですねぇ・・・。

それから、この作品のテーマソングですが
渡辺美里さんのMy Revolutionです。

これ聴いてて切なくなった・・・。
私が小学校のときに流行っていた歌であり、
最近逮捕された小室さんが売れ出すきっかけになった歌です・・・。

なんだかなぁ・・・。

映画【X-ファイル I WANT TO BELIEVE】を観た


本日公開の映画
X-ファイル】を観てまいりました。

X-ファイルなんて何年振りでしょうか?
大学時代にハマって、全9シーズンの内
たしか7シーズンまでは全部鑑賞したはず・・・。





大学時代にレンタルビデオ屋でバイトしていた関係上、映画が1本100円で借りれたんですねー。
いやー、あの頃は大学生だということもあり、まとめ借りして一括鑑賞をしてたのを思い出します。
懐かしいなぁ・・・。

13歳のときに妹をエイリアンにさらわれるというトラウマを抱える
秀才のFBI捜査官、フォックス・モルダーと、医学と物理の博士号を持つ
これまた秀才のFBI捜査官、ダナ・スカリーがエイリアン、超常現象、UMAをベースにして
いろいろな調査を重ねていくのが面白くてたまらなかったのを覚えております。

今回の作品は、全シーズン終了後の話を描いていたようです。
モルダーもスカリーもFBIを辞めて、お互いを人生のパートナーとしつつ
それぞれの道を歩んでいるところから話は始まっていました。

私が観ていたシーズンでは長年、二人がつかずはなれずにやってきていましたが
お互いを意識し始め、チューしたりするシーンがあったのを覚えています。
けれども本作では、結婚はしてないものの人生のパートナーになっていたのには驚きでした。
ベッドを共にするシーンなんてのもあったりして、「ああ、観てないうちに関係が深まったのね」と
感慨深いものがありました。

ストーリーは、ある女性FBI捜査官が何者かに誘拐され行方不明になります。
そしてその行方不明の捜査官のヴィジョンを観たという犯罪歴のある神父が
FBIにそのことを報告しますが、そういう電波系の事象に対処できる人間がいないため
FBIがスカリー経由で辞めたモルダーに捜査協力依頼をすることで話が動き出します。
まぁ、この行方不明事件の捜査を進める中で、X-ファイルよろしく
いろいろな出来事が起こっていくわけです。

X-ファイル自体、シーズンが終わって約6年のブランクがあったそうですが、
この作品の一番のテーマは超常現象やUMAではありません。
もちろんそれっぽいのが出てくるわけですが・・・。
個人的に、今回の作品からは
「人生、すべてが理性で割り切れるもんじゃない。
不合理なものを信じる、信じて行動することこそが人生で大事なことなんだ。」
という製作者クリス・カーターのメッセージを受け取りました。

若者もオッサンも年齢関係なしに、生きていればそれなりに
自分の信念に自信がなくなって後悔しそうになる瞬間ってありますよね。
自分は良かれと思って、○○という信念の元に行動してきたけど、
はたしてほんとにこれでよかったのかな?
自己満足だけをもとめて、他人のことをほんとに考えた行動だったかな?

とかね。いろいろ迷うわけじゃないですか。

そんな時、どうすりゃいいかといえば、これはもう選択肢が2つしかなくて
①自分の信念を信じる、いや、正確には信じたいと自覚して自分の人生を引き受けて進む
②逃げる

かのいずれかだよね。別に①、②のどちらを人生として選択しようがそれは本人の自由。
自分が悔いの無いようにすればいいだけの話なんだけど、この映画では
逃げ出す前に、自分の心の声(自信はないけど可能な限り自分の信念が正しいと信じたい)という
思いを大事にして生きてみてもいいんじゃない?もうすこしがんばってみない?
いまそれを辞めたら悔いは残らない?あきらめつくまで頑張ってみたら?

遠くから届く声・・・。
人生に正解はないさ。だったら自分の信じる道を、信じれるだけ信じて進みなよ。
そんなメッセージが伝わってくる映画でした。

上記の観点から、日本語訳の「真実を求めて」というのは誤訳だと思います。
良い訳が思い浮かびませんが「信じたい」というのが素直な訳です。
結論としても真実なんてないわけですから・・・。


ちなみに、映画の面白さという意味では、私のようなX-ファイル好きでもない人には
あまりお勧めできないかもしれません。せいぜい★★☆☆☆(40点くらい)でしょうか。
個人的な満足度は、懐かしさも含めて★★★★☆(75点)くらいです。

2008年11月2日日曜日

映画『レッド・クリフ』を観た









さて、次に紹介するのが本日2本目に観た映画『レッド・クリフ』であります。
レッド・クリフ・・・日本語にすると赤い壁ということで、この映画は
あの三国志における赤壁の戦いを描いたものであります。

そして、このレッドクリフ、実は2部構成になっており、今回はその第一部が
上映されているわけです。ちなみに第二部は2009年の4月公開だそうです。

さて、このレッド・クリフなんですが・・・
評価:★★★☆☆(59点)

監督、ジョン・ウーが100億くらいかけて作った映画だそうで、
なんでもハリウッド越えを目指しているんだとか・・・。

正直、映画観ていて噴出しちゃいました。

三国志ファンとして吉川英治、北方兼三、陳舜臣などの作品を読み、
自分なりの三国志像や人物像が出来上がっている中で、この映画は
それなりによく出来ていると思います。
特に俳優人はよくやったと思います。
関羽、張飛、劉備、趙雲、孫権はそんなにイメージとは違いませんでした。
ちょっと違ったのは周瑜です。なんといっても三国志では「美周郎」といわれるくらい
美男子だったわけなので、自分としてはGakutoみたいな感じがお似合いかと思いました。
ですが、トニー・レオン演じる周瑜について、これはこれでいいかなと思いました。
それなりにかっこよかったです。

第一部のストーリーは、長坂の戦いで劉備が曹操に追われるところから始まり、
赤壁の戦いに望むところで終わります。ですので、内容は赤壁というより
赤壁までと言うのが相応しいかもしれません。

なんなのかなぁ・・・それなりにストーリーはしっかりしてるし(原作に忠実)、
役者も貫禄があったんだけど、なんか高い点をつける気にはなれないんだよなぁ。

その原因はたぶん武将個人の戦いにある。
団体戦はそれなりに凄みがあった。
おそらく本当の戦いもこんな感じになるんだろうな、というリアリティがあります。
だけど個人戦になると、なんか少林寺拳法の映画を観てるみたいなんだよなぁ・・・。

中途半端に少林寺っぽくするなら、いっそのこと三国無双っぽく
ありえないくらい強くてかっこよくしてくれれば良かったのに・・・と無茶な要望か?

映画『イーグル・アイ』を観た







本日は11月1日。そして毎月1日は、映画の日。
ということで、今日は映画を2本観て来ました。

その1本目がこの『イーグル・アイ』です。

スピルバーグが監督を務め、トランスフォーマーで一躍有名になった(?)
シャイア・ラブーフが主演の映画です。

評価:★★★☆☆(55点)

流石はスピルバーグなだけにアクションが派手で、
ストーリーも3分の2くらいまではテンポよく進み
なかなか魅せる映画だと思いました。

ただ、最近のスピルバーグはもう才能が枯渇してダシが出尽くしちゃってますね。
映画が途中くらいから予定調和というか、「どうせこうなるんだろ」と思ったとおりの
展開にしかなりません。

インディージョーンズのときからそうですが、
もういい加減、困難を乗り越えた男女が最後に結ばれハッピーエンド的な
終わり方はやめにしてほしいと思いました。

そういう意味で、最後は幻滅とドンビキで終わるスピルバーグ的な物語でした。

ストーリーもねぇ、これよくよく振り返ると「アイ・ロボット」じゃね?って感じだし・・・。

スピルバーグはもう引退すべきだ。

2008年10月29日水曜日

映画『ブーリン家の姉妹』を観た

これぞ必見!!

評価:★★★★★

いやー、凄かった。
今日、会社帰りにいま公開中の
ブーリン家の姉妹』を観てきました。

いやはや、素晴らしい出来でしたよ。
100点!!





正直、映画を観るまでブーリン家が一体どんな家系なのかも分からない状態でした。
私がこの映画の背景になっている時代についての知っていることといえば、
せいぜい高校時代の世界史レベルの知識です。

ヘンリー8世。
イギリスに絶対王政を確立した人物。
前妻と離婚し、新しい妃を迎え入れたくカトリックの総本山、ローマ教皇庁と対決する。
離婚問題で教皇と対立すると、1543年に国王至上法を成立させて、
ローマ教皇庁と断絶し、イギリス国教会を設立、首長となる。
ヨーロッパに近代国家が形成されようとした時期において、とりわけエキセントリックなオヤジ。

このくらいしか知りませんでした・・・。

で、この映画の内容は、その離婚問題の発端となった新しい妃である
アン・ブーリンとその家族を中心とした私利私欲に目がくらんだ人たちの、
言い換えると物凄い人間くさい人たちの政治劇です。

まったく持って知らなかった・・・。
ローマ教皇庁と断絶までして結婚した新しい妃を、己が手で処刑台に送っていたとは。
この映画を観て、教科書で学んだ世界史の一コマが私の中に血肉になったような感じがしました。

ま、あらすじはこんなところです。

見所は何といってもナタリー・ポートマンが演じる、アン・ブーリンが国王ヘンリーを
手篭めにしていくところでしょう。見ていて怖いほど旨い!!と思いました。
男、それもプライドや地位の高い人間をどのように自分に振り向かせ、
かつ依存させていけばいいのかが、これでもかというくらい見事に演じられています。
「あー、あんなふうに攻められたら俺も堕ちる」と思いました。
まぁ、だれも私なんかを堕とそうなんて思わないでしょうが・・・。

それくらいナタリー・ポートマンが演じる、アン・ブーリンは見事だった。

それ以外にも、アンの妹を演じたスカーレット・ヨハンソンも素晴らしかった。
ヘンリー国王役のエリック・バナも良かったし・・・。
出てくる人たち皆いい演技をしていたよ。

こりゃやられたね。

この映画の感想を一言で言うと、男より女の方が何百倍も賢くて強いし怖いということです。
日本全国の男性の皆さん、この映画を見て歴史とともに女性の怖さを勉強しましょう。

2008年10月26日日曜日

映画『明日、君がいない』を観た


最近、風邪を引いたせいで調子が優れません。
週末、映画を観に行きたかったけど、それも叶わず・・・。

というわけで徒然なるままにひぐらし、だったので
レンタルしてきた標記の作品を観ました。

評価:★★★★★

胸が締め付けられるような、重苦しくも
切なく美しい映画でした。




まず、このタイトルがよく出来ていると思います。
明日、君がいないってどういうこと?と、私の脳裏に印象深く残り、今回レンタルした次第です。

話は、オーストラリアのある高校にて、ある人物が自殺したところから始まります。

そして、その後話しはその人物が自殺する前日に戻り、
その高校に通う数人の若者を中心に進んでいきますが、またこの若者それぞれが持っている
事情というのが凄いんだわ。

多少、ネタがばれてしまうかもしれませんが・・・
妹をレイプした近親相姦な男。マッチョで彼女もいるイケメンだが、実はホモな男。
ホモを公言して誰からも相手にされず孤独にさいなむ男。
体に障害があるため、授業中に失禁してしまい周りから蔑まれる気弱な男。
妊娠した事実を誰にも相談できずに苦悩する女。
結婚を夢見、彼氏を一途に愛するが、相手がホモであるため
時々ツレナクされて嘆く女。一見幸せそうで、周りを気遣う優しい女。

そんな彼らの日常、そして苦悩が複数人の視点でオーバーラップされながら
話は静に進んでいきます。外見とは裏腹に彼らはそれぞれが孤独で、その描かれ方から
一体、最後に自殺するのが誰かなんて全然分からなくなっています。
まるでミステリーか、と思えるほどの映画です。

ですが、この映画には映画特有の予定調和的ないやらしさが全然なく、
常に淡々と、時に美しく、時に残酷な若者の日常が描かれています。
この映画を観ていて、大人より、ある意味自由の少ない若者の方が
苛酷な環境にいるのではないかと思いました。

若者という人生のある期間というのは、多感であるため、ある意味不安定な時期だと思います。
周りの人の何気ない一言が、自分にとって非常に励みになったりする一方で
自分の居場所を根こそぎもっていかれたかのように受け止めちゃったりする場合もあるわけです。

自分にとって辛くて仕様がない事象が、自分の管理不能なところで発生し、
自分に降りかかってくることだってあるわけですから、本当に若者の青春時代というのは
ある意味、人生で一番難しい時期だと言えるのかもしれません・・・。

そんな若者に大人たちが「時間が立てばわかる」とか「大人になれば分かる」とか
いったところで何の足しにもなりはしないんですよね。
そりゃ、時間が立ったり大人になって振り返れば分かるのかもしれませんが、
当事者である若者にとって必要な救いは「今」なわけですから、
大人の何気ない、悪気のないそういう台詞こそ、若者からすれば「お前ら死ね!!」とか
「うっせー、俺にかまうな!!」ということになるのでしょう。

そんなことをぼんやり考えさせられながら、話は終章に向かいますが、
最後は「エッ!!」という展開である人物が自殺して終わります。

ちょっとビックリでしたが、彼らの人間模様を見ていて必ずしもこの結末に異論はありません。


ストーリーの良さ、映像美、音楽のチョイス、どれをとっても素晴らしい
非常に考えさせられる映画でした。

2008年10月14日火曜日

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』を読んだ

皆さんこんにちは。如何がお過ごしでしたでしょうか?

さて、久しぶりとなる今回のエントリーではこの3連休の全ての時間を使って読破した、
ドストエフスキーが人類に対して放った思想爆弾である『カラマーゾフの兄弟』について
簡単な思い出話をしようと思います。

私は大学受験が終わってから社会人になるまでの間に死ぬほど本を読みました。
あの頃は受験勉強という人生におけるある意味くだらない時期からの開放感も手伝い、
貪るように読んでいました。
1日1冊は当たり前で、多いときは1日3冊くらい平気で読んでいましたので、
年500冊は下らないと思います。バイトで稼いだ月10万近い小遣いが
全てCDと本とガソリン代に消えるという破滅的な大学時代でした。
※絶対相性が合うわけない女性に片思いをしてため息もついてました。なぁ空蝉くんよ・・・。

社会人に出る前に何としても自分の脳みそに学問全体の知的パースペクティブを
構築したくてジャンル問わずに読んでいたわけです。

そんな読書三昧の日々において、唯一挫折したのがドストエフスキーです。
中でも「これを読まなきゃ、文学は語れない」と思っていた『カラマーゾフの兄弟』については、
新潮文庫で全巻購入したにもかかわらず、その訳の堅苦しいところにヤラレ、
上巻の3分の1を3ヶ月かけて読み、ついに降参してしまった次第でした。

何というのでしょうか、ロシア文学は翻訳で読むとすべからく訳調が堅苦しく、
登場人物の台詞が田舎くさいためになかなか感情移入が出来ず、読み続けられなかったんですね。

トルストイとかは意外と読めたんですが、ドストエフスキーだけは駄目でした・・・。
社会人になってリベンジと思い『罪と罰』は完読したのですが、これは拷問に近かった・・・。
「主人公の罪と罰なんか同でもいいから、さっさと話終われ・・・」という思いが先にたち、
読むことは読めましたが何にも残らない有様でした。

でも、『カラマーゾフの兄弟』、これだけは何としてでも完読しなきゃ駄目だと思っていました。
数回前のエントリーで私と聖書の関係について触れましたが、キリスト文化圏で
人生の数年を過ごした自分が自分に課した課題だったわけです。
「ドストさんよ、あんたは人類にどんだけの思想爆弾を突きつけたのかね?
果たしてそれは21世紀の人類にも威力を及ぼすのかね?」と。

はっきりいってこの小説だけは、私と、今はなき文豪ドストエフスキーとの真剣勝負だったわけです。


そんなことを思ってたところに、新訳で発売された以下の『カラマーゾフの兄弟』が目に入ったので、
今度こそ勝負!!と思い、即全巻購入し、この3連休、飯と風呂以外の全ての時間を注いで
ドストエフスキーと真剣勝負をしました。
















正確に言うと、完読には今日まで掛かってしまいましたが、この勝負、ドストさんの勝ちです。
それも大勝利・・・。
読み手である私は、ドストさんの思想爆弾の前に木っ端微塵に砕け散りました・・・。

読み終えて、その感想を書く気になれないほどやられました。
読んでいて悲鳴をあげたくなったのは久しぶりです。本当に素晴らしいよ、この小説は。

大審問官のくだりは戦慄を覚えたほどです。
優れた小説は下手な心理学より切れる。ドストさんの描く人物描写や、一つ一つの言葉が、
時を越えて尚、我々の心に届くのです。そして、我々を切り刻みもします。

ドストさん、あんた凄いよ・・・。
チンケナ私ではありますが、現時点での私の読書人生最高の文豪という
称号を捧げたいと思います。

21世紀の私から19世紀の貴方へ、世紀を超えて最大の賛辞を贈る!!

2008年10月8日水曜日

平野啓一郎さんの『顔のない裸体たち』を読んだ

んー、眠い。もう25時41分だ・・・。

お風呂に入る前に読み出して、つい今しがた読み終えたのがこの本です。

評価:★★★★★

いやー、新潮文庫で200ページくらいの短編なのですが、よく出来ている。
傑作ですよこれ。まさに決壊の序章に相応しい作品です。
私はこういう、現代社会の闇を上手く描いた作品が大好きです。

幼少の頃のトラウマ(いじめとかそういうやつ)を克服しないまま大人になった
変体中年と、さえない中年の女性教師が顔バレリスクのない投稿エロ写真にハマっていき、
最後は母校の前でエロプレイを撮影しようとして先生に見つかり破滅の道を歩んでいくという
一見馬鹿な話です。でもこのプロットが秀逸で、そこに描かれている人間たちの
心理のヒダを抉り出すような文章がたくさんある。

平野啓一郎氏のセンスに脱帽。
お勧めの一冊です。


2008年10月7日火曜日

小飼弾さんの『弾言』を読んだ

先日、電車での通勤時間で簡単に読めるものをと思い、
日本を代表するαブロガー、小飼弾さんの『弾言』を買いました。

弾さんの考えは、日々、そのブログ404 Blog Not Found を通して拝見しているので、
さして目新しい話は書いてありませんでしたが、非常に面白い本です。

読後に改めて思いましたが、学歴に関係なく大量に本を読み、色々な経験をし、
その経験を振り返って言葉に出来る人というのは賢いということです。
うん。弾さんは賢いよ。本質をつかんでそれを上手い比喩で例える力に長けていると思いました。
※これは勝間さんにも言えることです。

本当にこれからは、日々読書を行い、人一倍考え、知的生産物を生み続ける人しか
生き残れないと思います。会社で色々な人に研修していて分かったことは、
コミュニケーション能力や思考能力(論理的な)などの仕事の基礎力と言うのは
その人の読書量と思考時間に比例していると言うことです。
これは講師経験約10年の私が保証(弾言)します。

以前、このブログでも取り上げましたが、元マイクロソフト日本の社長、
成毛眞さんが喝破するように「本を読まない人間はサル」なんだな、悲しいことに。
これは良い悪いじゃなくて、社会的な既成事実になりつつあるような気がします。

そんな考えを持っている私が、本書で感心した箇所を幾つか列挙します。

◆時間当たりいくらの仕事は、「モノ」的な仕事である。
 労働時間が長いにもかかわらず、それに見合った給料や快適な生活を得られていないと
 感じている人は、モノ扱いからヒト扱いされる仕事をしなければならない。

 →これはいいわるい抜きにして、もう既に雇用構造がそうなってしまっていると思います。
   弾さんや私、ましてや会社に文句言ったところで始まりません。
   自己防衛のためにも、自分に投資し、無駄な作業や時間の浪費となる自分の行動を
   棚卸しして、自分の好きなことや、自分の能力を高めることに金と時間をつぎ込むべきです。

◆貴族の義務を負うことになった平民。
  現代人の知的レベルは向上している。だから知恵の価値は暴落した。
  階級制度が崩壊した現代では、全員に貴族の義務が課せられているといってもいい。
  現代において、知識は「ないと困る」ものになり、バカであることが罪になってしまった。
 
  →知識社会とは知識ベースの社会といういみですから、畢竟、知識が価値を失う社会です。
   知っていても偉くはないけど、知らないと損、もしくは罪なんだよね。
   悲しいけれど、これも現実だと思います。
   で、これも悲しい現実だと思いますが、出来る人と言うのは貴方(そして私も)を顔や仕草、
   要は第一印象で判断するのです。ある程度の年齢になると、その人の品性や教養、
   知識レベルや思考力が全て顔に出るものなのだと最近ようやく分かってきました。
   
   これは入社して以来、私の尊敬する上司から耳にタコが出来るくらい聞かされました。
   30才を越えたら自分の顔に責任を持て、と。”教養は重くない”から、今のうちから
   色々読んだり経験したり、一流のものに触れて見識を養えと・・・。
     
   私ももう30歳、自分の顔に責任を持たなければならない歳になっちゃいました・・・。
   皆さんは大丈夫ですか?


俺ヤバイかも・・・なんて思った人は必読ですよ。


2008年10月6日月曜日

勝間和代さんの『読書進化論』を読んだ

昨日に引き続き、今日も勝間さんの著書をご紹介。

昨日読んだ本が、勝間さんの正直な思いが込められていた良書だったので、
今日も1冊買ってみました。

それが『読書進化論』です。

自分で言うのもなんですが、私は結構本キチガイなところがあります。
自分の小遣いを省みずに、ガンガン本を買ってしまうところがあります。
多い月にで4~5万くらい、平均しても2万は切りません。


そんな私ですが、勝間さんの足元にも及ばないことが
この本を読んで分かりました。
この人は俺以上の本キチガイだ!!
※私の中で最高の本キチガイは松岡正剛さんだけど・・・。

そういう意味で、紙上にて勝間さんと30分くらい
私の好きな本ネタで世間話をさせて頂いたような読感を得られる本でした。

あまり肩肘張らずに、リラックスして著者とクッチャベルような感じで読めます。
本が好きな人も、あまり読書習慣のない人も読んで見てくださいね。
読書って最高の暇つぶしですし、貴方のビジネスや人生にも
何かしらの成果や充実をもたらしてくれるでしょう。
以下、本書を読んでて私のアンテナに引っかかった箇所をメモしておきます。

1つ目。
勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術

①「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して親しみを持たせる
②「役に立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
③「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
④「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく



2つ目。

ある会社の社長さんが、勝間さんの本を社員400人に5冊づつ配布し、
感想文を書かせる、という事例が紹介されています。

意外とこれはいいなと思いました。

いま、仮に2日間のビジネス系の研修コースを受講すると
だいたい1人7万~10万円くらいは掛かります。

勝間さんの本はどれも1000~2000円くらいの値段で購入できるので、
一人5冊買ったとしても1万円。でその内容はおそらく2日では
学習仕切れないくらい盛りだくさんな内容です。
それだけの投資で社員の能力が少しでも向上すれば安いものです。


ご購入はこちらからどうぞ。


2008年10月5日日曜日

勝間和代さんの『日本を変えよう』を読んだ

本日、横浜ソゴウの紀伊国屋で、本を10冊くらい買ってきました。
今回の書籍購入の目玉は、大学時代に挫折した『カラマーゾフの兄弟』に対する
リベンジなのですが、たまたま勝間さんの新刊が目に入りました。

私は、勝間さんが有名になりだした頃までの著作は読んでいましたが、
それ以降はめっきり興味がなくなり、最近に至っては各誌がこぞって
”知的生産の女王”などという馬鹿らしいレッテルを貼るので
その著書や発言には一切近寄らないようにしてました。

私は基本的に書物に対して特別な思い入れを持っている人間です。
もちろん書物というのは内容がピンキリですから、購入する中にも
イマイチだと思う本や時間の無駄としか思えないような本がないわけでもありません。
※あくまで自分にとってです。

それでも、その著者の考えと自分の考えをぶつけたりすることで
成長できたりするので、馬鹿本を含めて書物に対して愛情をもっていたりします。

しかし、そんな書物の中でも許せないのが、
大したことのない自分のノウハウや体験談を
延々と薄めたり伸ばしたりしながら次から次へと
本屋にウィルスのごとくばら撒く人たちのノウハウ・ハックス・自己啓発系の本です。

もちろんこういう類の本を読みたいという需要があって
著者たちが供給するわけですから、私がとやかく言う筋合いはないのでしょう。

しかし、いわゆるノウハウ、ハックスなどの自己啓発本は、
それらの本を読んだとしてもまったく仕事や人生の悩みが解決しないにもかかわらず
延々とその手の本を買い続ける中毒患者を大量生成してしまう。
私が知っている人間にもたくさんいます。自己啓発・ノウハウマニアみたいな人が。

私は、広い意味で教育という仕事に携わっています。
企業研修を通して、今の若い人やおじ様たちの色々な課題や悩みを聞いたり見たりもしました。
だからこそ、もともと安易な人に、安易な解決方法を提供するような本の書き手が
イマイチ好きになれないというか、嫌いなんです。

Coreさんという人のブログで書かれているとおりなんだと思います。

自己啓発書やライフハックエントリーで人生や仕事の悩みが解決しないから、
人はいつまでたっても買い続けるのである。


だから、勉強法とかフレームワーク力とかの著作を乱発する勝間さんには
ちょっとげんなりしていました。

ですので、本来であれば勝間さんの新刊は気にも留めないところなんですが、
なんとなく今回はそのタイトルといい、表紙に写っているご本人の表情といい、
見過ごすには勿体無い何かを感じたために勝間本最後の一冊のつもりで購入しました。

で、評価は・・・
★★★★☆

40分くらいであっという間に読めちゃいましたが、
勝間和代という女性の問題意識や社会に対するメッセージが
ストレートに打ち出されている良書だと思いました。

人によっては勝間さんの主張に色々とネガティブコメントをつける人もいるでしょう。
私自身も、本書を読んでいて「(あくまで男の視点からみて)ちょっとそれは違うんじゃない?」と
思うところはありました。しかし、そんなのはどうでもいいことで、重要なのはご本人が
正直ベース・本音ベースで読み手のストライクゾーンに誤魔化し無しの
直球を投げかけてくれることだと思います。


私は、人の人生なんて、なんやかんやいったところで究極のところは暇つぶしだと思っています。
そしてどうせ暇を潰すのであれば有意義に潰したい。
自己満足できるように暇潰しを実行したいというのが本音でしょう。
しかし、ここが人間が(というか私が)メンドクサイ動物である所以ですが、
自己満足が利己主義を突き詰めても、一定以上は得られないということ。
だから、自分のためになりつつ、かつ人のためになるようなことをししたい。

意外と一般的な人たちの本音ってそんなところなのではないでしょうか?
少なくとも、私はそうです。

私は今回勝間さんが書かれた本を読んで、素直に共感することが出来ました。
どうせやるなら楽しくやろう、自分だけ楽しいのもつまらないので
他人にも喜んでもらえるようにしよう。
そのためにも自分は勉強しよう。
そして問題解決者として、他人に役立つよう、
様々な活動をとおして「事象」に対してではなく構造に対して変革の提案を行っていこう!!

これがこの本から私が読み取ったポジティブな勝間メッセージです。
間違ってますか、勝間さん?
読みが浅い?




目次はこんな感じ。



第1章 若い人が暗い国

悲観と楽観

 I 職場の憂鬱
「勉強法ブーム」が示すもの
かなり「やばい」日本のビジネス力
効率のよさと競争力のバランス
上司世代の問題

 II 3つの変化
1 情報の革命
2 「クリエイティブ」の必要性
3 フリーランス志向の高まり

 III 若者たちを明るくしよう

第2章 西原理恵子さんと、最強ワーキングマザー対談
女の人は働いたほうがいい
スカートは、はかない
日本は子どもに冷たい国
「手伝う」って言うな
ひどい会社から逃げよう
私立ならどこでもいい病
おばあちゃんは絶対必要
社員の未婚、社長さんも悩んでます
手に職、大事ですよね
日本は貧困にも冷たい
世界の貧困、何とかなるかも
勉強法、ドーパミンが出るように
もっともっと、子どもにお金を
西原理恵子「勝間さんとわたくし」
※ちなみにこの本の評価で星を一つ少なくしたのは
  本書P69にある西原理恵子氏の写真が原因です。
  意味もなく胸の谷間がモロ見えになっている写真なんか掲載すんな!!
第3章 女性が産める、働ける国へ
無関心なマジョリティ
空気の差別
女性を「こき使う」戦略
少子化対策をいかに仕組み化するか
旧モデルと新モデルのはざまで
家事の負担に関するヒント
家庭をもとうよ
私たちのミッション


第4章 雨宮処凛さんと、脱・ワーキングプア対談
違う世界の話
ノルマで命が奪われる
絶対だれかがキレ始める
中高年の割を食っている
10年後の爆発
現実に向き合えるか
勝てない若者
非正規の均等待遇
国力が単純に下がっている
貧困という絶望
まずは知らしめること

第5章 NYで考えたポスト資本主義
インセンティブ体系の不全
NYの最新風景
グローバリゼーションの行き詰まり
資本家の細分化
社会起業家の挑戦
途上国支援の試行錯誤
私自身の試み

勝間和代の日本を変えよう 15の提言


是非、買って読んで下さい。
そして考えてください。





ああ

2008年10月4日土曜日

ことば

読書をしていると、まるで雷に打たれたかのような衝撃を受けることがあります。
私にとってのそんな一人が寺山修司さんです。

読み始めたのは昨年と、比較的最近なのですが一読してその才能に魅了されました。

その寺山さんが以下のようなことを書いています。

きみは、この日記を書く前に100メートルを全速力で走るべきだった。
ローリングストーンズを100回聞くべきだった。
見知らぬ女の子に話しかけてみるべきだった。
「あしたのジョー」の10年後を想像するべきだった。
ぼくは、「生きる」などということを10行くらいで書いて悩むような軽薄さを好まない。


自分がブログでグダグダ考えを吐き出す前にやるべきことはなんだろう?

2008年10月3日金曜日

映画『崖の上のポニョ』を観た


最近、映画三昧です。
昨日シリアスものを見たので、
今日は楽しくいきたいなと思い
これまでずっと封印してきた
『ポニョ』を観てきました。

この映画は日本アニメ会の巨匠
宮崎駿監督の作った作品の中で
一番エポックメーキングな作品となることでしょう。

正直、この作品は私の評価を越えています。

宮崎監督もおっしゃっているようですが、
おそらくこの作品が彼の最後の
作品になるのではないか?
そう予感させられる作品でした。



さて、ここから先は語りのトーンを変えていこう。
あくまで私自身のつぶやきとして、この作品の感想を述べる。
ネタバレもちょびっとあるので、見てない人はここから先は読むべからず。


まず最初に、宮崎駿は本当の天才だと思う。
そして、この作品は本当にスゴイ。
なぜなら、この作品には宮崎駿という一人の人間が
表現したかった妄想が200%詰め込まれているからだ。
その妄想の弾け具合は観るものを突き放し、一切の解釈を寄せ付けない・・・。
あくまでこれは俺の人生だ。
お前らと関係あってもなくても俺は気にしないと言っているようだ。

映画を観るものと作品との唯一のつながりは、可愛らしいキャラクターと
優しい感じの絵コンテだけだ。だがこの作品の性質上、これでいいのだと思う。
観るものは勝手に自分のノスタルジーに浸れるのだから。


この映画、トーンは『となりのトトロ』と似ていなくもない。
しかし決定的な違いがある。
一番の違いは、日常ではありえないファンタジーなキャラクターが出てきたとしても、
トトロにはメイがお母さんに逢いたくて家を飛び出して迷子になったりと、
我々パンピーとの接点を持たせてくれるようなプロットや映画の山場が存在した。
しかし、ポニョには観る者とストーリーを繋ぐ接点が殆どないのだ。
少なくても私には皆無であった・・・。
ただ前述のごとく、接点はなくてもノスタルジックになれる瞬間がある。
小さい時って、たしかに自然がこう見えたりもしたっけな・・・とか。


ポニョの公式サイトによると、この話のストーリーはこんな感じだ。
=======================================================
どんな時代であれ、5歳の少年から見た 世界は美しく生きるに値する。

2008年夏、日本だけでなく世界の人々が自信を失い、経済政策の行き詰まり、
食糧や原油価格の高騰、地球の温暖化問題など、解決の糸口さえ見つけられず、
不安を抱きながら漫然と生きている現代。まさに“神経症と不安の時代”、
この作品の企画を書いた宮崎駿は、まもなくこのような時代がやってくることを
予見していたかのように本作品を作りました。

崖の上の一軒家に住む5歳の少年宗介は、ある日、クラゲに乗って家出した
さかなの子ポニョに出会います。アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたポニョを、
宗介が助けることから物語が始まります。
「ぼくが守ってあげるからね」と宗介。そんな宗介のことを好きになったポニョが、
人間になりたいと願ったため、海の世界は混乱に陥り、
人間の町に大洪水を引き起こすことになるのです。

この作品は、少年と少女、愛と責任、海と生命——神経症と不安の時代に、
宮崎駿がためらわずに描く「母と子」の物語です。

=======================================================

要は、人魚姫の宮崎駿版ということだ。
そして、この宗介という可愛らしい少年こそが、宮崎駿そのものなのだ。
そう、この作品は宮崎駿が叶えたかった夢そのものなのだ。
だから、我々・・・というか私との接点を持ち得ない作品なのだ。

思うに、宮崎駿は5~15歳の感受性を保ち続けたまま大人になった人なのだろう。
そして、これは私の完全な妄想であるが、幼少の頃に「少女」というキーワードで
何かしらのトラウマを背負った人なのではないか?
そして、トラウマとして永遠に失われた少女を、その作品全体を通して
求め・探し続けているひとなのではないのだろうか?

改めて宮崎作品を観なおして見ると、主人公は殆どが少女である。
そしてその少女は、突然空から降ってきたり、戸惑ったり、苦悩したり、
さらわれたりと色々な苦労をする。
だが、大抵最後に少女は一回りも二回りも頼もしくなって
みんな(宮崎駿)のもとに帰ってくるのだ。
ラピュタ、ナウシカしかり。魔女の宅急便や耳をすませばなんかもそうだ。
宮崎アニメを観るものは、その辺に若者の成長とか、愛や勇気を見て感動する。
これまで私もたくさん感動させてもらった。

しかし、ポニョはちょっと違う。
人面魚のポニョが、愛する少年、宗介に逢いたいがために、
町一つを水没させるのだ。そして、子供の感性でその描写を見ると、
ポニョは怪物に見えるし、荒波に飲み込まれた人たちは皆死んじゃったように見える。
但し、ポニョだけが「女の子になって戻ってきた」のだ。
更には、愛する少年の下に戻る過程で行われたオイタは、大いなる母の愛によって許される。
そして最後に二人は結ばれて終わる・・・ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、魚のポーニョ♪。

これまで、少女が宮崎駿扮する少年のもとに戻ってくる際、
少女は儀式として何らかの問題を乗り越えたり、何かを失わなければならなかった。
ポイントは女の子が失って、世界は失われないことにある。
しかし、今回はそこが逆転していて世界は失われるがポニョは得るだけだ。
※一応、魔法の力を失うようだが、そこは描写されず。要は本質とは関係がないのだ。

ポニョは全てが許されているのだ。
自分が困難を乗り越えるのではなく、周りに困難を及ぼしながら
荒波のうえを嬉々として走ってくるのだ!!周りの人間は大迷惑さ・・・。
でも、ポニョは許されている。ポニョは祝福されているのだ!!

なぜなら、愛する宗介(駿)のもとへ向かっているから・・・。
世界が滅びても、私の愛する少女が帰って来ればそれでいい・・・。
逆に言えば、私の愛する少女が帰ってこないような世界は海に沈んでしまえ、である。

宮崎駿の天才性と狂気全開。
平野啓一郎の言葉を使えば、「宮崎駿の決壊」である。

こんな作品、いままでジブリアニメにあったか?
たぶんなかったよね?


今回、宮崎駿は全てから解放されて、自分の思いをときはなち
自分に向けてポニョが帰って来るようにした。
CGを一切使わず、全てを絵コンテにして・・・。
柔らかく、そして優しく、時に残酷に・・・。
そう、この作品で宮崎駿は失われた何かを取り戻したのだ
人生の総仕上げなのだ。究極の自己満足なのだ。
でもそれでいいのだ、と私は考える。

そんな作品が宮崎駿にとって傑作でないわけがなかろう。
たぶん鑑賞者の評価などは二の次なのだ。
本人的には「知ったことか」と思ってるのではないだろうか?

私はこの作品を観て宮崎駿という人間の類まれなる才能と狂気を読み取った。

ちなみに私の座席の前に座っていた少年が「この映画怖いよー」と怯えていた。
そりゃそうさ。ある人間の人生総仕上げが、ガキにわかるものか。
絵がいくら可愛くたって、話の本質は前述の意味で恐ろしいのである。
宮崎駿は「こどもが喜ぶ作品にしたかった」とどこかで言っていたような気がするが、
たぶんそれは本心の1%くらいだろう。商売人としてのセールストークではないのか?
宗介、リサ、耕一と、5歳の子供が親を呼び捨てにする家庭が中心のストーリーが
本当に子供が喜ぶなんて思うわけないでしょ?
もしかして、宮崎駿は少女というより家庭、それも母親にトラウマでもあるのではないか?
んん。ブログかいててそんな気がしてきた。
映画の最後に、聖母マリアのようなポニョの母が出てきて宗介に、
「ポニョがもともと人間じゃなくても一緒に入れますか」みたいな事を言っていたが、
これって、宮崎駿に対する、母なるもののからの懇願なのではないか?
「昔は非常に屈折した(人面魚)愛でした。ようやく人としての愛を与えられそうですが、
貴方は許してくれますか、そんな世界を」と言うふうに聞こえてならない。
こんな解釈をする私は人格崩壊してるのかもしれないが、これが正直な感想だ。


見る人の人生や、おかれている環境によって賛否両論のコメントが出てきて当然の作品である。
その他、面白かった、とか、話の意味がわからん、などと言うコメントもあるだろう。
皆、金払って娯楽目的で鑑賞するわけだから、色んなコメントがあっていいと思う。
でも個人的にはそんなの無意味さ、と私のこころは囁く。
この映画はそういうコメントを受け付ける地平線には存在しないと思っている。

集大成として自分の妄想や思いを多少支離滅裂かもしれないが
全てブチまけた映画。それがポニョだと思う。

だから、私の評価を超えているんだ。


参考までにGoogleのブログで「ポニョ」というキーワードをいれて
この映画のコメントを探してみた。適当に貼り付けてみる。

http://www.ne.jp/asahi/nob/co/tamaki/topc52.htm
http://minicoxmorico.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-a4da.html
http://d.hatena.ne.jp/t_yano/20081002/1222976416
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fb6c.html


(10月4日に若干感想を付け加えました)

ペイ・フォワード

最近、自分の仕事に価値を見出せず、グダグダの精神状態で仕事をしていました。

それを見透かすかのように、今いる職場のボスが外出帰りに電話で
「今忙しくないなら××まで出ておいで」と声がけをしてくださった。

なんだろうと思って出かけてみると、喫茶店に案内され
延々と30分くらいにわたって本気で叱られました。

叱られた内容に対しては「おっしゃるとおりで、返す言葉がありません・・・」という感じなんですけど、
なんというかな・・・今年60で、かつ私が勤める大組織の
いわゆるトップマネジメントの一人であられる方が、
わざわざ下から数えた方が早い職級の馬鹿社員をわざわざ外に呼び出して
指導してくださるということに、ほんと感謝の気持ちでいっぱいになった。
と同時に今の自分が最大級に情けなくなった・・・。


私は普段から最高級の尊敬をこめてこの人を「ボス」って呼んでいるんですが、
そのボスが今日も私を外に呼び出された。
「またお叱りをうけるのかなぁ」と戦々恐々としていたのですが、
本日は仕事に対する心構えや、今やっているビジネスの世界動向など、
非常に参考になる話だけでした。

あまりに恐れ多かったので、喫茶店からの帰り道に冗談交じりに以下のようなことを聞いてみた。

「なんでボスは、私みたいな担当にそこまで気を使って指導してくださるんですか?」
「私は何をしたらボスに、その好意を返せますか?」

ボス、照れくさそうに曰く
「これが社員教育さ。俺に好意を返そうと思うなら、学んだことを、是非、君の下の人間、
次の世代に対してに対して教えてあげてくれよ」と。

ある人間から頂戴した好意をその人間に対して返すだけでは、好意のサイクルは閉じてしまう。
我がボスのような行動をペイ・フォワードというのだろう。

今日は、社会人をやっていて忘れがたい一日でした。
さて、自分はどうやったら次の世代に対してボスからもらった好意を伝えることができるだろう?

2008年10月2日木曜日

映画『イントゥ・ザ・ワイルド』を観た



本日、映画『イントゥ・ザ・ワイルド』を
観てきました。

評価:★★★★★

私にとっては素晴らしい映画でした。






主演のエミール・ハーシュさんは今年の
アカデミー賞主演男優賞候補になってもおかしくないと思いました。
この人の主演する作品は初めて観ましたが、若かりし頃のレオナルド・ディカプリオと
リバー・フェニックスに似ている演技派のイケメン俳優です。

よくよくオフィシャルHPを見ると、作品自体がアカデミー賞ノミネートで、そのほか
助演男優賞候補としてハル・ホルブルックというひとがノミネートされていました。
※この人の演技も素晴らしかった・・・ノミネートに納得です。


私はこの作品を実際に観るまでは、予告から
「馬鹿なエリート大学生が、左翼思想よろしく現実逃避で自然と戯れ、最後は死んじゃう」
御馬鹿シリアスストーリーだと想像していました。

でも違いました・・・御馬鹿は私のほうでした(爆)。

話はそんな単純なものではなく、自分の人生を引き受けるために、
自分がいる場所を自分の場所として再認識するために、
敢えて過酷な自然と向き合う決意をした主人公の壮絶な生き様を描いた話です。

主人公は家庭に複雑な事情を抱えて、小さいときからずっと苦悩しています。
納得がいかないと思いつつ親に対する義務感から大学を優秀な成績で卒業しますが、
卒業(諸々の義務からの解放)と同時に、義務感からではなく己の自由意志で
自分を引き受けるために一大決心をして、荒々しい自然の中に立ち向かっていくわけです。
自然と向き合う中で出会う人間たちや、自然そのものとのやり取りを通して主人公は
自分を自分として引き受けていく。そして最後に、自分に課した目標である「アラスカ越え」の
途中で”自然の罠”によってその生を終えてしまいます。
しかし、その最後は決して後悔に溢れたものではなく、様々なことがらへの感謝に溢れている。
道半ばにして倒れてしまうが、それでも自分は自分の人生を生ききった、という充実感に包まれ
短い人生を終える姿に私は非常に心打たれました。

文句なしの傑作です。


ところで、この映画を観ていて色々感じるところがあったのですが、
それは何かと言うと・・・
「もしかして、厳しくはあれどWildという名の自然の方が、
ある意味で人間には優しいのではないか?」

「いまの社会、ひいては人間が作った文明というのはそこで生きる人たちに
自然以上の厳しい人工的な荒地の役割をはたしてしまってはいないだろうか」?

ということです。


一般的に人類は自然の中で生き延びるために文明を作り上げて
人間が生きやすい人工的な場所をこの世界に作ったはずです。
ですが、この人工的に作られて場所は時がたつにつれて、ある意味では人間にとって生き辛い、
その中で生き延びなければならない自然以上に過酷な環境と化してしまったのではないでしょうか?

だからこそ主人公のクリスは、自分を自分として引き受けられる安全な場所としての
過酷な大自然を選んだと思えて仕方がありませんでした。


映画の最後に、この話の元になった実在の方の写真が出てきます。
亡くなったバスの前で撮られたその写真には、
「自分は自分を取り戻した。自分はこれで自分の置かれている環境を・
人間関係を引き受けることができる。俺は勝利したのだ!!」とでもいうような
力に満ち溢れた顔が映っていました。

その顔が今でも私の頭から離れません・・・。

2008年9月28日日曜日

平野啓一郎の最新作『決壊』を読んだ

私の書籍購入としてはいつ以来になるでしょう・・・。
ほんと数年ぶりにハードカバーの小説を購入しました。

それが今回紹介する平野啓一郎さん著の『決壊』(上・下2巻)です。
800ページくらいある長編小説ですが、
昨日の夜24時くらいに読み始めたら止まらなくなり、
朝の8時くらいまでかけて一気に読み終えました。

評価:★★★★★

ここ数年で読んだ小説の中で一番読み応えのある小説でした。
私自身、平野さんの著書はデュー作と2作目しか読んでいませんでしたが、
先日ウェブ人間論を再読してまた急に興味が湧いていたところにこの小説です。
改めて平野啓一郎と言う作家はスゴイと思いました。
難しい、というか私にとっては意味不明な著作もありましたが、
やっぱり天才だったんですね。

私がこの作品を素晴らしい、というか完璧と思った理由は幾つかあります。

まず1つ目。
小説のテーマが社会と接点のあるものであるときに、
小説の枠を越えて社会に大して本気でメッセージを投げかけるには
どのようなストーリー展開が必要なのかを意識して書かれている点。

私自身、小説が小説という枠を越えて社会に問いかけを行うときには、
小説が持っている予定調和的なストーリーでは絶対駄目だと思っていました。
「結局は、もしくは所詮は小説の中の話だろ」という印象を読み手に与えて話が終わっては、
届けるべきメッセージが届かないと思います。
そのような小説としては、届けたいメッセージが、読み手にエンターテイメントとして消費されて
終わってしまうと思うからです。

ふつうなら陥るであろう予定調和を最後に持ってこない展開にしたところが、
この作品が、すくなくとも私には、そのメッセージを届けることに成功した理由です。



次に2つ目。
この小説には、普段人間が意識しない道徳や常識の起源を(ニーチェ的には道徳の系譜)、
芸術家特有の感性のナイフにより抉り出して読者に突きつける点です。

私にとって、この作品はドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』や
ニーチェの哲学につながるような思想的問題を、著者なりの解釈で問い直したような小説です。
競争社会におけるストレス、格差、学校でのいじめ、不登校、人が持つ二面性の問題、など
現代社会が抱えている問題を織り交ぜながら、思想的問題を読み手に問いただしていく
アプローチは非常に上手く書けています。

現代は様々な情報が溢れているため、昔のように同じ体験や情報を共有したりすることにより
醸成される共同価値観というものが急速に失われているような気がします。
※ある意味、ウェブ時代の人間は特にこのような状況に晒されているのかもしれません。

そのような世界において人が行き着く先は、現状の社会を成り立たせているシステムの
思想的な見直しだったりするのではないでしょうか。そしてそこにその社会の持つ道徳の
欺瞞性を見抜くことでしょう。そこを小説家の想像力で生々しいまでに描いたのが
この作品の魅力だと私は考えます。


最後に3つ目。
先の2つとも関係してきますが、ひとえにこの作品が私にとって非常にリアルであること。
もうこれについては「読んでみて!!」としかいいようがありません。


おまけで、欠点を1つ。
この本、ページをめくり続けていると手が真っ黒になります。
全体が黒インクまみれの装丁(パット見はオシャレ)であるため、
ページをめくると手にインクがついて、本体の真っ白い部分に
指紋がペタペタついてしまった・・・。



結び。
上記に「読んでみて!!」と書きましたが、この本を読んで読み手は
一切救われなくなる気分になると思います。
道徳的な方は読んでいて気分が悪くなるかもしれません。

ニーチェの哲学が問いかける以下の質問や回答に耐えられますか?
耐えられるのであれば、読んで見てください。


問い:なぜ人を殺してはいけないのか?

答え:この問いには答えがない。

ニーチェの究極解:
重罰になる可能性をも考慮に入れて、どうしても殺したければ、やむを得ない。
※究極的にはそうすべきだ、という思想がニーチェである。
  自分がいつ死んでも良いと思っているものに対しては、いかなる倫理も無力です。
  自分の生の肯定こそが倫理性の基盤であって、その逆ではないというのがニーチェの主張。


以下は、YouTubeに掲載されている、著者本人が語る本書についてのメッセージ
http://jp.youtube.com/watch?v=xIFG2KF8zj0



Amazonからの購入はこちら。







2008年9月26日金曜日

聖書と私

本棚をあさっていたら、聖書がでてきた・・・。
私は高校時代を私立のキリスト教系の高校で過ごした。
そこでは毎朝、礼拝を行ってから授業が始まる。

キリスト教系の高校だけあって、
礼拝では毎日先生がかわりばんこに聖書の一節読み上げ
賛美歌を歌い、祈祷をしてから授業が始まる。

私自身まじめに礼拝は受けていなかったが、
朝の貴重な時間を無駄に過ごすのもいやだったので、
神話としての聖書を読む時間にしていた。
おかげで高校を卒業するまでの間に聖書を読破することも出来た。

聖書の中の神様を信じることは出来なかったが、
キリスト教という世界を垣間見ることも出来たし、
欧米圏はその文学的・哲学的ルーツにキリスト教が深くかかわっていることも
なんとなく実感できた。

それなにり聖書には人間関係において
原理・原則ともよべるような話が書いてあるのだ。

もう覚えていないが高校生なりに色々と感じるところがあったのだろう。
読み返してみるとあちこちに線が引いてあり、自分が納得できないところには
「神の意図が不明。聖書の時間に牧師と勝負!!」なんていう馬鹿な書き込みがあったりする。


こういう経験が今にして思えば自分を形作ってたのかなぁ、なんて思ったりしている。

聖書の中で私が好きだった「コヘレトの言葉」の以下の箇所に線が引いてある。
懐かしくなったので以下に引用する。
皆さんも自分のルーツが分からなくなりそうになったときは、
息抜きに以下の言葉を思い出してみてはいかがだろうか?


聖書 コヘレトの言葉(伝道の書) 12.1-2より

"青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。
 苦しみの日々がこないうちに。
 「年を重ねることに喜びはない」と言う年齢にならないうちに。
 太陽が闇に変わらないうちに。
 月や星の光がうせないうちに。
 雨の後にまた雲が戻ってこないうちに。"


日常の忙しさにかまけて、自分を自分たらしめている
コア(核)を忘れないようにしたいものだ。

2008年9月25日木曜日

佐々木俊尚さんの『ブログ論壇の誕生』を読んだ

今日はこの間の連休中に読んだ本をご紹介しようと思います。
その本が、佐々木俊尚さんの近著『ブログ論壇の誕生』です。

本当は佐々木さんの『グーグル 既存のビジネスを破壊する』を買いたかったのですが、
あいにく品切れだったため、店頭に並んでいたこちらの作品を買って、その日のうちに読みました。

佐々木さん、流石はジャーナリストだけに、ブログ界隈の光と闇の部分を
一定の距離から冷静にまとめてくれています。

いわゆる知識人と呼ばれる人たちの独壇場であった「論壇」が、
雪崩を打つような激しい勢いでインターネットの世界へと、要はブログ論壇へと
移行し始めている、というのがこの本の結論です。
そして、その潮流を説明すべく、具体的な例をいくつも取り上げながら
ブログ論壇の特徴を分析しています。

私自身、ブログを書いていますし、結構他人のブログも読むほうなので
とりたてて目新しいところはありませんでしたが、ブログ論壇というネーミングセンスと
ブログ論壇の全体像を的確に表現しているので、一読の価値はあると思います。

目次構成はこんな感じです。

はじめに―ブログ論壇とは何か
1部 ブログ論壇はマスコミを揺さぶる
 第1章 毎日新聞低俗記事事件
 第2章 あらたにす
 第3章 ウィキペディア

2部 ブログ論壇は政治を動かす
 第4章 チベット問題で激突するウヨとサヨ
 第5章 「小沢の走狗」となったニコニコ動画
 第6章 志位和夫の国会質問
 第7章 阿部の窮地に暗躍した広告ロボット

3部 ブログ論壇は格差社会に苦悩する
 第8章 辛抱を説く段階への猛反発
 第9章 トリアージ
 第10章 承認という問題
 第11章 ケータイが生み出す新たなネット論壇世界

4部 ブログ論壇はどこへ向かうのか
 第12章 『JJ』モデルブログ
 第13章 光市「1.5人」発言―ブログの言論責任は誰にあるのか
 第14章 青少年ネット規制法
 第15章 「ブログ限界論」を超えて

おわりに
あとがき
特別付録/佐々木俊尚が選んだ著名ブロガーリスト










おまけ特典
以下は佐々木さんが選んだ著名ブロガーのサイト


404 Blog Not Found 
【A面】犬にかぶらせろ!
Ad Innovator
anti-monosの新メディア論
ARTIFACT-人工事実-
B3 Annex
benli
bewaad dinstitute@kasumigaseki
blog.bulknews.net
B-log Cabin TP
Blog vs. Media時評
Chikirinの日記
DESIGN IT! w/LOVE
earthhopper
esaka takeru's memo
FIFTH EDITION
fladdict
FPN-新規事業とイノベーションを考えるビジネスニュースコミュニティ-
f/x ITメディア・タンク
GIGAZINE
Going My Way
GoodPic.com
Graphic Wizard's Lair
Heartlogic
huixingの日記
H-Yamaguchi.net
isologuejkondoの日記
Joi Ito's Web-JP
KAGAYA.COM /Thinking Note
Kokepiの日記
Life is beautiful
Log the Endless World
◆mediologiccom/weblog←サイト見つからず・・・
[mi]みたいもん!
MIYADAI.com Blog
muse-A-muse 2nd
My Life Between Silicon Valley and Japan
[N]ネタフル
naoyaのはてなダイアリー
NC-15
Nothing ventured,nothing gained.
Ohnoblog 2
On Off and Beyond
Parsleyの「添え物は添え物らしく」
PASONA TECH あすなろBLOG
pikarrrのブログ
POLAR BEAR BLOG
R30::マーケティング社会時評
Rauru Blog
reponの日記
s@s
suadd blog
TechCrunch Japanese
teruyastarはかく語りき
Thirのはてな日記
TOBYO開発ブログ
tokuriki.com
Webコンサル屋始末帳
Web屋のネタ帳
ZEROBASE BLOG
愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記
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◆竹橋発
◆誰も通らない裏道
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◆賃貸を面白くするためのメルクマール 新館
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◆木偶の妄言
◆ニセモノの良心
◆『日常生活を愛する人は?』-某弁護士日記
◆猫を償うに猫をもってせよ
◆博士の独り言
◆ハコフグマン
◆濱野智史の「情報環境研究ノート」
◆売文日誌
◆パンダマンさんの「凶悪犯罪増加の誤解を解くページ」
◆漂流する身体
◆ひろゆき日記@オープンSNS
◆備忘録ことのはインフォーマル
◆瓶治郎の現代詩
◆風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
◆古川亨ブログ
◆ブログヘラルド
◆分裂勘違い君劇場
◆ホームページを作る人のネタ帳
◆増井俊之の「界面潮流」
◆ミッドナイト・ホームレス・ブルー
◆未来のいつか
◆メディア社会論備忘録
◆メディア・パブ
◆[モ] Modern Syntax
◆モジモジ君の日記。みたいな
◆元検弁護士のつぶやき
◆(元)登校拒否系
◆湯川鶴章のIT潮流
◆酔うぞの遠めがね
◆世に倦む日日
◆レジデント初期研修用資料
◆私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
◆渡辺聡・情報化社会の航海図

スンマセン、追加分はリンクつける前に力尽きた・・・。

【追記】
上記リストのうち、私が自分のRSSに登録していたり、
一度のぞいて知っていたブログの数は半分くらいでした。
今回、書籍からリストを転記してリンクを貼る作業をやっていて気づいたのですが、
ブログのホストがhatena系のものがかなり多い・・・。

別にブログのホストが同じだからといって
ブログの中身が一致するとは限らないが、
それでもちょっと情報のソースに偏りあったりするのかねぇ、
なんて思ってしまう。

この本のテーマ自体、じつは意外と偏ったブログソースで
作られてたりするのかな?

わかるひといたら是非コメントを頂けませんか?
教えを請いたいと思います。

よろしくお願いします。